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『マトリックス レザレクションズ』を見る前にトリロジーのおさらいと登場人物を整理

『マトリックス レボリューションズ』(C)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

 今月17日より全米公開に先駆けて日本で公開が始まる映画『マトリックス レザレクションズ』。1999年に公開された第1作『マトリックス』の続きであることはアナウンスされているが、『マトリックス リローデッド』以後のキャストの出演も明らかになっている。単なる1作目の続きではなさそうだが、いまだ多くの謎に包まれている本作の本編冒頭14分の映像を観たラッキーな人も一部いる。同7日に都内で開催された、主演のキアヌ・リーブス、ヒロインのキャリー=アン・モスがリモート出演したイベントの参加者たちだ。

12月7日開催、【マトリックスデー】イベント(C)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

12月7日開催、【マトリックスデー】イベント(C)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

 そのイベントの参加者の一人、日本版インスパイアソング「PARADOX」を担当したMY FIRST STORYのHiroは「シリーズ3部作を観ている方は、この14分間でかなり引き込まれるんじゃないかな。僕もインスパイアソングを作る上でシリーズを見直しましたが、その上で新章の14分を観ると、『うわ、このシーンは!』というところがたくさんありました。これから本編がどうなるか期待が煽られる14分間だったと思います!」とコメント。

 「大人になってあらためて観ると、深い人間模様が詰まったヒューマンドラマで、すごくメッセージ性のある映画だと思いました」と、見直したことで新たな魅力を発見したといい、「せりふの言い回し、比喩表現や詩的表現が多くて、楽曲や自分の価値観にも影響を受けた」と話していた。

Hiro(MY FIRST STORY)

Hiro(MY FIRST STORY)

 『マトリックス』は、1作目の78.8億円(興行収入)の大ヒットの後、2003年6月に公開された2作目『マトリックス リローデッド』は110億円(同)を記録。同年11月公開の3作目『マトリックス レボリューションズ』も67億円(同)の大ヒットとなった。

 このシリーズ3作品は、配信サービス各社で視聴できるほか、1作目は今月10日(金)から16日(木)までの1週間限定で、初となるIMAXで上映中。

 シリーズ3作品のUHD BD/BDを収録した『マトリックス トリロジー <4K ULTRA HD & デジタル・リマスター ブルーレイ>(9枚組)』(2万1780円※税込)も発売中だ。特典ディスクには、監督のアンディ・ウォシャウスキー&ラリー・ウォシャウスキーによるイントロダクション(静止画)や、撮影の舞台裏を収めたメイキング映像、ミュージック・クリップ、予告編集などが収められている。

『マトリックス』1999年9月11日公開

 コンピューター・プログラマーとしてニューヨークの企業で働くトーマス・アンダーソン。凄腕ハッカーという別の顔を持つ彼は、最近“起きてもまだ夢を見ているような感覚”に悩まされていた。そんなある日、自宅のコンピューター画面に、不思議なメッセージが届く…「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」「白うさぎの後をついていけ」。正体不明の美女トリニティーに導かれて、ネオはモーフィアスという男と出会う。そこで見せられた世界の真実とは。やがて、人類の命運をかけた壮絶な戦いが始まる。驚異のVFX(視覚効果)による、かつてない映像表現が話題となった近未来アクション超大作。

『マトリックス リローデッド』(2003年6月7日公開)

 あと数時間もすれば、人類最後の都市ザイオンは、人類滅亡をプログラムされた25万のセンチネルに侵略されてしまう。だが、モーフィアスの信念に揺るぎはなかった。オラクル(預言者)の預言では、救世主がマシンとの戦いに必ず決着をつけてくれる…人類の未来と希望は、救世主として覚醒したネオに託された! ネオ、トリニティー、モーフィアスの3人は驚異の肉体と武器を携え、この戦いに終止符を打つべくマトリックスへ乗り込む。ネオはマシン軍団に包囲されたザイオンを救うべく、その超人力を全開させた。マトリックスの世界観はさらなる進化を遂げ、マトリックスの秘密はさらに深みを増した。驚愕のラストは、3部作を完結へと導く最終章=『マトリックス レボリューションズ』へと続いていく。

『マトリックス レボリューションズ』2003年11月5日公開

 “マトリックス”3部作、衝撃の最終章。ネオ、トリニティー、モーフィアスらはマシンとの壮絶な戦いの中で、人類の勝利と滅亡の瀬戸際に立たされていた。ネオは人類がいまだかつて踏み入れたことのない領域=マシン・シティーの心臓部に入り込む。そして1秒毎にパワーを増し、マシンにさえも制御不能となったスミスと最後の対決を迎えた…。

