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(更新: ORICON NEWS

佐々木希 SPECIAL INTERVIEW 挑戦してみたいと思う時期なんです

爆笑必至のコメディのなかに社会派のメッセージを詰め込んだ痛快エンターテインメント『サンゴレンジャー』。そのヒロインを演じたのは、映画やドラマで活躍中の佐々木希!女優としての存在感を高める佐々木が、子どもたちに慕われてパワーをもらったという同作の沖縄での撮影について、自身の女優業について今思うことを語る!

一緒にいること、話をすることが楽しかった

──今回、佐々木さんが演じたのは、小学校の先生の島袋リサ役。先生役は初ですか?
【佐々木】 初めてですね。先生のような誰かに何かを教える立ち位置の役って今まで演じたことがなかったので、大丈夫かな……と心配だったんです。リサ先生らしさってどんな感じだろう? 先生という職業って子どもたちと向き合っている以外ではどんな感じなのかな? など、自分が小学生だった頃を思い出してリサ先生のキャラクターを作っていきました。

──先生役、とても似合っていました!
【佐々木】 ありがとうございます! もともと子どもが大好きなんです。撮影現場では子どもたちからパワーをもらえましたし、撮影以外も「リサ先生〜!」って慕ってくれて、とても嬉しかったですね。子どもたちってすごく無邪気で心がピュアで、いつも笑顔を返してくれて、一緒にいて話をすることが楽しかったです。

──子どもたちに負けない“無邪気な大人”も揃っていましたね(笑)。
【佐々木】 そうなんです(笑)。個性派キャラクターが揃っていますよね。

──その中心となるのが矢島役の青柳翔さんと岸谷役の田中圭さん。共演した感想は?
【佐々木】 とてもおもしろい方たちです(笑)。撮影の合間、田中さんがはまっているゲームがあって、私と青柳さんもそのゲームを教えてもらったんです。雨が降って撮影の待ち時間とか、みんなで夢中になっていました(笑)。

──意気投合したわけですね。『ぱいかじ南海作戦』では西表島、『サンゴレンジャー』では石垣島と竹富島、沖縄での撮影が続いていますが、佐々木さんにとって沖縄はどんなところ?
【佐々木】 大好きな場所です。私が生まれ育ったのは秋田なんですが、海の近くに実家があったので、自然のある場所が好きなんです。沖縄も自然が多くて、優しい人たちが多くて、今回は撮影中に地元の方が料理を作ってくださったり。地元の方とふれ合える撮影って、地方ならではだなぁって思います。沖縄料理も美味しかったです!

──好きな沖縄料理は何ですか?
【佐々木】 ソーキそばも好き、海ぶどうも好き、ぜんぶ好きです! ゴーヤチャンプルーも大好きで、家でも作ったりしています。

バランスがよくて笑えるポイントがたくさんある

──お料理、好きなんですか?
【佐々木】 昔から料理をすることと映画を観ることはずっと好きで続いています。料理は冷蔵庫にあるもので何かしら作ってしまうタイプなので、得意料理というのはとくに……でも、よく作るのは豆腐ハンバーグ! 鶏肉を使ってヘルシーにしています。

──やはり普段から健康に気を付けているんですね。今回は日差しの強い沖縄での撮影、日焼け対策は大変でしたか?
【佐々木】 お仕事的に肌を焼けないので、とても気を付けていました。日に当たり過ぎてしまったときは、内からも外からもビタミンCを摂るようにしています。あと、沖縄は花粉症の心配がないっていうのもいいですよね(笑)。(※撮影は昨年の5月)

──そんな大好きな沖縄での撮影が行われた『サンゴレンジャー』の物語は、沖縄のサンゴを守るために環境省の自然保護官・矢島(青柳翔)たちが奮闘する痛快エンターテインメント。台本を読んだときの感想は?
【佐々木】 最初、出演のお話をもらって『サンゴレンジャー』というタイトルを見たときに、「戦隊ものの映画ですか?」って聞いてしまったんです(笑)。でも、台本を読むと、タイトルはユニークだけど中身は環境問題を取り上げていたりして、自然について学べる映画でもあって、しかも胸にぐっとくるシーンもあるんです。もちろん、コミカルなシーンもたくさん。完成した作品を観て、編集でさらに楽しくなっていたので感動しました。

