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「つながり」から見えてくる『ドクター・ストレンジMoM』の面白さ 関連作品リスト

 今月4日に全米公開に先駆けて日本の劇場で公開された『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。さっそく大きな話題となっている本作は、主人公ドクター・ストレンジ(演:ベネディクト・カンバーバッチ)が初登場した『ドクター・ストレンジ』(2016年)と、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で2021年1月より配信されているマーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』は、必見の作品となっている。

 『スパイダーマン:ノーウェイ・ホーム』(21年)での激戦の後、開いてしまった“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちたパラレルワールドがもたらす、もはやどうすることもできないほどの恐るべき脅威との対決を描き、マーベル史上最も予測不能な展開を見せる本作を、1度の鑑賞で余すところなく、あるいは2度、3度と劇場に足を運び、ディズニープラスと合わせて、時間の許す限り、ずっとMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界を楽しむために、上記2作を含め「つながり」のある関連作品をリストアップした。

『ドクター・ストレンジ』(2016年)ディズニープラスで配信中

主人公ドクター・ストレンジについて知る

 上から目線の天才外科医として多くの命を救い、順風満帆な人生を送っていたドクター・スティーヴン・ストレンジ。ある日、不慮の事故により“神の手”と言われた両腕の自由を失ってしまう。絶望の淵に立つ彼が治療のために訪れたのは、“カマー・タージ”。そこで目にしたのは、見たことがない魔術の数々だった――。至高の魔術師エンシェント・ワンに弟子入りし、持ち前の頭脳でメキメキと魔術師として頭角を現す。ただ、傲慢な性格はなかなか直らず、好奇心を満たすために禁断の魔術を使用してしまう場面も。

 やがて厳しい修行により魔術を習得した彼は、世界を滅亡から救うため“闇の勢力”との戦いに巻き込まれていく。その決戦では、成長した魔術師としての力を発揮し、見事人々を守り抜く。“敵であっても命を奪う事は許さない”という医師としてのプライドを持ち、正義感溢れる姿は新たなヒーローの誕生を世に知らしめた。劇中で展開された多彩な魔術は、〈圧倒的な映像体験〉を実現させただけでなく、MCU の世界の新たな可能性の扉が開かれた瞬間でもあった。

『ワンダヴィジョン』(2021年)ディズニープラスで配信中

『ドクター・ストレンジMoM』につながる“サプライズ”がたくさん!

 本作の重要キャラクターの一人、ワンダ・マキシモフ(演:エリザベス・オルセン)。ヒドラの人体実験で能力を身につけた改造人間だ。テレキネシスとマインドコントロールの能力を持つ超人。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(15年)に敵役で登場するが、一転、ヒーローへ。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16年)でアベンジャーズの分裂が起きた後、ヴィジョン(演:ポール・ベタニー、『エイジ・オブ・ウルトロン』に初登場)と逃走しつつの同棲生活を経て彼への愛を深めていき、相思相愛の関係になって共に隠遁生活を送っていた。

 そんなワンダとヴィジョンが、1960年代のアメリカを想起させるポップでお洒落な洋服に身を包み、郊外の街ウエストビューで夢にまでみた結婚生活を送る――クラシックなシットコム(シチュエーション・コメディー)スタイルで始まる、マーベル・スタジオ初のオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』。

 双子の子どもを授かるなど理想の結婚生活を送っていた2人。笑い声が飛び交う愉快な日々が続くかと思いきや、物語は“急展開”。第4話で『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19年)と物語がつながり、”謎“がむき出しになっていく…。『キャプテン・マーベル』に登場したマーベルの親友の娘・モニカ・ランボー。『マイティ・ソー』のダーシー・ルイス、『アントマン&ワスプ』のジミー・ウーも登場。

