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おたまと格闘するコアラを描いた4コマ漫画に共感「この不意打ち感わかる」「あるあるなのに一向に学ばないやつ」

 コアラのなんでもない日常を描いた、Twitterで人気の4コマ漫画『コアラ絵日記』。おたまを洗おうと水を出したらはね返りで自分がびしょびしょになってしまったり、ちょっとだけ食べるつもりだったかりんとうが止まらなくなってしまったりと、何でもない日常のあるあるを描き共感を得ている。本日17日に書籍も発売となった、作者・ゆあみさんに話を聞いた。

テーマは制作当初から変わらず「自分を慈しみ、できる範囲で自分の周囲も慈しみながら生きていく」

 昨年6月に開設したアカウントも、現在では更新を楽しみにしているフォロワーが約20万人いる。普段身の周りに起こる小さな出来事を、絵日記として描き留めておこうと思ったのが始まりだったという『コアラ絵日記』。1年足らずでここまで人気を集めることとなり、心境の変化などはあるのだろうか。

「世界の動きは激しく、コアラ絵日記を描き始めた当初よりも現在の方が、より不安で悲しく感じる出来事が増えました。ですが、こんな時だからこそ、自分を慈しみ、できる範囲で自分の周囲も慈しみながら生きていくことが大事なのではないかなと思っております。これは、絵日記の始まりからずっと変わらないテーマです」

 起承転結がしっかり表現された構成は「1コマだけでは表しきれない時間の経過やストーリーを、一枚の画面に収めることができれば」という思いでつくられているとのこと。セリフのない漫画ではあるが、誰もが経験する“あるある”が描かれているため、共感もしやすい。あえてセリフが書かれていないのかと思ったが、「どちらかというと具体的なセリフを考えることの方があまり得意ではない気がしていたので、セリフのない作品を作るということ自体は、自分の特性に合っているのかもしれません」と明かした。

書籍化決定「いまだびっくりし続けている」 描きおろしも充実の1冊に

  • KADOKAWAより発売の『コアラ絵日記』

    KADOKAWAより発売の『コアラ絵日記』

 そんなゆあみさんが描き続けてきたコアラの日常が、1冊の本となって17日に発売された。書籍化が決まった際の気持ちを聞いてみると「こんなに沢山の方に見ていただけるようになるとは、といまだにびっくりし続けています。書籍化に関しても、こんなに早く!?と驚く気持ちが消えません。読者の皆さまからいただいた喜びの声やお祝いのお言葉に、本当に勇気づけられています」と、驚きと喜びを語ってくれた。

愛情をもって描かれた作品をまとめた同書。ファンに見てほしいポイントは? 「コアラが絵日記を描き始めたきっかけや、大切なぬいぐるみ“くまちゃん”との出会いなど、Twitterでは描けていなかったエピソードを描きおろすことができたので、ご覧いただけたらなと思います」と、見どころも満載のようだ。

 電子書籍、紙書籍の両方での発売となるそうだが、紙書籍ならではのこだわりも。「“絵日記らしさ”を追求したデザインになっていたり、本編に登場したモチーフがこっそり隠れていたりと、紙書籍ならではの仕掛けを散りばめることができました。気づいた折にはクスッとしていただけると嬉しいです」

読者の励みに…「この世界のどこかでこんなコアラも生きている」

 書籍化と並行して、Twitterでも引き続き漫画を更新し続けているゆあみさん。『理想的な、完璧な1日にならなくても、それでいい』…そんなコアラの姿に癒されたり勇気づけられているファンも多い。

「読者の皆さまにそれぞれの感じ方があり、その全てに間違いはないことを前提として、生きているとうれしい日も悲しい日もあるけれど、『この世界のどこかでこんなコアラも生きているんだ』ということが、何かしらの励ましになったらいいなと願っています」

 最後に、今後の目標を聞いてみると「まず一番に、何かしらの形で『絵を描き続けていくこと』がわたしの人生の目標です」と謙虚な回答が。何気ない日常の中に隠れている喜びや楽しみを感じながら、日々を過ごしていくのも幸せな生き方かもしれない。

コアラ絵日記(ゆあみ)Twitter @koalaenikki(外部サイト)

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