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照英、韓国ロケ先で現地バラエティ観て爆笑「言葉はわからなくても面白い!」 『世界頂グルメ』で食レポ流儀も明かす【オリコン ライターズ】
韓国料理店の“オモニ”に「すごくチャーミングで思わずハグをしちゃいました(笑)」
学生時代には一食に三合もの白飯を食べていたというほど、食べることが大好きであるという。今回、地元メシリポーターとしてオファーがきたときの率直な感想をきくと「それはもうありがたかったですし、嬉しかったですね」と、腹から声を出しながら続ける。
「まだ食べたことのない料理を、本場で堪能できるなんて、幸せの何ものでもないですからね。どんな料理が出てくるのか楽しみでしたし、とにかく好奇心を掻き立てられました」
今回韓国とギリシャの二ヶ国を訪問。どちらも印象的だったが、韓国で過ごした時間は格別だったと振り返る。
「私が訪れた時期が日本でいうところの山菜が旬なシーズンだったので、ポムナムルという山菜のあえものを食べさせてもらいました。青菜なのですが、少し苦みのある独特の味はクセになるんです。それ以外にもたくさん美味しいものをいただいたのですが、最も印象に残ったことは料理ではなく、とあるお店で出会ったオモニ(=「お母さん」の意)。初対面なのにすごく優しくて、なんか実家の母や祖母に会っているような安らぎをくれて。すごくチャーミングで思わずハグをしちゃいました(笑)。グルメだけでなく、こういった人との出会いも生まれる番組なので、そういう部分もぜひ注目していただきたいです」
韓国は美容大国としても知られているが、今回のロケでそういった料理も口にし、効果を実感したという。
「韓国人の肌がきれいなことの要因の一つは発酵食品だと確信しました。今回のロケでは、白菜キムチやタコキムチ、イカキムチ、ニラキムチなどさまざまな発酵食品をいただきましたが、韓国に滞在している期間だけ、肌はもちろん、体内がきれいになったように感じました。あれは本当にすごかったです」
海外ロケの真のお楽しみは「ホテルに戻ってから」“照英流”海外ロケの醍醐味
「じつは食べることを楽しんでいるだけで、食レポという感覚があまりないんです。というのも僕が下手くそな食レポをするより、出てきたものを食べてその感想を素直に語るほうがいいかなって。美味しいものはちゃんと『美味しい!』って。逆に、ワニやカエル、昆虫などの珍味でも、実際に食べてみたらめちゃくちゃ美味しかったりすることもあるじゃないですか。事前に情報を知らないほうが自然なりアクションができますし、リアリティがあっていいんじゃないかなって。だから食レポの際に意識していることを強いてあげるなら、料理に対して自然体、素直に味わうということでしょうか。
僕はこの番組で”いい人、いい酒、いいグルメ”という言葉を大切にしているんです。なんか出会いがあって、そこでお酒や食を通じ、さらに人と距離が近くなって、その土地の文化も知ることができる。この瞬間が、幸せでたまらないんですよ。僕自身がこのロケをいかに楽しんでいるかは、番組を通じては画面から伝わると思います(笑)」
楽しそうに話す姿は、仕事というよりも旅行のお土産話という風情。現地で過ごした時間がいかに素敵であったかが如実に伝わってくる。感じたことをそのまま伝えると「わあ〜! そうおっしゃっていただけるとすごく嬉しいです!」と、子どものように破顔する。
「これだけで今回のロケがいかに楽しかったかが伝わるなら、番組を観ていただけたらもっとわかると思います!早く視聴者のみなさんにも見ていただきたいです!」
ここで急きょ、韓国ロケスタッフからのタレコミ情報が披露された。照英は日中のロケを終えるとコンビニでビールを買い、部屋でバラエティ番組を観て爆笑していたそう。スタッフが「韓国語わかるんですか?」と聞くと、「言葉はわからなくても面白い!」と言っていたという。何とも不思議な(?)出来事に対して水をむけると、照英は「誰から聞いたんですかー(笑)」と驚きつつも「じつはこれ、ビールのおかげです」と満面の笑みを浮かべながら続ける。
「ビールは僕にとっては魔法のドリンク。仕事柄、昔から海外ロケに行く機会が多く、現地でのロケ後、ホテルでお酒を飲んでくつろぐことが何よりの楽しみなんです。もともとワインや日本酒、焼酎などが好きだったのですが、国によってはこれらのお酒がないところもありました。でもビールだけは地球上のどこへ行ってもあるんです。裏を返せば、ビールを好きになれば地球のどこへ行ってもくつろげることに気づいて、飲み続けるうちに大好きになりました。
仕事のあと、ホテルへ戻ってからいつも5本くらい飲みますが、全然酔わない。でもあの安堵感に包まれたほわんとした時間がすごく幸せなんですよね。だから今回、言葉がわからない韓国の番組を観ていても、ニュアンスが伝わるだけで楽しくなって笑っちゃったんだと思います。あ、今回は韓国でしたが、フランスやメキシコなど、飲酒が許されている国ならどこでも大笑いしながら観ていると思います(笑)」
今日の『ライターズ!』の感想について聞くと、顔をくしゃっとさせながら「めちゃくちゃ楽しかったです!」と話す。
「たくさんお話をさせていただき、番組の魅力が伝わっているといいなと思いますが、一番は『世界頂グルメ』を観ていただくこと。みなさん、地球は本当に広いです。地球上にはまだ見ぬグルメがたくさんあります。そんな貴重なグルメを私が体当たりで紹介させていただいています。ガイドブックには載ってない場所やお店、グルメがたくさん出てきますので、ぜひご覧になっていただきたいです。そしてもし気になる国や料理が見つかったら、ぜひ現地に足を運んでいただきたいです。地元の空気や住人、文化に触れながら食べる”頂グルメ”は格別ですから!」
「今日も美味しいビールも飲めそうですね」というと、「はい! 『ライターズ!』の収録での、楽しかった気持ちを肴(さかな)にしながら飲ませていただきます!」と言いつつ、最後までパラフルな笑顔を見せてくれた、かと思いきやカメラの回っていないところでは「逆に(番組的に)大丈夫でしたか?」と、今にも泣きそうな表情で撮れ高を気に掛ける。
照英は、元気で明るいだけではない。優しさや気遣いも持ち合わせた最高の「地元メシリポーター」だった。
(取材・文/キャプテン・オオサワ)
※取材の模様は、19日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 日曜深1:25)でもご覧いただけます。
日本テレビ系/毎週水曜(後10:00)
今世界ではどんな人が、どんな飯を、どんな思いで食べているのか。異国で愛される一番うまい地元メシ=”世界頂グルメ”と定義し、世界中で大捜索する。食文化を入口として、その国を知り、食の力で世界とつながるという番組。ハライチの二人と佐藤栞里がMCを務め、番組内で「地元メシリポーター」と呼ばれる個性豊かな海外ロケリポーター陣が、世界の至るところで食文化に触れる。
https://www.ntv.co.jp/sekaiitadakigourmet/(外部サイト)