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(更新: ORICON NEWS

究極のディズニーファンイベント「D23 Expo」3年ぶりに開催

 ウォルト・ディズニー・スタジオによるライブ・アクション(実写)作品のプレゼンテーションでは、2023年夏に劇場公開を予定している、アカデミー賞受賞のミュージカル・アニメーションの実写版『リトル・マーメイド』、23年に公開される、ディズニーランドの人気アトラクションにインスピレーションを得た『ホーンテッドマンション』、23年にディズニープラスで配信される1953年のクラシックアニメーションの実写版『ピーター・パン&ウェンディ』などの劇場公開または動画配信作品が紹介された。

『リトル・マーメイド』2023年初夏公開

 1991年に公開されたアニメーション『リトル・マーメイド』はディズニー映画の第二黄金期を支え、その歴史の礎を築いてきた作品。主題歌「アンダー・ザ・シー」はアカデミー賞歌曲賞を受賞し、今やディズニー音楽の巨匠として知られる作曲家アラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞した。

 『リトル・マーメイド』の実写化にあたり、アラン・メンケンと、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』など近年のディズニー・アニメーション音楽の中枢を担うリン=マニュエル・ミランダの初タッグが実現。ロブ・マーシャル監督は「新作のために4つの新曲をつくって、映画を新たな方向に開いてくれた」と新たに書き下ろされた楽曲があることを発表した。

 また、「偉大なる故ハワード・アッシュマンによるオリジナルの楽曲の美しさも維持している」とコメントし、ハワード・アッシュマン作詞の名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」をアリエル役の新人女優ハリー・ベイリーがエモーショナルに歌い上げるシークエンスの特別映像が披露された。

 オーディションでハリーを選んだ理由について、監督は「ハリーは感情がとても豊かに溢れているんだ。それでいて喜びに満ちている。闘志にあふれているし、アリエルのようにもっとたくさんのことを望んでいる性格を、彼女も持ち合わせていることが全身からあふれ出ている。カメラ映りも素晴らしいが、それ以上のものがある。彼女の中にあるものが映し出されるんだ」と、彼女にしか演じられないアリエルの新たな魅力を熱弁した。

 ハリーは「この役をもらえた時はもう最高の気持ちだったわ。というか、非現実的な気持ちね。私たちの多くがそうなんだけど、アリエルのキャラクターにはすごく長い間、絆を感じていたから。だから、これは夢だわ、ほっぺたをつねってよ、みたいな瞬間だったわね(笑)」と、役が決まった時の喜びを語っていた。

 同作には、ジョナ・ハウアー・キング(エリック役)、メリッサ・マッカーシー(アースラ役)、ハビエル・バルデム(トリトン王役)、ジェイコブ・トレンブレイ(フランダー役)、オークワフィナ(スカットル役)、ダヴィード・ディグス(セバスチャン役)らも出演する。

『ホーンテッドマンション』2023年公開

 ディズニーランドで働いていた経験があるという監督のジャスティン・シミアン。世界各国のディズニーパークにあるアトラクション「ホーンテッドマンション」に触発された今回の映画は、不思議な屋敷を見つけた母と息子が、霊能力者たちを雇って、屋敷の謎を解いていくというストーリー。

 会場で監督は「実はウィノナ・ライダーが少し出ているんだ。それに、ダニエル・レヴィやハサン・ミナジも。あと、TikTokによると、ジャレッド・レトも出ているらしい」と口にした後、アトラクションに登場する降霊術師マダム・レオタ役で、ホラー映画『ハロウィン』(1978年)でスクリーンデビュー作し、以来、ホラー映画ファンに絶大な人気を誇るジェイミー・リー・カーティスが出演することを発表した。

 同映画には、ロザリオ・ドーソン、オーウェン・ウィルソン、ラキース・スタンフィールド、ティファニー・ハディッシュ、ダニー・デヴィート、チェイス・ディロンらの出演が明らかになっている。

『ピーター・パン&ウェンディ』2023年ディズニープラスで独占配信

 『ピーター・パン&ウェンディ』は、1953年のアニメーション『ピーター・パン』を再考し、ピーター・パンがネバーランドへ連れ出すダーリング家の三姉弟の長女ウェンディによりスポットを当てた新たな物語で実写化。ピーター・パンと、宿敵フック船長の因縁も明らかにする。ネバーランドに住むインディアンの首長の娘タイガー・リリーも登場する。

 プレゼンテーションには、アレクサンダー・モロニー(ピーター・パン役)、エヴァー・アンダーソン(ウェンディ役)、アリッサ・ワパナータック(タイガー・リリー)、ジュード・ロウ(フック船長役)、デヴィッド・ロウリー監督が登壇した。

