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長澤まさみ、ダメな母親役で新境地「30代はリアリティある役を演じたい」

30代はリアリティを持った役を…仕事を全うする“キャリアウーマン”を演じたい

──映画の現場にはどんな魅力があるんですか?

長澤まさみ 映画に携わっている人たちは、どこか泥臭くて愛すべきところがあります。あるとき映画のスタッフさんから「長澤さんは映画とドラマ、どっちが好きなんですか?」って問い詰められたことがありました。私自身はお芝居そのものに惹かれているので「ドラマも舞台も映画も好きです」と答えたら、その方はとても不満な顔をしていて。“ああ、この人は本当に映画を愛してるんだな”と思ったんですよね。お芝居は基本的に地味な作業の積み重ねで、光が当たるのはほんの一瞬。それは映画もドラマも舞台も同じなんですが、特にキャストとスタッフが入り混じって汗をかきながら作る映画の現場では、そのことを強く感じることが多いんです。

──30代になりこの先、演じてみたいジャンルや役はありますか?

長澤まさみ “キャリアウーマン”というとざっくりした言い方になりますが、仕事を全うする女性の役や、そうした女性にフォーカスを当てる作品に出てみたいです。アメリカの女優、ジェシカ・チャステインさんが演じるスマートな女性像がとても好きで、彼女の作品をよく観ます。私も彼女のような役をリアリティを持って演じられるように、年齢を重ねていきたいと思っています。

(文/児玉澄子 写真/逢坂聡)

映画『MOTHER マザー』予告編

映画『MOTHER マザー』

【ストーリー】
男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきた秋子(長澤まさみ)。シングルマザーの彼女は、息子の周平(郡司翔)に奇妙な執着を見せ、忠実であることを強いる。そんな母からの歪んだ愛の形しか知らず、翻弄されながらも応えようとする周平。彼の小さな世界には、こんな母親しか頼るものはなかった。やがて身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していくなかで、母と息子の間に生まれた“絆”。それは17歳に成長した周平をひとつの殺害事件へ向かわせる……。何が周平を追い込んだのか?彼が罪を犯してまで守ろうとしたものとは―?

【監督・脚本】大森立嗣
【出演】長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼
【公開日】7月3日(金)
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