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寺田心×大沢たかお 映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』インタビュー

(左から)大沢たかお、寺田心(C)ORICON NewS inc.

(左から)大沢たかお、寺田心(C)ORICON NewS inc.

 1968年に大映京都撮影所製作の特撮時代劇として産声を上げ、2005年(平成17年)に三池崇史監督、神木隆之介主演によってリメイクされ、この夏、令和の時代に再び三池監督がメガホンを取り、新たな勇者と妖怪たちの大冒険を描いた映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(公開中)。今作で、〈世界を救う勇者〉に選ばれた少年ケイを演じる寺田心と、狸(たぬき)の大妖怪・隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)を演じた大沢たかおに、「妖怪」の魅力や撮影の裏話、本作の見どころを聞いた。

大沢たかお絶賛、寺田心の白目むく演技の裏に“神木隆之介の助言”

――「妖怪」は好きですか?

寺田この作品に参加する前は、妖怪やおばけが少し苦手でした。撮影に入る時もドキドキしていました。共演者の皆さんの特殊メイクが本当にすごくて、ちょっと怖いな、と思うこともあったのですが、撮影していくうちにかわいいなとか、面白いなと思うになりました。好きな妖怪は「スネコスリ」です。ズルいなって思うくらい、かわいいです。会ってみたい妖怪は、この時期(夏)だったら雪女。かき氷を作ってもらいたいです(笑)。

大沢そう聞かれると、なんで妖怪のことが好きなんだろう、なんで大人になると妖怪のことを忘れちゃうんだろう、といったことを考えてしまいますね。なんで『妖怪大戦争』は時代を超えて繰り返し映画化されるんだろうって。「妖怪」は僕らがもともと持ち合わせている何か一部をデフォルメしたものだと思うんです。だから怖いと感じることもあるし、怖いけど見たい、嫌いになれない。今回、隠神刑部としてほかの妖怪役の役者さんとお芝居をする中で、どの妖怪に対しても愛おしさを感じていました。
――大沢さんが演じた狸の大妖怪・隠神刑部はどうでしたか?

寺田大沢さんは撮影以外ではすごくやさしく接してくださったんですが、お芝居になるとものすごい圧を感じて、本当に恐ろしかったです。びっくりしたというより、本当にビビっていたというか、怯えていました。

大沢僕は心くんを怖がらせないといけない側だったから、なるべく本番前にしゃべらないようにしようと思っていたんだけど、「『キングダム』を観ました! あれ、どうやって撮ったんですか?」って話しかけられたら無視できない(笑)。和気あいあいとしゃべってしまって、まずい、まずいって思っていました(笑)。三池監督から心くんに「もっと怖がって」と指示が出たことがあって、そうしたら、心くん、白目をむいたんです。すごい発想力だな、やっぱりこの子すごいな、と思いました。監督もびっくりしていました。

寺田もし自分が隠神刑部みたいな妖怪と出会ったらどうなるかな?と考えて、白目をむいて倒れちゃうかもしれないと思ったのでやってみました。ちょっと恥ずかしいです(笑)。今回の映画では、いろいろ考えすぎずに、純粋に思ったことを思ったとおりやってみました。それは、神木隆之介さんがアドバイスしてくださったことなんですけど、神木さんにお会いした時に、「前作ではどのように役作りされたのですか?」と聞いたら、「最初に自分がこうしようって感じたものが、心くんらしくていいんじゃないかな」と言ってくださったんです。そのアドバイスをいただいたことで、乗り越えることができたのかな、って思います。
――寺田さんがお兄ちゃん役というのも新鮮でした。弟ダイを演じた猪股怜生(いのまた・れい)くんとの撮影はいかがでしたか?

寺田待ち時間に紙飛行機を飛ばしてどっちが遠くまで飛ぶかを競って遊んでいました。怜生くんはすごくかわいかったですし、本当の弟みたいに思っていました。僕、保育士になりたいな、と思ったことがあるくらい子どもが好きなので、あ、僕もまだ子どもですけど(笑)、一緒に過ごせて楽しかったです。
――大沢さんは隠神刑部の特殊メイクをどう思っていたんですか?

大沢そもそも人間じゃない役なので、僕が演じているってことがわからなくていい、むしろもっとわからないくらいのメイクにしてもいいと思っていました。自分のスタンダードを全部外していこうと思って。特殊メイクだけでなく、普段、自分が出さないような声、しないような表情を心がけていました。

――CGもすごいですよね。

大沢隠神刑部に関していえば、監督から「腹から太鼓がポンと出てくるから」と言われていて、何を言っているんだろう?と思っていたし、演じているときもよくわかっていなかったんだけど、完成した映画を観たら本当に出ていたのでびっくりしました(笑)。それは衝撃的でもあったんですが、それ以上に、みんなで心を一つにして、調和していくシーンでもあったので、不覚にもちょっとウルッとくるような心震えるシーンになっていたことにも驚きました。
――隠神刑部は、人間に対して当たりが強いというか、人間を憎んでいるんですかね?

大沢人間と「妖怪」がどこかでつながっているとすれば、「妖怪」も人間のことが好きだと思うんです。隠神刑部も最初から人間を憎んでいたんじゃなくて、もともとは誰よりも人間に対して愛情を持っていたんじゃないか、でもずっと裏切られ続けて、今に至った妖怪なんじゃないかと。妖怪獣を止めようとするケイに「放っておけ」「余計なことをするな」と言ったりするのも、地球環境を守るために人間にしかできないことがたくさんあるのに、それをなかなかしてくれないどころか、逆のことばかりしているじゃないか、と。先を見据えているからこそ、現状とのギャップにいら立つのかな、と思いました。そして、それを変える力を持っているのが子どもたちなんだ、ということに気付かされる。三池監督なので、押し付けがましさとかはないんですけど、深いメッセージが込められているな、と思いました。今の時代にリンクするというか、今、映画にすべきものだったんだな、と感じます。


――夏休み映画としての見どころをお願いします。

寺田アクションは自分にとってもチャレンジでしたし、この映画の見どころとしても推したいです。初めてワイヤーアクションに挑戦して、高いところからワーッと飛んだりしたんですが、男の子だったら誰もが抱くヒーロー願望がかなった瞬間でもありました。ほかにもいろんな冒険をしているので、僕たちと一緒に冒険の旅を楽しんでもらいたいです。

大沢映画って、主人公と一緒にいろんな経験ができるものだと思います。僕は映画の中で冒険するのが好きで、この仕事をしています。この映画では冒険もできるし、ちょっとした肝試しにもなるし、観終わった後には勇気をもらった気分にもなる。子どもに寄り添った映画になっているし、大人が観ても気づきがあると思います。いろいろ不自由な思いをしている子どもたちがたくさんいると思いますが、心くんと一緒に冒険して、少しでも発散してもらえたらいいな、と思います。
『妖怪大戦争 ガーディアンズ』
公開中
監督:三池崇史
出演者:寺田心
杉咲花 猪股怜生 安藤サクラ / 神木隆之介
大倉孝二 三浦貴大 大島優子 赤楚衛二 SUMIRE
北村一輝 / 松嶋菜々子
岡村隆史 遠藤憲一 石橋蓮司 / 柄本明
大森南朋 / 大沢たかお
公式サイト(外部サイト)
(C)2021 『妖怪大戦争』ガーディアンズ




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