『ムファサ:ザ・ライオン・キング(原題)』2024年公開

 『ライオン・キング』の前日譚となる『ムファサ:ザ・ライオン・キング(原題)』は、公開は2024年と先だが、バリー・ジェンキンス監督は現在制作中の映像を “sneak peek” (チラ見せ)。ラフィキ、ティモン、プンバァらが、シンバに亡くなった父ムファサはいかにしてプライドランドの動物たちの尊敬と信頼を集める偉大な王となったのか、を語って聞かせる。

『スノー・ホワイト(原題)』2024年公開

 1947年に公開されたアニメーション『白雪姫』の白雪姫は、ディズニーにとっての最初のプリンセス。この古典的な物語を再考し、白雪姫役にレイチェル・ゼグラー、継母の女王役にガル・ガドットを起用して実写化。監督はマーク・ウェッブが務めた。『グレイテスト・ショーマン』、2019年版『アラジン』を手がけ、トニー賞、グラミー賞、アカデミー賞で受賞歴のある作曲家ベンジ・パセックとジャスティン・ポールが新曲を提供している。

 レイチェル・ゼグラーは「白雪姫のことは皆さんご存知だと思いますが、本作はより現代的に描かれています。特に、“最も美しい”ということがどういう意味を持つのか、ということが強調されています。白雪姫にとっては、それは彼女自身を見つけること、自分の中の声を見つけること、そして実行力を見つけることでもあります」と、旧作をトレースしただけの作品ではないことをアピールしていた。ヴィランを演じたガル・ガドットは「世界で最も象徴的な悪役を演じて、とても楽しかった」と撮影を振り返っていた。

『ホーカスポーカス 2』2022年9月30日ディズニープラスで独占配信

 1993年公開の前作『ホーカスポーカス』から引き続き、サンダーソン三姉妹と呼ばれる、悪名高い魔女を演じた、ベット・ミドラー、サラ・ジェシカ・パーカー、キャシー・ナジミーらは、ビデオメッセージで登場。17世紀の姉妹たちが復活した前作から29年が経ち、再び復活した三姉妹はかつて自分たちを縛り首にした牧師の子孫に復讐しようとする。ハロウィーンに沸くセイラムの町を大混乱に陥れようとする魔女たちに、3人の女子高校生――ベッカ(ウィットニー・ピーク)は、親友のイジー(ベリッサ・エスコベド)、キャシー(リリア・バッキンガム)が立ち向かう。監督はアン・フレッチャー。サム・リチャードソン、トニー・ヘイル、ハンナ・ワッディンガムも出演。

『魔法にかけられて2』2022年11月24日ディズニープラスで独占配信

 2Dアニメーションの世界と、現実世界を舞台に繰り広げられるミュージカル・コメディ『魔法にかけられて』(2007年)の15年後を描く。アニメーションの美しいおとぎの国アンダレーシアから現代のマンハッタンへと追放され、離婚弁護士のロバート(パトリック・デンプシー)と結ばれたジゼル(エイミー・アダムス)。そんなジゼルが、ロバートの娘であるモーガン(ガブリエラ・バルダッチノ)と3人でニューヨークの郊外に住み始めるが、新生活でさまざまな困難に直面することに…。果たして、再び、おとぎ話でおなじみの「いつまでも幸せにくらしました(Happily Ever After)」という結末を迎えることができるのか。

 監督はアダム・シャンクマン。音楽は前作に引き続きアラン・メンケンとスティーヴン・シュワルツが担当し、新曲を提供している。

 「D23」会場には、エイミー・アダムス、パトリック・デンプシー、マヤ・ルドルフ、ガブリエラ・バルダッチノ、ジェームズ・マーデン、イディナ・メンゼル、イヴェット・ニコール・ブラウン、ジェイマ・メイズら、メインキャストが勢ぞろいした。

 初の公の場となったガブリエラは「6歳の時に1作目『魔法にかけられて』を見て、ディズニー作品の中でも大好きな作品だったので、本作に参加できたことはまるで夢のようだし、私の人生をかえるような出来事で最高に嬉しいです」とその喜びを表現。今作でヴィランを演じるマヤは、「本当に楽しかったです。1作目の大ファンだったので、参加できたことが信じられない気持ちです。エイミーをいじめるのは簡単なことではないんですよ(笑)。でも一緒に撮影できて楽しかったし、お互いをいじめながら楽しく撮影できて夢のようでした」と、撮影を振り返っていた。

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