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声優・吉野裕行を築き上げたキャラ5選 『弱ペダ』荒北、『薄桜鬼』藤堂平助など“不完全な人”の愛おしさ
声優・吉野裕行にとって声の仕事は「救い」
吉野裕行挑戦というよりは、ずっと声の仕事を続けたいというのが一番で、声優に歌手、ラジオなどいろいろありますが、とにかくみんなが喜んでくれる仕事をしていきたいですね。
例えばアニメの世界観では、どんな主人公たちも不可能を可能にする、ひっくり返すことができます。僕らは3次元に生きているけど、せめてエンタメに携わっているのであれば、そういう可能性があるものは表現してあげたい。だから『カタシグレ』では、本来はそろっている姿をもう見られない元The Sketchbookのメンバーを見られるチャンスを作りたいと思ったし、実行しました。エンタメとは「もしかしたら……」という不可能を可能にするようなものであってほしいし、そういうものづくりは続けていきたいです。
――いろいろなことが起きる世の中にあって、エンタメでポジティブな空気感を生み出せたら素晴らしいですね。では最後に、吉野さんにとって「声の仕事」とは?
吉野裕行声の仕事は、僕にとっては“救い”でした。これに出会えなかったら多分ずっとフラフラしていたでしょうね(笑)。
子どもの時は学力もなく運動もできなくて劣等感ばかりだったので、将来ろくな大人にならないというか、普通に仕事ができないだろうと思っていました。自分が将来、幸せに暮らすためにちゃんとできる仕事を探さなきゃというのはずっと思っていて、そこで出会えたのが声優という職業。助けられましたし、救いでしたね。
2月6日生まれ、千葉県出身。主な出演作品に、『SKET DANCE』(藤崎佑助)、『イナズマイレブン』(鬼道有人)、『薄桜鬼』(藤堂平助)、『弱虫ペダル』(荒北靖友)など。2013年8月、ミニアルバム『Get Set』でアーティストデビューを果たす。2021年3月3日、初のフルアルバム『カタシグレ』をリリースする。(C)Kiramune Project
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(2月24日掲載)