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舞台は “ウェブトゥーン業界”、韓国で好評を博した“お仕事ドラマ”が見放題配信に 

 昨夏、韓国で話題を呼んだドラマ『今日のウェブトゥーン』の見放題配信が始まり、早くも「元気がもらえる」「共感できる」「素晴らしい」と国内でも称賛の声が寄せられている。本作は、韓国発の縦読みデジタル漫画“ウェブトゥーン”業界を舞台に、新米編集者たちの葛藤と成長を描くヒューマンドラマだ。主演は、確かな演技力と高い好感度を誇る人気俳優、キム・セジョンとナム・ユンス。今秋、働くすべての人に観てほしい注目作『今日のウェブトゥーン』、その見どころと魅力を紹介する。

▼『今日のウェブトゥーン』公式サイト
https://culture-pub.jp/lp/webtoon/

【あらすじ】配属されたウェブトゥーン編集部が1年で廃部の危機? 社会の荒波にもまれ奮闘する新米編集者

 スマホの小さな画面でもリッチな読書体験ができることから、発祥の地・韓国で、社会現象を巻き起こすほど大流行している縦読みのデジタル漫画“ウェブトゥーン”。『梨泰院クラス』『女神降臨』など、世界的大ヒットとなった作品も数多く生み出し、今やK-POPとともに世界中から熱い注目を集めるKカルチャーの筆頭となっている。

 そんな韓国のトレンド業界にフォーカスした『今日のウェブトゥーン』の原作は、松田奈緒子作『重版出来!』(小学館)。原作の良さはそのままに、舞台を紙媒体の“週刊コミック誌”編集部から、韓国が生んだ新たな漫画文化であるデジタル漫画“ウェブトゥーン”編集部へとチェンジし、新米編集者のオン・マウム(キム・セジョン)とク・ジュニョン(ナム・ユンス)の成長を描く。
  • オン・マウム(キム・セジョン)

    契約社員として働く新米編集者、オン・マウム(キム・セジョン)/『今日のウェブトゥーン』より(C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

  • ク・ジュニョン(ナム・ユンス)

    エリートコースを歩んできた新米編集者、ク・ジュニョン(ナム・ユンス)/『今日のウェブトゥーン』より(C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

 ヒロインのマウムは、元柔道選手。韓国代表になるほどの実力がありながらも、ケガをきっかけに選手の道を断念し、柔道でつらいときに心の支えになっていた漫画の世界で生きていこうと大手IT企業NEON社の求人募集に応募。一度は不合格になるも、編集長からその情熱を買われ、憧れのウェブトゥーン編集部に契約社員として採用される。

 一方、NEON社に正規採用されたジュニョンは、IQが高く、エリートコースを歩んできた自負から、社内の花形部署ではないウェブトゥーン編集部に配属されたことに不満がいっぱい。そんな正反対の2人は入社早々、仕事の厳しさに直面する。

マウムとジュニョン

正反対のマウムとジュニョン。ストーリーを重ねるごとに変化する2人の関係にも注目!/『今日のウェブトゥーン』より(C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

 アナログからデジタル時代への変化に戸惑うベテラン作家、人気者であるがゆえに孤独を抱える美人作家、トラウマを抱える新人作家など一筋縄ではいかない個性的な漫画家たちと、作品の配信を心待ちにする読者との間に挟まれ、悩み、泣き、駆けずり回る日々が続く。

 しかも、社内には、業績が伸び悩むウェブトゥーン部を廃部させるべく動く人物が…。編集部に残された期限はあと1年。編集長や副編集長、先輩編集者たちとともに、マウムとジュニョンは業績を上げ、未来を変えることができるのか? ピュアな2人の関係は…? ウェブトゥーン部の存続をかけた戦いが始まる。

見どころ(1)舞台も俳優陣も、韓国の最旬が凝縮

マウムと副編集長のソク・ジヒョン(チェ・ダニエル)

マウムと副編集長のソク・ジヒョン(チェ・ダニエル)/『今日のウェブトゥーン』より(C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

 スマホをはじめ、デジタル機器に特化した漫画として世界を席巻、熱い注目を浴びているウェブトゥーンだが、その業界に焦点を当てたドラマは少ない。それゆえ、本作の最大の見どころは、ウェブトゥーンの制作現場のリアルな日常が知れることだろう。さらにコメント投稿やSNSでの拡散など、デジタル社会を反映したエピソードがふんだんに盛り込まれているのも、IT先進国の韓国ドラマならではの楽しみだ。

 韓国カルチャーの旬に触れられるという意味では、物語に彩りを添える劇中歌(OST)も見逃せない。韓国ドラマはOSTが充実し、欠かせない要素となっているのが特徴だからだ。本作でもTWICEのジヒョや人気ラッパーのLayoneをはじめ、大物アーティストや人気アーティストが参加し、ストーリーを盛り上げ、説得力を加えるK-POPを披露している。

