無糖チューハイ市場が急拡大 キリン『氷結(R)無糖』がけん引するトレンド
※1:商品名に「無糖」を掲げるチューハイを「無糖チューハイ」と定義
※2:「無糖チューハイ」飲用経験者の6割(調査概要はP3に記載)
※3:Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料
※4:「氷結(R)無糖」シリーズ2023年年間出荷実績
※5:出典「日経POS情報 日経収集店舗 チューハイ分類のうち商品名に「無糖」を含むもの(全国 年次 2020年〜2024年)」
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[図1]チューハイ内「無糖チューハイ」販売容量シェア 2020年の4.1%に対し、2024年は24.3%と約6倍に増加
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[図2]「無糖チューハイ」のアイテム数(種類) 「氷結?無糖」が発売された2020年の42種類から、2024年は219種類と約5倍に増加
※6:「とても増えた」「やや増えた」の計
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[図3]最近の「無糖チューハイ」飲用頻度の増減
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[図4]【年代別】最近の「無糖チューハイ」飲用頻度の増減(SA)
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[図5]最近の「無糖チューハイ」飲用頻度増加の理由【全体】〈「無糖チューハイ」飲用頻度増加者を対象〉※全体の値を基準に降順並び替え
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[図6]食事に合わせやすいお酒【全体】
[図7]「無糖チューハイ」の飲用シーン【全体】 ※全体の値を基準に降順並べ替え
7割以上が「無糖チューハイ」は「流行していると思う」 特に女性は7.5割以上が流行りを実感
※7:「とてもそう思う」「ややそう思う」の計
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[図8]「無糖チューハイ」は最近流行していると思うか
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[図9]【性別】無糖チューハイ」は最近流行していると思うか
2杯目以降に飲まれるお酒「無糖チューハイ」は「ビール」と「ハイボール」を上回る2位にランクイン
また1杯目にいずれかビール類(「ビール」「発泡酒」「第三のビール」)を飲用する方に限定しても、「無糖のチューハイ(商品名に無糖が入っている)」(30.1%)は、ハイボール(4位:26.1%)より上位の3位となり、飲酒の中盤以降の定番の一つとして「無糖チューハイ」が選択されていることが判明しました[図11]。
その理由は「スッキリしていて飲みやすい」「さっぱりしたい」といった味に関する意見だけでなく、「罪悪感が少ない」といった無糖であることを支持する意見や「二杯目からは食事と共に楽しむので」といった食事との相性の良さに関する意見が挙がりました。
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[図10]2杯目以降に飲まれるお酒【全体】 ※全体の値を基準に降順並べ替え
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[図11]2杯目以降に飲まれるお酒※1杯目にいずれかビール類を飲用の値を基準に降順並べ替え
社会トレンド観点で捉える、「無糖チューハイ」が人気の理由
”新定番”となった「無糖チューハイ」、愛飲者それぞれの”推し”が自分に寄り添う、身近な存在に。
■”新定番”となった「無糖チューハイ」は、多彩なフレーバーが発売されており、その中から愛飲者それぞれの”推し”があったり、また“推し”がありつつも他のフレーバーを時々試し、シーンや気分に応じて楽しんでいるという雰囲気が感じられます。
■そもそも”推し”は気分をアゲたい時や、逆に疲れていたりする時など、自分に寄り添っていて欲しい、身近にあって欲しい存在。「無糖チューハイ」の推しも、それぞれの生活や一日の大事な時間である食事シーンに寄り添ってくれる存在だと感じているのではないでしょうか。
■7割以上の人が「無糖チューハイが流行していると感じている」ことも、既に”新定番”になったことを物語っていると思います。特に女性で「流行している」 ことを実感する人が多いという結果が出ていますが、女性は飲食関連をSNSに投稿する人が多いため、SNSの閲覧や投稿で「無糖チューハイ」そのものや料理とあわせた”推し”を目にする機会が増えたことも影響しているのではないでしょうか。
調査方法:インターネットリサーチ 調査期間:2024年10月23日(水)〜10月24日(木)
調査対象:全国の20〜60代の「無糖チューハイ」飲用経験者(「無糖チューハイ」を「月に1日未満」以上飲用)