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ディーン・フジオカ、海外から日本へ拠点移した理由 震災やコロナ禍で気づいた故郷・福島への想い「世界は自分の中にある」

実現可能な映画作品を立ち上げる難しさ「役者としての自分を使ってしまった感覚」

  • 映画『Pure Japanese』場面カット

    映画『Pure Japanese』場面カット(C)2021「PURE JAPANESE」製作委員会

――その理想を実現するために、ディーンさんは俳優やミュージシャンなど様々なお仕事をされているんですね。

ディーン・フジオカ今回は準備を含め、撮影の行程がかなり厳しかったので、自分の肉体には相当負担をかけたと思います。例えば、屋外での夜のアクションシーンは日が落ちてから朝日が昇るまでの間に撮りきらなければいけないので、いつ体調を崩してもおかしくない状況ではありましたね。そんな中で激しいシーンを撮っていたので、肉体的に大変でした。

――日本の映画業界は予算が少ないだけではなく、オリジナル脚本の企画がなかなか通らないということもよく耳にします。

ディーン・フジオカ確かにオリジナル脚本の企画よりも、アニメや漫画、小説などの実写化の企画のほうが通りやすいのは事実です。『Pure Japanese』は3年前に企画をスタートさせたのですが、他にも別の企画をたくさん考えていて、それを全部形にするのは難しいと実感しています。特に映画製作は「一緒にこれ作りませんか?」と声をかけて資金を集め、脚本家や監督、スタッフやキャストを巻き込んでいく大きなプロジェクトですから。
  • 映画『Pure Japanese』場面カット

    映画『Pure Japanese』場面カット(C)2021「PURE JAPANESE」製作委員会

――それでも本作を完成させたかったのは、プロデューサーとしてだけではなく、役者としてこの作品に参加することに意義を感じたからなのでしょうか。

ディーン・フジオカ役者としてやりたかったというわけではなく、企画者としてやる意味があると思ったからです。それは僕個人の思いだけではなく、エンタメ作品として完成させられること、そして興行収入の面においてもある程度見込めることができたから製作を進めることができた。映画の企画・プロデュースを専門職としてやられている方もいますが、自分はそうではない。他にもやらなければいけないことがたくさんある中で、自分の時間を使うということは、それなりに明確な理由が自分の中で見いだせないと立ち上げることすら難しいと思っていて。役者としてやりたかったからではなく、本作の企画を成立させるうえで、“役者としてのディーン・フジオカ”を使ってしまったという感覚です。

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