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「開会式出たかったな…」公式マスコット不在の五輪開会式をプラモデルで再現「自宅待機だったのか…まだ閉会式がある」
現実ではありえないキャラクターの共演が簡単にできるのが、フィギュア写真の魅力
すえきちさん 開会式当日になってもミライトワとソメイティがほとんど取り上げられず、このままでは本当に開会式に出ないのではないかと思い、あの写真を撮りました。
――「ミライトワが出てきたら『ちょっと国立行ってくるわ』っていう写真も用意していたのに本当に出番なかったな…」と2人が登場した際の別バージョンも用意していたようですが、いくつか別の状況を想定して制作していたのでしょうか?
すえきちさん 事前に準備していたのは、ミライトワが開会式に出てくる写真だけでした。
――ミライトワとソメイティのプラモデルは、東京五輪・パラ五輪に向けて用意されたのでしょうか?
すえきちさん 昨年、開催延期が決まる前から用意していました。
すえきちさん 『ドラゴンクエスト』のテーマが開会式で流れた瞬間に、スライムのフィギュアを探して急いで撮りました。事前の準備はしていませんでした。
――ソメイティが「任天堂の曲かからなかったね…」とマリオに話しかける写真では、『ドラゴンクエスト』に登場するスライムも共演しています。SNSでは、「絶対にスライム勝ち誇ってる」「ドンマイ」「閉会式があるよ」とその意外な共演を楽しむ声が寄せられていました。
すえきちさん フィギュアだと現実ではありえないキャラクターの共演が簡単にできるので、それがフィギュア写真を撮る魅力だと思います。
あまり細かい説明はせず、見た方が連想する余白を残している
すえきちさん あまり細かい説明はせず、見た方が連想する余白を残しているつもりです。それを楽しんでいただけるのであればうれしいです。
――開会式の出来事以外にも、絶妙なコメントと五輪公式キャラクターの様子が描かれています。視聴者の心をまるで代弁してくれているかのような風刺した作品もありますが、どのような点に気をつけて制作しましたか?
すえきちさん 多くの方に共感してもらえるように写真を撮っていますが、シチュエーションに共感できない状況にいる方もいるので、あまり押し付けがましくならないように気を付けています。
――今回の五輪関連の作品もそうですが、非現実な一面(プラモデルやフィギュア)とリアルさとのバランスはどのようにとっているのでしょうか?
すえきちさん フィギュアを撮っている時点で非現実ではあるのですが、それでも見た方に「本当にありそう」と思ってもらえるようにシチュエーションや小物にこだわって撮っています。
すえきちさん ネタは突然思い付くことが多く、題材やシチュエーションもそれに合わせてその都度決めています。とにかくわかりやすいネタになるように気を付けています。
――なぜ、フィギュアやプラモデルによる演出写真や4コマ写真を制作しようと思ったのでしょうか?
すえきちさん もともと写真を撮るのとフィギュアを集めることが趣味だったので、気がついたらフィギュアの写真を撮るようになっていました。また4コマにしている理由は、1枚だけの写真よりもシチュエーションが見ている方に伝わりやすく、オチもつけやすいからです。
――フィギュアやプラモデルの魅力とは?
すえきちさん SNSではイラストや漫画を投稿する方がいらっしゃいますが、フィギュアはカメラがあればすぐに投稿できます。表現方法としてとても気軽に楽しめるのが魅力だと思います。
――最後に、いつも見てくれるフォロワーの皆さんに伝えたいことはありますか?
すえきちさん いつもくだらない投稿にお付き合いいただき、ありがとうございます。これからもマイペースで投稿するつもりですので、よろしくお願いいたします!
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