もう後戻りはできない
外部充電が可能な電動パワートレインをリニューアルした、ボルボのミドルクラスSUV「XC60リチャージプラグインハイブリッドT6 AWD」に試乗。モーターの出力向上やバッテリーの強化によって、その走りはどう変わった?
気がつけば日本でも主力に
ここ数年、路上でボルボを見る機会がグンと増えていると感じているのは、きっと私だけではないだろう。2018年に導入されたコンパクトSUVの「XC40」が人気となり、輸入車のモデル別ランキングでは、「40シリーズ」がボルボの最量販モデルとして2018年は6位、翌2019年には7位と健闘。2020年も8位とベスト10内にとどまっているが、ボルボの最量販モデルの座は同年にラインナップの変更を行った「60シリーズ」が受け継ぎ、同年のランキングが6位、2021年には4位と大躍進。40シリーズも9位に入り、どうりで新車のボルボが目立つわけだ。
なかでも人気がミッドサイズSUVのXC60なのだが、そのXC60のプラグインハイブリッドモデルが電気モーターとバッテリー性能を大幅に向上し、日本でも2022年1月に販売がスタートした。
2017年10月に「XC60 T8ツインエンジンAWDインスクリプション」として導入された当初は、最高出力317PS(233kW)の2リッター直4直噴ターボ+スーパーチャージャーとCISG(Crank Integrated Starter Generator)、リアに同87PS(65kW)の電気モーターを組み合わせたパワーユニットと、容量11.6kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載。EV走行距離は40.9kmを達成した。
これに対して、最新モデルの「XC60リチャージプラグインハイブリッドT6 AWDインスクリプション」は、最高出力253PS(186kW)の2リッター直4直噴ターボとCISG、リアに同145PS(107kW)の電気モーター、容量18.8kWhのリチウムイオンバッテリーという組み合わせになり、EV走行距離は従来の約2倍となる81kmに延びているのだ。...