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ORICON NEWS
「デブスでしんどい」ダイエット決意し生まれ変わった美女レイヤーの本音
デブスでしんどい…コスプレを契機に生まれ変わったひよとくん
初コスプレの写真に驚愕「写真として見るまで、自分が太っていることに気づかなかった」
【ひよとくん】過去と現在の写真を比較するツイートがタイムライン上で盛り上がっているのを見て、「おもしろそう!」と思い、その流れに乗ってみました。少し前に、5年前の自分の写真を見つけて、「この頃の私、すごい体型だなぁ。友だちに見せたらウケるかも」と思っていたので、「アップするなら今だ!」と思い、ツイートしたんです。
――たくさんのコメントが来ていましたが、印象的だったものはありますか?
【ひよとくん】「努力の成果が出ている」や「私もダイエットを頑張りたい!」といったコメントのほか、「昔も今もかわいい」といった肯定的なご意見もたくさんいただきました。逆に親しい友だちからは、「身体の威圧感がなくなった」や「ハムからカリカリのベーコンになった」と言われていじられています(笑)。
――ツイートに「初めて推しキャラでコミケ行って撮って貰った写真が死ぬほどデブスでしんどくて…」とありますが、それはコスプレ初挑戦時の思い出ですか?
【ひよとくん】二次創作の絵描きをしていたんですけど、そのころ知り合ったお友だちにコスプレをやっている子がいて。その子に誘ってもらって、自分でもコスプレをするようになったんです。コミケは、コスプレ歴2年目くらいで初めて参加しました。
――それまでは特に、ご自身の容姿に対してコンプレックスを抱くようなことは?
【ひよとくん】まったくなかったです。もともとが痩せ型だったので、「そのころと比べると多少は体重が増えたかな…?」くらいの気持ちでした。毎日、「これくらいならまだまだ健康体型の域だろう。メイクもファッションもばっちりで今日もかわいい!」みたいなことを考えて過ごしていました。ものすごくポジティブ思考です(笑)。
――ちなみに、そのときコスプレをしたキャラクターは?
【ひよとくん】『ラブライブ!』の東條希です。ダイエットに成功したらまた挑戦しようと思って、衣装は今でも保管しています。ただ、綺麗になるための努力には終わりがないので、いつになったら着ていいのか、自分でもわからなくなってしまって…。再挑戦するタイミングを見失いました(笑)。
15キロの減量に成功した秘訣は「1日5時間踊り続ける過酷なダイエット」
【ひよとくん】毎日コツコツ続けるのが苦手なので、最初の数日で一気に体重を減らそうと思って。アイドルのライブ映像や“踊ってみた”動画を見て、それを完コピすることを目標に、1日5時間以上踊り続けて、6日間で7キロの減量に成功したんです。それと、3日おきの断食もして。そこからは胃が小さくなったのか、リバウンドもなく、体系を維持できています。
――過酷ですね…! では、コスプレメイクはどのようにして研究・勉強されたのでしょう?
【ひよとくん】当時はコスプレメイク以前に、普通のメイクすら適当だったので、まずはInstagramでメイクの方法やコスメのことを調べました。漠然とネット上で調べるよりもInstagramに絞ったほうが、メイク関係の情報は見つけやすかったです。
――まさに今どきの勉強方法ですね。
【ひよとくん】コスプレイベントに参加するようになってからは、他のレイヤーさんのメイクを見て、それをお手本にさせてもらうことが増えました。普通のメイクと違ってコスプレメイクの場合は、そのキャラクターに合ったつけまつ毛やアイラインの引き方があるし、テーピングなどの工夫で輪郭や顔つきもがらりと変わりますからね。素敵なレイヤーさんのメイクを真似しつつ、自撮り写真を撮っては細かく確認して…のくり返しで、ちょっとずつ完成度を高めていきました。
――そうして美意識が高まり、垢抜けたことによって「よかった」と思えることはありますか?
【ひよとくん】いちばんよかったと思えるのは、ダイエットがうまくいって、着られる服のバリエーションが増えたことですね。いまはTwitterのアイコンに鏡音リンのコスプレ写真を使っているんですけど、じつはこの衣装は、コスプレを始めたばかりの頃に買ったものなんです。でも、比較写真を見ていただいたらわかるように、当時の私の体型ではサイズが合わなくて…。ほかにもかわいいと思って買ったものの、いざ着ようとすると小さかったり、太っているせいで似合わない服が大量にあったので、それを着られるようになったことが嬉しいですね。
――着られる衣装が増えたことで、コスプレの可能性もさらに広がりそうですね。今後の目標を教えてください。
【ひよとくん】せっかくできることが増えてきたので、コスプレ関係のお仕事にもどんどん挑戦したいです。コスプレを仕事にできるのはひと握りのレイヤーさんだけなので、後悔のないように何事にも全力で取り組みたいです。それと、せっかくコスプレメイクや美容について勉強しているので、その知識や経験を生かして、これからコスプレを始める人や、女装・男装に興味のある方たちをお手伝いするような活動もしてみたいですね。SNSを使って、そういった情報を発信していくのもおもしろそうだなと思っています。
取材・文/ソムタム田井
ひよとくんTwitter:@meow_1410