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新『スーパー戦隊』P語る、時代とともに変化する“正しさ”との向き合い方「“子ども向けだからわかりやすく”は制作陣の思い上がり」
仮面ライダーは“個”、スーパー戦隊は“集団”の在り様を描くドラマ
「近年、仮面ライダーも人数が増えているので、違いがあまりなくなってきた気がしますが、明確に言えるのは、スーパー戦隊は“戦隊”と言うだけあって、集団を描いていることです。それがどういう集団なのか、人が集まるというのはどういうことなのか、そのありさまを描くのがスーパー戦隊のドラマとしてのテーマです」
放送前には「カッコよくない」「ダサい」などの声もあがったものの、放送直後はTwitterのトレンド1位に君臨し、「度肝を抜かれた」「めちゃくちゃ面白い」「情報量多い」「1年間楽しみ」などの反響が寄せられていた。
「公開前のプロモーションは、小難しいタイトルを、いかに親近感を持って知ってもらうかということと、我々が心の底からお客様を楽しませようとしている姿勢が伝わればいいなと思って、少し軽めな感じで行ってきましたが、実際の番組は、カッコいいし、スタイリッシュだし、内容も濃く、今までの戦隊シリーズのイメージを払拭するような作品になっていると思うので、ぜひ楽しみにご覧ください」
50作目という大きな節目へと走り出す、大事な助走となる今作。にもかかわらず、前作を超える挑戦を見せ、“安定”ではなく、さらなる“進化”に挑んだ。これからどんなストーリーが展開されるのか気になるところだが、「新しいヒーロー番組を作る」と話していたように、本作で『スーパー戦隊』の新たな可能性を見せてくれるだろう。
(取材・文/河上いつ子)
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
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