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最後の1期生・秋元真夏が語る乃木坂46の“プライド”「すごく負けず嫌い」

最後の1期生卒業も乃木坂46は永遠に「不滅」

――結成して、なかなか思うようにいかないこともあったそうですが、そんな中でもグループの“根源”としてあったものはなんでしょうか。

秋元みんなおしとやかに見えて、心の奥にはすごく負けず嫌いな部分を持っていると思います。その負けず嫌いがメンバー同士に向くんじゃなくて、私たちは乃木坂46として戦うんだぞっていうプライドにつながるところが、いいところだと思っています。

歌番組とかに出るときもお互いに褒めあったり、新しい衣装を着たときも「めっちゃ私たちいいよね」「みんなかわいいよね」って言い合ったり、みんなで自信をつけてステージに上がる感じが1期生から後輩の代になっても続いてきているんです。

――1期生の背中を見て、後輩たちも同じ思いを共有してきたんですね。

秋元徐々に出させてもらえる歌番組が増えたり、「乃木坂46」という名前を街で見かける回数が増えたりするたびに、もっといろんな人・いろんな世代に知ってもらわなきゃいけないという向上心はメンバー一人ひとりが持っていて。1期生が卒業していく中で、その状態を途絶えさせちゃいけないと後輩たち自身が感じてくれていだんだと思います。
――そんな乃木坂46としてのプライドをメンバーが持っている限り、秋元さんが卒業しても“乃木坂46”は永遠になくなったりすることはない?

秋元そうですね、不滅です(笑)

――ありがとうございます。最後に、“ぶりっ子”キャラなどグループで最も“アイドルらしい”と呼ばれることも多い秋元さんですが、今後どのような一面を見せていきたいですか。

秋元今29歳になって、徐々にちょっとずつ変わってきてるような気はするんですが、ふざけてあざといことやるのも好きだし、でも年相応の考え方もできるようになりたいなって思いもあるので、このまま自分の変化に任せたいと思います。

卒業するとファンの方に直接会えるイベントが減ってしまうと思うので、そうなっても、テレビをつけたら「真夏また出てる」って思ってもらえるように、いつでも見られる人になれるように頑張りたいです。そして、見て安心する人になりたいですね。
◆インタビューVol.1では、グループの思い出とともに、アイドルとして最後の写真集へのこだわりや込めた思いを聞いた。

卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』(幻冬舎)

秋元が乃木坂46に在籍した11年半の感謝の気持ちを込め、かなえたいことを詰め込んだ一冊。メインとなる撮り下ろしは、ヒット祈願で2回も登った富士山周辺での“卒業旅行”へ。そのほかにも、自身のリクエストで実現した後輩たちとの撮影&対談や、秋元にとって大切な「制服のマネキン」にインスパイアされた撮影も行われた。

秋元は1993年8月20日生まれ。2011年8月、同グループ1期生オーディションに合格するも学業のため活動休止、翌12年10月から復帰した。同年12月にリリースした4thシングル「制服のマネキン」で選抜入り。その後、全てのシングルで選抜入りしている。19年9月に桜井玲香からキャプテンを引き継いだ。

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