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フィギュア本田姉妹のYouTubeが1500万再生、トレンドの逆を行く“素人編集”で原点回帰?
YouTubeもマスメディア化で“ごてごてサムネイル”に辟易? 本田姉妹が風穴となるか
しかし、最近は多くのテレビタレントがYouTubeに参入し、YouTube向けの動画制作会社やプロの編集者に外注するケースが続出。サムネイルは引きのあるキャッチーな文言で埋め尽くされ、タイトルも煽り表現や“匂わせ”ワードが並べられ、アスリートYouTuberですらプロに頼んでいるであろう編集が見受けられる。
こうした“プロ編集仕様”には、どうしても再生回数を伸ばしたいという私欲が見え隠れし、最近ではタレントがYouTubeに進出しても「テレビではできない自分のやりたいことを表現したい」というよりも、「お金儲け目当て」「広告稼ぎ」などと捉えられてしまい、広告なしの動画が称賛されることもしばしばだ。
対する「本田姉妹やで」の動画は、ことごとく“私欲”を感じさせない。初投稿の『なわとび』こそ再生時間14分54秒だが、『たい焼き』4分59秒、『タマネギ』4分56秒とかなりの無頓着ぶり。シンプルなタイトル、すっきりとした自然体サムネイル、カット割りの少ないありのまま編集で、ただただ仲が良い家族の“ホームビデオ”を見ているような感覚なのである。そして、初回投稿『なわとび』のラストでは、「こんばんは!真凜です ご視聴いただきありがとうございます! 私のヘンテコな編集で見づらかったと思います、ごめんなさい でも編集中に画面に映る望結紗来の愛らしさに、私は幸せいっぱいでした 楽しんで見て頂けていたら嬉しいです」と、なんとも本田・姉らしいコメントで締めくくられている。