 そして、ワンダの悲しい過去も明らかに。幼少期の家族との思い出、ヒドラの人体実験により能力を手に入れたこと、双子の兄ピエトロを失って悲しみに暮れたときに支えてくれたヴィジョンの存在、そして『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(17年)での最愛の人との別れ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後、世界に平和が戻っても自分の大切な人々は戻らない残酷な現実…。つらい過去を経たワンダが、なぜウエストビューで死んだはずのヴィジョンと幸せに暮らしているのか、その悲しい真実が明かされる。『ドクター・ストレンジMoM』につながる“サプライズ”がたくさんちりばめられているので、予習復習どちらにも。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)ディズニープラスで配信中

ストレンジがアイアンマンやスパイダーマンと共闘

 6つすべてを手に入れると、一瞬で全宇宙の生命の半分を滅ぼす無限大の力を得る“インフィニティ・ストーン”。そして、その究極の石を狙う“最凶最悪”の〈ラスボス〉サノスが襲来。“全宇宙の生命の半分を消滅させる”計画を目論むサノスの野望を阻止するため、アイアンマン(トニー・スターク)、スパイダーマン(ピーター・パーカー)らと共に立ち向かうストレンジ。ガーディアンズ、ブラックパンサーたちも集結した戦いの最中も、アイアンマンに上から目線で指示をしたり、スパイダーマンの自己紹介を軽く受け流したりと、”ストレンジらしさ”全開な一方で、仲間を気遣いながらチームワークを駆使し戦う新たな一面ものぞかせ、今後の〈アベンジャーズ〉の中核を担うと感じるほどの存在感を発揮した。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)ディズニープラスで配信中

最強の魔術で〈アベンジャーズ〉を勝利へ導く大活躍!

 最凶最悪の敵“サノス”によって、人類の半分が消し去られ、最強チーム“アベンジャーズ”も崩壊してしまった。はたして失われた35億の人々と仲間を取り戻す方法はあるのか? 大逆転の確率は、1,400万605分の1…。わずかな希望を信じて残された〈アベンジャーズ〉のヒーローたちが奔走。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーたちに残されたのは、最強の絆だけ──。“今はここにいない”仲間のために、最後にして最大の逆襲が始まる。作戦が成功し、復活したストレンジは、最終決戦の場に駆けつける。“勢ぞろい”を前にして「これで全員か?」と、相変わらずの上から目線っぷりも発揮しつつ、押し寄せる津波を魔術で防ぐなど大活躍を魅せ、チームを勝利へと導く一因にもなり、〈アベンジャーズ最強の魔術師〉としての地位を確立した。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)

〈禁断の扉〉を開けてしまう

 ともに世界の危機へと立ち向かった戦友スパイダーマン(ピーター・パーカー)に助けを求められ、「ピーターがスパイダーマンだという記憶を世界から消す」という“禁断の魔術”を行使したストレンジだったが、それによって“マルチバース”と呼ばれる無数のパラレルワールドの扉が開かれてしまう…。若きヒーローのスパイダーマンを気にかけ助言をする姿からは、アイアンマン、キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)が去った〈アベンジャーズ〉の次代のリーダーとしても活躍する姿を期待させた。彼らが下した衝撃の決断により、事態は無事収束したかに見えたが――。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 デジタル好評配信中、ブルーレイ&DVDリリース中(C)2021 Columbia Pictures Industries, Inc. and Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved. MARVEL and all related character names: (C) & TM 2022 MARVEL

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』へ

 『ノー・ウェイ・ホーム』で、禁断の呪文によって、“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちたパラレルワールドの扉を開いてしまったストレンジ。その彼が、新たに出会うのは、“マルチバース”を行き来する特別な能力を持つ少女、アメリカ・チャベス(演:ソーチー・ゴメス)。何もかもが変わりつつある世界を元に戻そうと試みるも、もはやどうすることもできないほどの恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた――そんな中、ストレンジの前に立ちはだかるのは、最凶の魔術を操る邪悪な“もう一人の自分”? そして、アメリカ・チャベスの秘めた能力が物語を大きく左右する。

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