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『相棒』水谷豊&寺脇康文、再タッグ実現の理由明かす シリーズ完結への思いも「そろそろ亀山くんに」

『相棒 season21』で再タッグを組む水谷豊、寺脇康文 (C)ORICON NewS inc.

『相棒 season21』で再タッグを組む水谷豊、寺脇康文 (C)ORICON NewS inc.

 2000年にテレビ朝日系土曜ワイド劇場の作品として放送を開始して以来、国民的ドラマへと成長を遂げた『相棒』(毎週水曜 後9:00)。「season21」を迎え、新たな“相棒”となるのは、特番時代からシーズン7まで初代相棒を務めた、寺脇康文演じる亀山薫。寺脇は14年ぶりの帰還となり、水谷豊演じる杉下右京と感動の再会を迎えるかと思いきや、その瞬間は意外なものだったという。そんな再会シーンへの思いや、2人が今シーズンでそろうこととなった理由について聞いた。

「あっけなく会うんだ…」予想を裏切られた“再会” 劇的ではないがゆえに「かつての2人にすぐ戻れた」

――前作では「season20」という節目の作品でしたが、その大台を超えて、何か違った景色は見えましたか?

水谷毎回そうですけど、振り返ることをしないでここまで来ていますからね。実は亀山くんの前に7人(特命係を)辞めているんですけど、今回亀山くんがカムバックということで、一番長く相棒をしてくれた亀山くんが再び戻って来てくれたということがまず僕にとっては大変なことで、僕はずっとこの日を待っていました。

――14年ぶりとなった水谷さんと寺脇さんのタッグ。右京さんと薫さんの再会のシーンが撮影でも最初のシーンとなったそうですが、お二人はどんな心境だったのでしょうか。

水谷最初台本を読むときに、さてさてどんな再会をするんだろうと思っていたんですけど、あっけなく会うんだ…って(笑)。でもこの“あっけなさ”に相棒であった2人の関係性がにじみ出ているなと。逆に劇的にしないぶん、かつての2人にすぐ戻れました。我々にとっては本当に楽しい出会いをさせてもらったなと思っていますね。

寺脇お互い照れる時間もなく…(笑)。台本が来る前は、それぞれ別々で行動していたのが、最後に合流するのかなと思っていたんですけど、ものすごい予想を裏切られて。でも、だからこそいいんだなと。会うまでが必要じゃなく、会ってから動き出すのが“相棒”なんだと思いました。現場でも14年経ったんだけど、14年間の記憶を持ってタイムスリップしてきたような、そんな感覚でした。

――まさに“薫ちゃん”という再会の仕方でしたね。

寺脇そうですね! 脚本の輿水さんもその辺をわかっていらっしゃるなと思いました。

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