 さらに特筆すべきは、新米編集者を演じる2人の俳優だ。マウムを演じるのは、アクションファンタジー『悪霊狩猟団:カウンターズ』で悪霊感知能力とサイコメトリー能力を持つクールな女性を演じ、その演技力とキラリと光る個性で注目を集めたキム・セジョン。続くラブコメ『社内お見合い』で、明るくて可愛い頑張り屋さんを演じ、女優としてさらなるステップアップを果たした彼女が、ヒロインに抜擢された本作では、持ち前の根性と明るさでがむしゃらに進む、愛らしい女性を熱演。前作までの印象とは一転、元柔道選手を思わせる体型や身のこなし、歩き方も見どころ。

オン・マウム演じるキム・セジョン

本作で新たな魅力をみせた人気女性俳優キム・セジョン/『今日のウェブトゥーン』より(C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

 ジュニョンを演じるのは、ロマンス時代劇『恋慕』の切ない演技で視聴者を虜にしたナム・ユンス。本作では、自分の能力を活かせない環境に思い悩むも、マウムのまっすぐな心に触れ、働くとはどういうことなのか、その本質に気づき、社会人として成長していく青年を好演している。エリート人生を歩んできたかのようにみえる過去に隠された真実や、編集部の廃部を目論む本部長に翻弄されながらも、一つひとつの経験を通して、回を重ねるごとに変化していくその表情にぜひ注目してほしい。

右/ク・ジュニョン演じるナム・ユンス

右/ク・ジュニョン演じるナム・ユンス。存続が危ぶまれるウェブトゥーン部に配属となり、不満だらけのジュニョンだったが…/『今日のウェブトゥーン』より(C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

見どころ(2)“全ての頑張る人に見てほしい”物語と名言

 失敗して落ち込んでも立ち上がり、夢に向かって成長する姿に励まされ、癒される本作には、職種は違っても、働く全ての人たちの支えになるエピソードと名言が数多く登場する。

 その筆頭は、マウムの「未来は変えられる。だから人生は意味深い」という言葉だ。契約社員から正社員へのステップアップを目指すマウムだが、どんなに奮闘しても、1年後には編集部は廃部になってしまうかもしれない。それでもマウムは「不確かな未来を恐れて消極的になるなんて私のキャラじゃない」と、常に全力で仕事に向かう。だからこそ、彼女はどんな状態においてもいつも輝いている。マウムを贔屓しているのではないかと言われた編集長が「何事にも全力で取り組むからかわいがるしかない」と答えるシーンがあるが、マウムの奮闘ぶりを見守ってきた視聴者にとって、その編集長の言葉は深くうなずけるとともに、胸に重く響くことだろう。

キム・セジョンの笑顔と名台詞に注目!

常に全力で仕事に向き合うマウム。その笑顔と名言に注目!/『今日のウェブトゥーン』より(C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

 一方で、1年後に廃部になるなら頑張る意味はどこにあるのか? と思い悩むのがジュニョンだ。そんな彼に編集長は、漫画のセリフを用いて、「逃げた先に楽園はない」と告げ、「全力で打ち込めば次のステージが見える」とアドバイスする。
  • 副編集長ソク・ジヒョン(チェ?ダニエル)

    マウムたちを温かく見守る副編集長ソク・ジヒョン(チェ・ダニエル)/『今日のウェブトゥーン』より(C)SBS (C)Naoko Mazda/Shogakukan

 マウムの教育係であり、マウムとジュニョンを常に温かく細やかな視線で見守っている副編集長の言葉にもじっくり耳を傾けてほしい。2人の話を親身に聞き、「たった1回で挫折なんかするな」「自分で答えを見つけてこそ成長するんだ。結果がどうあれな」など、時に厳しく、適切なアドバイスを与え続ける副編集長は、「理想の上司」と視聴者から絶賛を浴びた。

 本作は、デジタル技術の発展をベースに登場したウェブトゥーン編集部の日常を描いているが、物語の要諦は人間関係にある。物語を生み出す漫画家の苦悩やそれを支える編集者の葛藤、考え方の違う同僚との衝突や、時折上司が見せる何気ない優しさ。そこここに描かれるエピソードは、デジタル社会の先頭を走っているといわれる韓国のビジネスシーンを舞台に、人が人と仕事することの醍醐味を存分に見せてくれる。働くことが楽しくなるヒントがいっぱいのヒューマンドラマに、笑って泣いて、明日の活力を養ってほしい。
【INFORMATION】
『今日のウェブトゥーン』
<見放題配信>
アジアプレミアム、FOD、ひかりTV、hulu、Lemino、J:COMオンデマンド、milpulus、Prime Video、TELASA、U-NEXT、Videomarket
※ひかりTV・Lemino/配信11月1日(水)〜

<DVD>
vol.1〜16レンタル中
DVD-BOX1・2・3発売中
発売元:PLAN Kエンタテインメント
レンタル販売元:PLAN Kエンタテインメント
セル販売元:アシスト
▼「今日のウェブトゥーン」DVD-BOX1購入先】
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C67XF952?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_1A82Z6D7FVFVC9JJR3G4_1
▼【『今日のウェブトゥーン』公式サイト】
https://culture-pub.jp/lp/webtoon/
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原作/松田奈緒子「重版出来!」(小学館刊)
(C)SBS
(C)Naoko Mazda/Shogakukan

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