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次に見たい最新韓国ドラマ!チョン・ヘイン×三池崇史監督!?ジャンルの幅がとどまることを知らない韓ドラ3選【ハングクTIMES Vol.84】

ハングクTIMES
K-POP、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。現地の最新トレンドや話題のドラマ・俳優、グルメ・ファッション・コスメなど…“今”気になる韓国情報をお届けします!
こんにちは。韓ドラ大好きライターのなかまるです。今月は、チョン・ヘインと三池崇史監督がタッグを組んだ超不気味バイオレンスドラマから、日本の漫画リメイク、警察と消防のお仕事ドラマなど、韓国ドラマの幅の広さを実感するラインナップ『今日のウェブトゥーン』『コネクト』『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』を紹介します。多岐にわたるので、好みの作品に出会えるかもしれません!ぜひ探してみてくださいね。

Pick1『今日のウェブトゥーン』

【あらすじ】
日本で人気を博したドラマ『重版出来!』の韓国リメイク作品。15年間柔道選手として生きてきたオン・マウムは、ウェブ漫画の大ファン。ケガを理由に柔道から離れアルバイト生活を送っていたが、ひょんなことをきっかけにウェブ漫画の編集者として働くことに…。右も左もわからないなか、新人編集者として成長していく物語。

韓国ウェブ漫画業界ならではの面が見れたり、オリジナルに忠実なエピソードも違って見えたりと、オリジナルである『重版出来!』を見たことのあるかたも楽しめるはず!

【見どころ】
主人公のオン・マウムを演じるのは、『社内お見合い』での好演が記憶に新しいキム・セジョン。主演が発表された時、「ピッタリ!」と思った人も多いのではないでしょうか?明るく何事も真っ直ぐに向かっていく姿は清々しく、見ているこちらもつい応援したくなってしまうほど。
競争の厳しいウェブ漫画の編集部では、ドタバタ事件が多発。長年柔道の一線で活躍してきた努力家だからこそ、どんなハプニングが起こっても熱く行動できるマウム。初めての上司や同僚、担当の漫画家と作品作りに熱血的に勤しむ姿に、パワーがもらえます。

マウムと同じタイミングで入社した、同期の新入社員ク・ジュンヨンを演じるのは、『恋慕』でとにかく献身的で優しくヒロインを支えた役を演じ人気を集めた、ナム・ユンス。切ない恋模様を見せた役でしたが、今作では果たして幸せな姿は見れるのか…。注目してみてほしいです。
ジュンヨンは、自他ともに一番優秀だと認める新入社員として入社するも、配属先は会社で足を引っ張っていると噂のお荷物部署、NEONウェブ漫画編集部。漫画にも興味がなく、不満がタラタラのまま働き始めたけれど、だんだんとマウムの熱量や編集部のみんなの漫画にかける想いに飲み込まれていきます。『恋慕』では見られなかったような、ちょっと太々しいナム・ユンスも必見です。

また、マウムたちと同じ編集部の副編集長ソク・ジヒョンをチェ・ダニエルが演じています。陰ながらマウムを支えてくれる、優秀で優しい上司なのですが、ちょっぴりお茶目なところがあって、視聴者の心をくすぐってきます。果たして副編集長にもラブラインは訪れるのでしょうか…。(笑)
登場するウェブ漫画家たちも個性豊かで面白い!『ヴィンチェンツォ』で対外安保情報部員のアンくんを演じたイム・チョルスが、マウムの大好きな漫画の著者だったり、売れっ子イケメン漫画家をアイドルグループHighlightのソン・ドンウンが演じていたりと、ほかの俳優さんたちの演技にもぜひ注目してみてほしいです。
▼作品情報
『今日のウェブトゥーン』Prime Videoにて独占配信中

Pick2『コネクト』

【あらすじ】
『悪の教典』や『神様の言うとおり』など多くの有名なバイオレンス映画を手がけてきた三池崇史監督と韓国ドラマ界がタッグを組む!不気味な世界に包まれた超過激なSFスリラー。
不死身であることを隠して日陰を生きてきたハ・ドンスは、ある日突然、臓器売買組織に誘拐され解体されてしまう。しかし、その特殊な体質からバラバラの部位はシュルシュルとくっつき生き返るではありませんか…。命からがら逃げ出すが、眼だけ置いてきてしまったドンス。するとそれ以来、視界が急に残忍な殺人犯と“コネクト”し、殺害現場や犯人の様子が見えるように。片目を探しながら、犯人と不死身の謎に迫っていく。
【見どころ】
目を背けたくなる衝撃的なシーンが次々と登場するので注意は必要なのですが、1話50分ほどの全6話、続きが気になって中盤から目を覆いながらも一気に駆け抜けて見てしまいます。

主演のハ・ドンス役を務めるのは、『スノードロップ』や『D.P. ?脱走 兵追跡官-』で可愛い国民的年下男子から、感性と強靭さを持ち合わせた深みのある演技派へとイメージを変えた、チョン・ヘイン。
物憂げな表情の演技はもちろん、“化け物”と恐れられる特異な身体の動きもリアルで、作品への没入を誘います。「こんなに可愛いのに痛めつけないで…」と心配になってしまうヴィジュアルも健在です。(笑)

