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「それでアイドルかよ(笑)」別人レベルの変化遂げたマルチタレント 学生時代の容姿いじりが原動力に
「アイドルと名乗るのはおこがましいのでは…」容姿に悩んだ時期を経て奮起
【牧野なな子】過去の写真は2015年のものなんですけど、こんな見た目でもアイドル活動をしていました(笑)。周りのアイドルはみんなきれいな子ばかりで、鏡を見るたびに「自分が“アイドル”と名乗るのはおこがましいのでは…」と感じていました。学校でも、よく「それでアイドルかよ(笑)」といじられていて、正直悔しい気持ちでいっぱいでしたが、それと同時に「陰口を言った相手を見返したい!」という気持ちも沸いてきて。そこから真剣に、容姿改善に取り組むようになりました。
――容姿に対してコンプレックスを抱いていたとのことですが、それでもアイドル活動を続けていた理由は?
【牧野なな子】いま振り返って見ても、「なんでこの姿でアイドル活動しようと思ったんだろう?」…という疑問でいっぱいです。それでも応援してくださるファンの方がいたんですよね。本当に感謝しかないです。アイドルとして立つステージでも、いじられキャラといいますか、「アイドルなのにデブ」や、「ぜんぜん可愛くないよね」といったことをしょっちゅう言われていましたが、応援してくださる方がいてくれたので、ここまで続けてこられた…と思っています。
【牧野なな子】写真を見比べたとき、自分でも「あか抜け具合が凄まじいな!」と感じたので、勢いでアップしました。
――過去の写真を掲載することに迷いや抵抗はありませんでしたか?
【牧野なな子】それはなかったですね。過去の私がいたからこそ今の自分もいる…という考えなので。
――このツイートに対して届いたコメントのなかで、印象的だったものがありましたら教えてください。
【牧野なな子】「ダイエット方法を詳しく教えて!」という肯定的なコメントもあれば、「整形したくせに“痩せただけ”と載せるな!」みたいなものもあって。たくさんのコメントをいただきましたが、内容は賛否が分かれていましたね。
苦しい減量も習慣づけられれば“当たり前”に「容姿が変化して、周りの反応も変わりました」
【牧野なな子】食べることが趣味みたいな感じだったので、食事制限がつらかったですね。ジャンクフードを食べていてもスリムな友だちを見ては、「なんでこんなに違うの?」という気持ちが湧いてきて、ますますストレスが溜まっていく…という悪循環に陥ったことも。最初は苦しい時期が続きましたが、いちど食生活や運動のリズムができてしまってからは、とくにつらさを感じることはなくなりました。
――努力を重ねて、現在のスタイルと容姿を手に入れられたわけですね。維持していくうえで、大変なことはありますか?
【牧野なな子】いまは当時と比べると、そこまでストイックには取り組んでいないです。筋トレをしたり、毎日大量に水を飲むなど、習慣づいたことは欠かさず行っています。最初は苦しかったことも、習慣になってしまえば“当たり前”といいますか。とくに意識しなくても、普通に取り組めるようになるんだ…ということを学びました。
――変化を遂げられたことで、「良かったな」と思えることはありますか?
【牧野なな子】男性からの反応がガラリと変わりました(笑)。アイドル時代から面識のある方たちからは、「あのときはふざけて、容姿をいじってゴメンね」とか、「ずっと努力していたんだね」といったことを言っていただけて、胸につかえてたものが取れた気持ちです。「その容姿でアイドル?」などと馬鹿にされることがほぼなくなったことも、すごく良かったなって。私自身、この芸能のお仕事は誇りをもって取り組んでいるので、周りの方たちに認めていただけるのは素直に嬉しいです。
――本当にさまざまな分野で活動されていますね。最後に、今後の目標や、チャレンジしてみたいことがありましたら教えてください。
【牧野なな子】もっと実力をつけて、本格的に女優業に取り組んでいきたいです。まだまだ勉強中で、いまは何者でもない状態ですが、つねにポジティブマインドで頑張りますので、応援、よろしくお願いします!
取材・文/ソムタム田井
牧野なな子 Twitter:@__75nanakom