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遠藤さくら“乃木坂46のエース”を語る 中核担う“4期”としてメンバーの背中押す存在に「みんなの前ではもう泣かない」【インタビュー後編】
新センターの井上和は「かっこいい」 そんな後輩を“支えたい”遠藤の思い
遠藤達成感が強いですね。やっぱりみんなそれぞれ不安な気持ちを持って挑んでいたツアーだったので、走り切れたことがすごくうれしくて、やりきったなという思いです。
――最終日は、キャプテンの梅澤美波さんと、5期生でセンターの井上和さんの涙もありました。先輩・後輩の覚悟を感じられたんじゃないかと思いますが、4期生としてはどういう思いで見ていましたか。
遠藤なんてすてきなメンバーと一緒にステージに立てているんだろうっていう誇らしい気持ちになりました。3期生の先輩たちがいたから今年の全国ツアーを回れたし、グループの先頭を走ってくれて、どんなことも受け入れてくれて、すごい尊敬の気持ちがより強くなりました。5期生たちは、後輩ではあるけどものすごく頼りになるので、そんな姿を間近で見られたことがすごくうれしかった。4期生という真ん中の期として、より先輩・後輩の支えになりたいと強く思いました。
――全国ツアーを座長として回った新センターの井上さんには、自分と照らし合わせることもあったのでしょうか?
遠藤自分と重ねて思うことはあります。でも、和ちゃんは、私が初めてセンターに立ってた時よりできることも断然多いし、見ていてかっこいい。自分とはまた全然違った子だなとは思っていたんですけど、でもやっぱりセンターとしてグループを背負う気持ちとか、ライブで真ん中に立つ気持ちとか、そういう気持ちは少なくとも理解はしてあげられるので、遠くから見守りつつ、声をかけてあげるようにしていました。
遠藤それこそ、いろんなメディアに出てグループを広めてくれている山下(美月)さんとか、グループのために先陣を切ってる梅澤さんとか、乃木坂46の真ん中に立ってくれているかっきーとか、そんなグループを引っ張っているメンバーを見て、すてきなエースだなと思います。
――遠藤さんご自身はどんな存在だと思いますか。
遠藤これまで2回センターに立ってみて思うのは、私は引っ張るのが向いてないんです。だから今回のツアーの時のように、先輩の支えだったり、後輩の支えだったり、同期の支えだったり、そうやって背中を押してあげる方が自分には合ってるんじゃないかなって考えるようになってから楽しめる自分がいたんです。だから、これからも頑張るみんなの支えになれるような人になりたいなとずっと思ってます。
――でも、そうやってメンバーを支えていることも、グループを引っ張るということの一つなんじゃないでしょうか。
遠藤そうですかね…。ありがとうございます(照笑)。
――最後に『可憐』を楽しみにしている読者にメッセージをお願いします。
遠藤自分でも見たことがない表情がたくさんあって、すごい自然体なカットも多いので、こんなさくちゃん知らなかったという写真がいっぱいあると思いますし、あんまり私のこと知らないよっていう人にも、いろんな表情を持ってるんだなって思ってもらえると思うので、たくさんの方に届いてほしいです!
2001年10月3日生まれ、愛知県出身。2018年坂道合同オーディションに合格し、乃木坂46・4期生となる。2019年に24thシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」で初センターに抜てき。2021年には27thシングル「ごめんねFingers crossed」で2度目のセンターを務めるなど、エースメンバーとして活躍。2020年に雑誌『non-no』専属モデルに就任し、2023年にはFODオリジナルドラマ『トラックガール』で主演を務めるなど、表現の幅を広げている。