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2022年注目の映画リスト【洋画編】還暦迎えるトム・クルーズ主演作やジュラシック新作など

 コロナ禍で公開延期になっていた作品を含め、2022年に劇場公開予定の映画の中から「チェックしておきたい重要作品」をリストアップ。人気シリーズの続編、それも30年以上ぶりのもあり、世代を越えた盛り上がりが期待される。生涯の傑作との出会いもあるかも。映画館で会いましょう!
【更新情報】
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の公開日が5月4日に決定(1月7日発表)

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』1月7日公開

2021年の全米年間1位&唯一の全世界興行収入10億ドル突破作品

 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場したトム・ホランド演じるピーター・パーカー/スパイダーマンの単独シリーズ最新作。『スパイダーマン:ホームカミング』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続く3作目で、すべてジョン・ワッツが監督を務める。

 世界中に正体が開かされてしまったピーター・パーカー。ピーターがスパイダーマンだという記憶を人々から消すために、危険な呪文を唱えたドクター・ストレンジ。その結果、マルチバースの扉が開かれ、過去シリーズのヴィランたちがスパイダーマンに襲い掛かる。最大の危機に晒されたピーターの「僕の責任だ。全員は救えない」というせりふの果てに、彼が下す選択とは――。

 過去シリーズから登場するのは、『スパイダーマン』(2002年)に登場したグリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)、『スパイダーマン2』(04年)に登場したドック・オク(アルフレッド・モリーナ)、『アメイジング・スパイダーマン2』(14年)に登場したエレクトロ(ジェイミー・フォックス)ら。ちなみに、2022年はスパイダーマンの誕生(コミックに初登場した1962年)から60年の節目の年となる。

『ハウス・オブ・グッチ』1月14日公開

有名ブランドのスキャンダラスな実話が映画として語られる

 イタリアで創業し、世界的なファッションブランドへと成長。現在も多くの人に愛されるGUCCI(グッチ)。創業者の孫にあたるマウリツィオ・グッチは、パトリツィアという女性と結婚し、彼らはブランドの経営を受け継ぐ。その先に待っていたのは、パトリツィアの依頼による、マウリツィオの殺害事件だった。

 身分違いの恋愛や結婚、人間の素性があらわになるスキャンダル、さらに“一族の確執”が招く愛憎が絡み合った有名ブランドの内幕を実話をもとに映画化。監督はSF大作や、アカデミー賞作品賞に輝くアクション史劇『グラディエーター』などで知られるリドリー・スコット。『エイリアン』『テルマ&ルイーズ』などタフな女性を主人公にした作品の名手でもある。

 物語を動かすパトリツィアを演じるのは、レディー・ガガ。マウリツィオ役は話題作への出演が続く、アダム・ドライバー。さらに、アル・パチーノ(『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』)、ジャレッド・レト(『ダラス・バイヤーズクラブ』)、ジェレミー・アイアンズ(『運命の逆転』)らオスカー受賞者たち(かっこ内は受賞作品)が脇を固める。

予告編⇒(外部サイト)

『クライ・マッチョ』1月14日公開

イーストウッド監督デビューから50年・40作目のアニバーサリー作品

 半世紀以上にわたり一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』(1992年)、『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)で監督として2度のアカデミー賞に輝くクリント・イーストウッドの監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品。

 主演も兼任するイーストウッドが本作で演じるのは、孤独な生活を送る元ロデオマン(カウボーイ)のマイク。ある日、元雇い主から「母親とメキシコで暮らしている息子ラフォを連れ戻してくれ」と依頼を受ける。恩に報いるためにメキシコに向かったマイクはラフォを見つけ出し、アメリカ国境へと向かう。落ちぶれたマイクと家族の愛を知らないラフォ。アメリカ国境への旅で、二人の人生が大きく変わっていく…。

 喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な“強さ”とは何か、人はいつでも変わることができるといったテーマを、時にユーモラスに時に切なく語りかける。退役軍人と移民の少年の交流を描いた『グラン・トリノ』(08年)に続く新たな傑作。

予告編⇒(外部サイト)

『コーダ あいのうた』1月21日公開

ダイバーシティ&インクルージョンについての気づきが多い作品

 2015年に?本でも公開されたフランス映画『エール!』をハリウッドでリメイク。原題の「CODA(コーダ)」は、Children of Deaf Adults=“?の聴こえない両親に育てられた?ども”の意。また、?楽?語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まり、の意もある。21年に開催されたサンダンス映画祭で、アカデミー賞へつながると呼び声の高い観客賞をはじめ史上最多の4冠に輝き、配給権の争奪戦が勃発。映画祭史上最高額の約26億円で落札されたことも大きなニュースになった。

 豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)は、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聞こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)と同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが…。

 エミリア・ジョーンズは、特訓を受けた歌と手話でどこまでも自然にルビーを演じた一方、ルビーの家族は、『愛は静けさの中に』のオスカー女優マーリー・マトリンをはじめ、全員が実際に耳の聞こえない俳優たちが演じている。キャスティングにこだわった監督は、『タルーラ 〜彼女たちの事情〜』のシアン・ヘダー。

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』1月28日公開

人気ゲームシリーズを忠実な世界観で再映画化

 全世界のシリーズ累計売上本数が1億1700万本を超えるカプコンの大人気ゲームシリーズを忠実な世界観で再映画化。ゲームの大ファンを公言しているヨハネス・ロバーツが監督&脚本を手がけ、シリーズの原点を描く。

 巨大複合企業<アンブレラ社>の拠点があるラクーンシティ。この街の孤児院で育った主人公クレア・レッドフィールド(カヤ・スコデラリオ)は、<アンブレラ社>がある事故を起こしたことで、街に異変が起きていると警告する不可解なメッセージを受け取り、ラクーンシティへと戻ってきた。

 ラクーン市警(R.P.D)の兄クリス・レッドフィールド(ロビー・アメル)はクレアの言うことをありえない陰謀論とあしらうが、やがて二人は街中を彷徨う住民たちの変わり果てた姿を目の当たりにする。次々と襲い掛かってくる住民たち。そんな中、二人は<アンブレラ社>が秘密裏に人体実験を行ってきたことを知るが…。

『ゴーストバスターズ アフターライフ』2月4日公開

誰もが納得の完ぺきな続編

 80年代カルチャーをけん引する伝説のSFアクション映画『ゴーストバスターズ』(1984年)、『ゴーストバスターズ2』(89年)のアイヴァン・ライトマン監督の息子、ジェイソン・ライトマン監督が手掛けた続編。劇中には誰もが知っているあのテーマ曲や“ミニ・マシュマロマン”らゴーストたち、ゴーストマークが描かれたキャデラック<ECTO-1>やゴースト捕獲装置<プロトンパック>なども登場する。

 主人公は母と兄の3人で田舎町へと引っ越してきた少女フィービー(マッケナ・グレイス)。友達付き合いが得意ではなく、科学が大好きな一風変わった女の子。祖父が遺した古びた屋敷で暮らし始めたフィービーは、リビングの床に施された仕掛けに気づき、さらに祖父の地下室で見たことのないハイテク装備の数々を見つける。そしてフィービーは、祖父がかつてゴーストだらけのニューヨークを救った《ゴーストバスターズ》の一員だったことを知るのだった。そして、30年前に封印されたはずのゴーストたちが逆襲をはじめ、フィービーは世代を超えた戦いに立ち向かう。空白の30年、あのゴーストバスターズたちに一体何があったのか? そして今、明かされる家族の秘密とは?

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