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『相棒』水谷豊&寺脇康文、再タッグ実現の理由明かす シリーズ完結への思いも「そろそろ亀山くんに」
「もう亀山としてはないと思っていた」寺脇が明かす後任“相棒”への思い
寺脇相棒ではあるんだけど、それぞれ人間性が全然違っていていいなと思っていました。僕は卒業のときにもう亀山として(の出演)は無いと思っていましたので、ちょっと優しい目で見ていました。「大変だろ、右京さん。頑張れ!」っていう(笑)。だから仲間意識は強いですね。これから歴代相棒と会う機会があったら、すごく結束していると思うんです(笑)。
水谷一人を敵にしてね、みんなでまとまるつもりなんですよ(笑)
寺脇そうなると思いますよ(笑)
――では、水谷さんは改めて4人の“相棒”をどう見ているのでしょうか。
水谷共通するのは、“か”ではじまって“る”でおわるだけ。あと中身は全然違います。そして、プロデューサーのみなさんもそうなんですけど、『相棒』がもうそろそろ終わりに向かってきたと感じたときは、亀山薫再登場っていうのはイメージにあったんです。だけど、なかなか『相棒』が終わらない(笑)。
――そんな中、ついに寺脇さんが再出演となったのはなぜでしょうか。
水谷いよいよ、いつまでも待っていたら終わらないぞとなったので「そろそろ亀山くんに来てもらいましょう」ということになったんです。そり(反町隆史)も7年やって、もうちょうどいいくらいやってもらって、タイミングがものすごい良かったんです。本当によく来てくださいました!
寺脇よく呼んでくださいました!
水谷常に『相棒』って終わりに向かっているんですよ。ただ終わり方が分からないだけで(笑)。人生よりは先にドラマが終わるはずですけど、まだいつ終わるかは分からないんです(笑)。
――最後に本作を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願い致します。
水谷これはね、視聴者の方も楽しみにしていたと思うんですよ。何と言っても初代の“相棒”ですからね。僕も同じように楽しみにしていたんです。4代目までいて、それぞれ違う“相棒”でしたが、そんな中で最初の“相棒”が戻ってきたっていうのは僕にとって逆に新鮮な気持ち。重ねてきたからこそ、「season21」を迎えられるんだなと思うと、本当にうれしいと思います。
寺脇やっぱりここまで続いてきたっていうのは、豊さんの力で、これだけ長くやってきて、帰ってこれる土壌を、築き上げてくださった。それが帰ってきたときの一番の喜びで、すごい所に帰ってこれたなと言う思いがあります。
水谷やっぱり相棒の現場はいいでしょ?
寺脇本当にいいんですよ。ぜひ、14年ぶりの杉下右京と亀山薫を見ていただきたいですね。
メイク:浅見順子(WEST FURIE)
スタイリスト:斎藤真喜子