トリロジーから新章へ、再登場するキャラクター

ネオ/トーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)
 大手企業に勤めるコンピューター・プログラマーながら、裏では凄腕のハッカーとして暗躍していた。ある日、モーフィアスやトリニティーと出会い、現実と思われた世界はマトリックスと呼ばれるバーチャルリアリティーに過ぎず、真の現実は人類がコンピューターに支配されていることを知る。真実を知ることができる「赤いピル」と、何事もなかったように今までの生活に戻れる「青いピル」の選択を迫られ、「赤いピル」を飲んで覚醒。救世主ネオとして戦いに身を投じていく。
『マトリックス レザレクションズ』では――キアヌがネオ/トーマス・アンダーソン役を再演。“マトリックス”から救出された救世主として、今回も“進むかとどまるか”の二者択一を迫られる。セラピーに通い「青いピル」を服用しており、日常生活の中で徐々に“何か”に気付き始めるが――。本作のネオが選ぶ道とは? その先にはどんな運命が待ち受けているのか!?
トリニティー(キャリー=アン・モス)
 現実の世界からマトリックスにやってきて、人類の救世主になりうる人物を探していたゲリラ戦士。現実世界のゲリラ戦士はマトリックスに入ると、超人的なパワーを発揮できる。ネオに現実を知らしめる案内人となるばかりか、一度は戦闘で命を失ったネオを愛の力でよみがえらせ、彼の救世主としての道を切り開く。
『マトリックス レザレクションズ』では――主婦の「ティファニー」というキャラクターとして登場。かつてネオと共に人類を救うために戦った勇ましいトリニティーの面影は感じられず、穏やかな女性としてネオの前に現れる。これまでのシリーズでは、ネオとは深く愛し合う恋人関係でもあったが、予告編でも観られるように、本作の二人は初対面のようだ。しかし握手を交わした瞬間、思わずネオに対し「前に会った?」と語り掛ける彼女。一体何が起こっているのか!?
モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)
 ネオを救世主と信じて、現実世界へと導くゲリラ部隊のリーダー。3部作を通じて登場し、ネオとともに戦う。
『マトリックス レザレクションズ』では――『アクアマン』(2018年)のブラックマンタ役やホラー映画『キャンディマン』(21年)への主演で知られる注目株、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世がモーフィアス役を演じる。ネオを導きながらも、自分自身の存在意義を見定め、使命を全うしようとする。果たして、キャストが一新された理由とは? 今までのモーフィアスとは何が違うのか? 本作でのモーフィアスに、一体どのような変化がもたらされているのか期待が高まる。
ナイオビ(ジェイダ・ピンケット・スミス)
 2作目『マトリックス リローデッド』から登場した現実世界の女戦士。かつてはモーフィアスの恋人でもあった。メカの操縦に天才的な能力を発揮し、ネオらを窮地から救ってきた。
エージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)
 シリーズ3作品でネオの前に幾度となく立ちはだかった宿敵。
『マトリックス レザレクションズ』では――愛嬌と商才を兼ね備え、有能でそつがないビジネスマン、スミスとして登場。演じるのは、Netflixオリジナルシリーズ『マインドハンター』への主演で知られる人気若手俳優のジョナサン・グロフ。予告編で彼が語る「長い年月の果てに、始まりに戻ったのさ」が意味するものとは? スミスもモーフィアス同様、本作での役割やその正体が気になるキャラクターとなっている。

初登場キャラクター

バッグス(ジェシカ・ヘンウィック)
 伝説の救世主ネオを崇拝している。印象的な青い髪に、腕には白ウサギのタトゥーを入れており、「真実を知りたければついてきて」と、ネオをモーフィアスの元へ連れて行く。『マトリックス』1作目では、ネオが「白ウサギを追え」というメッセージを受け取り物語が動き出したことから、彼女も重要な鍵を握る人物の一人であることは間違いなさそうだ。演じるジェシカ・ヘンウィックは、TVシリーズ『Marvel アイアン・フィスト』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で知られる注目女優。本作予告編でも華麗なアクションを披露しており、劇中での活躍にも期待が高まる。
アナリスト(ニール・パトリック・ハリス)
 青い眼鏡をかけた心理カウンセラー。ネオのセラピーを行い、彼に「青いピル」を処方している。さらに、部屋では“黒猫”を飼っているという設定だ。演じるのは、『ゴーン・ガール』やドラマ「ママと恋に落ちるまで」で知られる演技派ニール・パトリック・ハリス。ネオとの関係はもちろん、その正体や目的にも注目が集まる新キャラクターとなっている。

サティー(プリヤンカ・チョープラー・ジョナス)
レクシ―(エレンディラ・イバラ)、バーグ(ブライアン・J・スミス)
 バッグスの仲間。

『マトリックス レザレクションズ』本予告

『マトリックス レザレクションズ』
原題:『THE MATRIX RESURRECTIONS』
監督:ラナ・ウォシャウスキー
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、
プリヤンカ・チョープラー・ジョナス、ニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、クリスティーナ・リッチ
オフィシャルサイト:matrix-movie.jp
(C)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

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