──『サンゴレンジャー』もその前の『ぱいかじ南海作戦』や『アフロ田中』もコメディ要素の強い映画でしたが、コメディは演技のなかでも難しいといわれるジャンル。実際、難しいですか?
【佐々木】 そうですね。ただ、私が今回演じたリサ先生はすごく真面目な役だったので(笑)。でも、作品には笑えるポイントがたくさんあるんですよね。沖縄で完成試写会をやったんですが、そのときは大人も子どもも大爆笑していて「ああ、みんなが楽しめる映画なんだな」って思いました。

──佐々木さんが一番笑ったシーンはどこですか?
【佐々木】 たくさんあるんですけど……自分の出ているシーンでいうと、前半のほうで、青柳さん演じる矢島が岩場に立っていて、それを目にしたリサ先生が心配して「死んじゃダメーッ!」って一生懸命になっているところ(笑)。あと、青柳さんと池田さんが「サンゴレンジャー!」ってキメているのに、田中圭くんは「環境保護管です」って冷静だったりするところとか、すごくいいバランスなんです(笑)。

周りの人に背中を押されて演じることができた

──佐々木さんにとってこの『サンゴレンジャー』は5本目の映画となりますが、本数を重ねることによって映画のおもしろさ、女優のおもしろさなど、何か感じているものは?
【佐々木】 いつも悔しい思いをしたまま作品が終わってしまうんです……。女優業ってどんどん欲がでてくるというか、どんどん上手くなりたいという思いが強くなる。モデル業とは違う奥の深さがあるので、もっとがんばりたいなっていつも思います。

──そんなふうに思い始めたのはいつ頃ですか?
【佐々木】 2年くらい前からですね。あのときこういうタイミングでという明確なものはないのですが、後ろ向きだった女優業がだんだん楽しくなってきたのがその頃。女優をはじめたばかりの頃は余裕がなかったんですよね。でも、最近は「やりたい!」と思ったからには「がんばらなくては!」と思えるようになりました。

──その、後ろ向きだったというのは?
【佐々木】 (モデル、タレント、女優という)いろいろなお仕事をさせていただいていて、初主演映画『天使の恋』のときは、すごく怖かったんです。私は(女優としてまだちゃんと演じることが)できないのに「主演なんて私には……」って、マイナス思考だったんですよね。でも、周りの方々に背中を押されて、そのおかげで徐々に演じることが楽しくなっていった。今はそういう経験ができたことに感謝しています。

──ひとつ乗り越えたわけですね。今後、やってみたい役はありますか?
【佐々木】 なんでも! 今は、どんな役でも挑戦してみたいって思っています。モデル業はある程度経験を積んできましたが、女優としてはまだまだなので。どんな役でもやってみたいです!
(文:新谷里映/撮り下ろし写真:逢坂 聡)

映画情報

サンゴレンジャー

 美しいサンゴ礁が広がる沖縄県石垣島。町長選を控え、サンゴ礁を破壊する大規模な橋の建設計画をめぐり賛成派と反対派が対立していた。ある日環境省の自然保護官の矢島が赴任してくる。赴任早々、サンゴ礁を守る“サンゴ防衛レンジャー”となることを宣言。同期の岸谷は一方的にメンバーに指名されるが、彼の自然に対する熱い思いに共感していく。さらに、小学校教師であるリサも、メンバーにに加わる。

 そんなある日、橋の建設計画反対派の集会で、矢島の個人的な意見で賛成派の反感をかってしまう。車椅子の少年の怪我や反対派政治家の汚職発覚など立て続けにトラブルが発生し、賛成派と反対派の対立が激化。そんな中、矢島はひとりの人間として何をすべきか考え、メンバーと共に起死回生の行動を実行する……。

監督:中前勇児
出演:青柳翔 田中圭 佐々木希
【OFFICIAL SITE】
2013年6月15日(土)より東京・渋谷 HUMAXシネマ・お台場シネマメディアージュ他全国ロードショー
(C)2013サンゴレンジャー製作委員会

関連リンク

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『サンゴレンジャー』公式サイト

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