一方で残忍な殺人鬼オ・ジンソプを演じるのは、コ・ギョンピョ。『D.P. ?脱走 兵追跡官-』では、チョン・ヘインの上官役として特別出演し、1話ではパートナー関係でした。今回は、まさかの目玉を共有する二人として再タッグ。
普段はエリートな会社員だけど、死体をアートに見立てて殺人を繰り返している、サイコパス役です。体格が良くクールな雰囲気は、その不気味な裏の顔のオーラをさらに高めてくれます。しゃべり方も特徴的に演じていて低音ボイスと相まって、サイコパスっぷりたるや、もはや悪寒がします…。

また、急に現れドンスを救うミステリアスなイラン役には『キングダム』で王妃役を演じ注目を集め、『調査官ク・ギョンイ』でも謎多き女学生を演じたキム・ヘジュン。さらに今作でも話題を呼びそうです。
▼作品情報
ディズニープラス「スター」にて全6話一挙独占配信中

Pick3『ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム』

【あらすじ】
「ファースト・レスポンダー」とは、災害や事故などの緊急事態に、負傷者に対して救急隊が到着するまでに適切な応急処置を施す消防隊や警察官らのこと。韓国では初となる、そのファースト・レスポンダーの様子を描いたのが本作。一刻を争う熾烈な現場で、警察・医療・消防それぞれの力を合わせて事件を解決していく、熱血お仕事ヒューマンドラマです。

事件の解決能力はずば抜けているのに、問題ばかり起こす刑事チン・ホゲ。左遷されて、テウォン警察署にやってくる。隣の部署であるテウォン消防署には、被害者を助けるためなら炎の中にも飛び込んでいく仕事熱心な消防士のポン・ドジン、温かい心と高い応急処置力を持つ救急隊員のソン・ソルが所属しており、事件が発生すると立場の違う3人が集結。それぞれの強みを生かしながら協力し、不運な人々を救い出していきます。

次から次へと起こる事件や事故にハラハラしてしまいますが、疾走感のある展開にサクサクと見ていけるはず。基本的に1話完結型なので、スッキリして次に進めるのもポイント!
【見どころ】
主人公の刑事チン・ホゲを演じるのはキム・レウォン。『ドクターズ〜恋する気持ち〜』や『黒騎士〜永遠の約束〜』など、ヒロインを守り愛すロマンス作品で活躍。甘くてムーディな雰囲気が魅力ですが、最近では『L.U.C.A.:The Beginning』や映画『デシベル』などで激しいアクションやサスペンスもこなします。
普通の人には思いつかないくらい犯罪心理をつかむのが上手なせいで変人扱いされるホゲも、キム・レウォンが醸し出す親しみやすさで、愛されキャラに。

実はこのドラマの面白いところは、危機的状況なのにもかかわらず一度や二度で簡単には助け出せないという点。確かにリアリティがあるのかもしれませんが、それは天才的なホゲと仲間たちが“助け合うこと”を知っていく様子が描かれているようにも感じます。ホゲが協力することを知って、事件の裏に隠された大きな陰謀をどのように暴いていくのか期待したいです。

火の中にも勇敢に立ち向かい、正義感が強い消防士のポン・ドジン役には『応答せよ 1994』で好青年を演じ、『ゴー・バック夫婦』では20歳にタイムスリップした離婚間近の夫婦を演じたソン・ホジュン。童顔フェイスとお茶目な雰囲気で、ハートフルな役柄がマッチ!
火災現場などは結構スペクタクルに描かれているのですが、煙、炎の特効演出の中で果敢に消化するシーンはとってもかっこいい!なかなか消防士という存在自体が韓国ドラマには出てこないように感じるので、素敵な消防士さんの制服を見るのはこれがチャンスです。(笑)警官服もいいですよね。

そして、患者にいつでも寄り添う心優しい救急隊員のソン・ソルを演じるのは、TWICEのジョンヨンの姉としても知られる、コン・スンヨン。『六龍が飛ぶ』や『不可殺 -永遠を生きる者-』などにも出演。去年新人賞も受賞し、今後の活躍が楽しみな俳優です。
救急隊員は「応急処置をして病院に送り届けるところ」までが職務範囲ですが、つい病院に送り届けたあとも患者のことを心配してしまうソルを、かっこよく、優しく、美しく演じています。

新しく来た無鉄砲だけど心配になってしまう刑事ホゲか、的確な指示を促し炎の中も飛び込んでいく勇敢な消防士のドジンか…ラブラインの行方も気になるところ!

ずっと緊迫しっぱなしというわけではなく、一緒に鍋をつつきながら食事をしたりと彼らのほっこりした日常も癒やしになる作品です。
▼作品情報
ディズニープラス「スター」にて独占配信中
今月のドラマPickはいかがでしたか?作品の色が違って、並走して観ていてもそれぞれインパクトがある3作品をご紹介しました。2022年、最後の月となりましたが、引き続き韓ドラ三昧、楽しんでいきましょうね!素敵な韓ドラでよいお年をお迎えくださいませ!
ライタープロフィール
中丸史華
出版社で書籍の編集者として働いたのち、IT企業にてwebメディアの編集者に。韓国カルチャー好きがこうじて、韓国関連の執筆活動も行なっている。趣味は、渡韓時のスケジュールを細か〜くたてること。生粋の韓ドラオタクで今までの視聴作品は300ほど。インスタグラム【@punnikouri】。

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