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「支えてくれる人と密になれる場所が必要」 俳優・前田公輝がファンとのつながりを大切にする理由
「ファミリーのような距離感でいたい」 リアルイベントでファンとたっぷり交遊
「ファンの方を置いていかない、というか、僕との距離を近く感じてほしいんですよね。サロン名になっている“fan-ily”は、fanとfamilyの造語で、ファンの方とファミリーのような距離感でいたいという想いを込めました。みんなで一緒に、という気持ちを大切にしています」
「オンラインサロンで前田さんの印象が変わった」というファンの方も多いそうだが、自身のオンラインサロンに入るメリットについては「前向きになれること」と前田は胸を張る。
「僕は人とのコミュニケーションのなかで『相手を縛らないこと』をもっとも意識しています。『そのままでいいよ』みたいな。だからこそ、fan-ilyでは、そのままの自分を好きでいるための言葉を伝えたい。『今のスタイルで大丈夫。でも、+αするともっといいかも!』ということを感じてもらえる場所になっていると思います」
前田自身もこれまでの人生でしんどいと感じることはあったが、それがあったからこそより幸せを感じられたと振り返る。
「サロンでは、そういったポジティブさ伝えたいし、そんな前田公輝の素の部分を感じられるファンクラブになっているんじゃないかな。前向きになりたい人におすすめです(笑)」
トークイベントに前田は浴衣姿で登場。ファンの方に喜んでもらうために、私物の浴衣を持ち込んで自分で着付けをしたのだとか。月1で開催しているサロンライブ配信を観覧するという形のイベントとあって、会場に来られないファンの方に向けてリアルタイム配信も実施された。
出演ドラマの裏話も飛び出した質問コーナーやゲームコーナーなど、ファンの方とたっぷりと交遊を楽しみ、イベントは終了。アットホームな雰囲気と距離感の近さが大いに感じられる時間となった。「最終的には、fan-ilyのみんなと何か一緒にもの作りができたらいいですね」と前田も満足した様子だった。
「素の自分をさらけ出せる場所」 オンラインサロンでの密なつながりは必要不可欠なもの
「特に大きかったのは、やっぱり『ちむどんどん』。僕を知ってくださる方の年齢層もグッと広がりました。この間も九州でロケだったんですけど、みなさん『ちむどんどん』を観てくださっていて。僕の演じた智が姉妹に大恋愛をする役だったので、『大変な役だったね』って親戚みたいな感じで言ってもらいました(笑)」
甥っ子がかわいくて仕方がなく、最近は父性が抑えきれなくなっているという前田。そのため、今後は新米パパ役なども演じてみたいと意欲を明かす。
「別にあえて自分から何かを教えるわけじゃないですけど、世代的にもそういう立場になってきているのかなと感じるところがあって。ドラマ『君の花になる』で演じた池谷もそうですけど、先生役のような誰かを支えたり救ったりする役は、もっと何か可能性があるのかなと思っています」
Netflixなどの配信系の作品によって、日本のコンテンツが国際的にも注目され始めていることに対しては、希望が広がると感じているし、自分もぜひ挑戦してみたいと考えているという。
「(『HiGH&LOW』シリーズで演じた)轟の影響もあって、オンラインサロンも海外の方々が増えていて、インドや韓国の方も応援してくださっているんですね。そうやってどんどん広がっていければいいなと思うんで、世界の方に見ていただける経験は大事にしたいですね」
大きな変化を遂げた1年だったが、そんななかでオンラインサロンは「素の自分をさらけ出せる場所」としてとても大切なものとなった。
「オンラインサロンでは完全に素です。轟で僕を認知してくれた人とかはクールなイメージで入ってくるだろうから、絶対的なギャップを楽しんでもらえると思います。fan-ilyのみんなのコメントを読むのが本当に楽しくて、ちょっと時間ができたらいつも読んでいます。エゴサの前に、まずはこっち(笑)。毎日読んで毎日活力をもらっています」
ほかのファンクラブやオンラインサロンとの差別化を図るために、基本的には毎日更新をしたいと当初から考えていたとか。
「今はもう単純にみんなとコミュニケーションができるのが楽しくて、普通に毎日更新しています。何か思いついたときも、真っ先にfan-ilyに『これってどう思う?』って聞きたいんですよ。そうやって僕を支えてくれる人と密になれる場所が今の自分には必要なんです」
前田自身がファンからのコメントにリアクションをすることも多く、入った瞬間につながりを感じられるのがfan-ilyの特色だ。
「僕ともつながれるし、ファン同士でつながれる場所でもあるのかなと思っています。初めての方は不安もあると思うけど、怖がらなくて大丈夫。入会してすぐにコメントを書いてくれる方も全然いるので、きっとコミュニティの広がりみたいなものを感じてもらえる場所になっているんじゃないかなと思います」
最後に、オンラインサロンで今後やってみたいことについて聞いてみた。
「オンラインサロンも仕事も2023年は未来のための準備期間。まずはこの1年でいろいろアイデアを練って種をまいて、それが2024年に一気に芽を出して花が咲くような、そのための1年にできればと思っています」