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感情を失った“繁殖引退犬”を保護して1ヵ月後…激変した姿に1093万再生「涙が止まりません」「幸せになって」

画像提供@second.peace.0707
人と暮らしていたはずの犬が「何も期待していない目」をしていた衝撃
「ラスクは『繁殖引退犬』として別団体さんにレスキューされた子です。大型犬をたくさん飼育している我が家でなら心を開きやすいのではと預かりましたが、はじめは人はおろか、ほかの犬たちとも交流しようとしませんでした」
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(画像提供@second.peace.0707)
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「うちに来た当初のラスクは、触られても、声をかけられても無反応で、人との関わり方を知らないような子でしたね。私は普段、外の世界で生きてきた『野犬』をメインにレスキューしているのですが、人と暮らしたことがない野犬たちは、当たり前ですが最初から人を受け入れようとはしません。でも、そんな野犬たちと同じ『人に対して何も期待していない目』を、人と暮らしていたはずのラクスがしていたんです」
――動画を見た人から寄せられた声で、印象に残ったものはありましたか?
「『人間大好き前提のゴールデンレトリバーがこんなことになるなんて』というコメントに、全てが詰まっているように思いました。一般的にゴールデンレトリバーは、人が大好きで、誰にでも尻尾を振ってくれる、食いしん坊な子といったイメージが強いと思うんです」
――愛嬌があって、社交的な印象ですよね。
「しかし保護犬としてやってきたラスクは、そのどれにも当てはまりませんでした。人を怖がり、誰のことも受け入れず、与えられた餌も食べない…。今までの暮らしがどんなものだったかは想像するしかありませんが、きっとイメージとかけ離れた姿になってしまうほど、過酷な日々だったのだと思います」
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(画像提供@second.peace.0707)
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「人が怖いと思っている子に、『怒る』という行為は逆効果だということは意識しています。もちろん人と生きていくためのルールや、やって良いこと、悪いことを教えてあげることも大事ですが、まずは人を好きになってもらうことを第一に。『人は優しい』『人といると楽しい』『人を信じてみたい』…そう思ってもらえるように、最初のうちは害のない生き物になってひたすらお世話に励むようにしています(笑)」
固定化された「犬種」のイメージではなく、犬自身を理解して上げることが大切
「『あの犬種は賢い』『この犬種は大人しい』など、人は犬に固定化されたイメージを抱きがちで、そうした偏った印象で『だから飼いたい』と考える人が多くいます。しかし、人に個性や感情があるように、犬にもそれぞれ個性や感情がある。『犬種』として見るのではなく、その子の性格をしっかりと理解し、人と犬がお互いに気持ちよく過ごせることが理想だと感じています」
――確かに、私もゴールデンレトリバーに固定化されたイメージを抱いていました。
「多くの人が『ゴールデンレトリバーは明るい、人懐っこい』という固定観念を抱いているからこそ、動画に映ったラスクの表情や姿に衝撃を受けるんでしょうね。犬たちの全てを決めるのは飼い主です。もともとの性格もありますが、環境や育て方によってその性質は大きく変わります。躾や犬の問題行動で悩んでいる方は、一度立ち止まって『どうしてこの子はこれをするんだろう?』と向き合うことから始めてみて欲しいと思います」
【動画】感情を失った“繁殖引退犬”、保護から1ヵ月後の姿にSNS涙
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