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再放送ドラマを牽引する別格な美人オーラに圧倒、女優・堀北真希待望論

  • 再放送されている『野ブタ。をプロデュース』特別編の視聴率が高推移を記録

    再放送されている『野ブタ。をプロデュース』特別編の視聴率が高推移を記録

 春ドラマの放送スタート日が延期となるなか、各局さまざまなドラマを再放送。その再放送ドラマを視聴率で牽引しているのが『野ブタ。をプロデュース』特別編(日本テレビ系)だ。第一話の放送当初、SNSでは当時を懐かしむ声が多く見られたが、なかでも圧倒的だったのがヒロインを演じた堀北真希さんの美しさをたたえるコメントだった。堀北さんと言えば、正統派、美少女のイメージが強く、どこか周囲を寄せ付けないオーラも。一躍“待望論”が巻き起こった「堀北真希」という女優について改めて紐解いていく。

「復帰はない」からこそ生まれる待望論

 2005年に人気グループ・KAT-TUNの亀梨和也と俳優の山下智久が出演し大ヒットした日本テレビ系連続ドラマ『野ブタ。をプロデュース』。その再放送の平均世帯視聴率は第1話が11.0%、第2話が10.9%、第3話は8.4%と高推移を記録している(いずれも ビデオリサーチ調べ 関東地区)。

 『野ブタ。』は、亀梨と山下が演じる高校2年生の修二と彰が、堀北真希さん演じるイジメられっ子の転校生・小谷信子、通称“野ブタ”を、クラスの人気者がプロデュースしていく様を笑いと涙で描く、青春シンデレラ・ストーリー。平成ギャルの象徴のような女子高生たちの姿も多く描かれており、SNSでは「観ていた高校時代を思い出す」「あの頃に戻りたい」「私もスクールバスに落書きしてた!」など放送された当時を懐かしむ声も。

 またヒロイン役の堀北さんについては「美しいし、本当に尊い」「改めて美貌が圧倒的」と絶賛の声が寄せられたほか、「復帰しないのかな」「もう一回だけでいいからテレビで見たい」といった“復帰論”が続々。「堀北真希」のワードがトレンド入りするほどの盛り上がりを見せた。

 そんな堀北さんの妹でモデルのNANAMIが先日『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演。囁かれる堀北さんの芸能界復帰説に「復帰しません」と断言し、復帰の確率は限りなくゼロに近いことを匂わせた。

 「一度決めたら、貫くということでしょう」と話すのは、堀北さんの作品の現場取材・インタビューはもちろん、多数の芸能人に話を聞いてきたメディア研究家の衣輪晋一氏。「彼女の絶頂期ともいえる当時の映像が供給されているなか、“テレビでもう一度見たいと思っても、もう会えることはない”という届かぬ思いが、視聴者の待望の思いをより強くしているのかもしれません」(同氏)

バラエティで内面を見せなかったことで“女優然”としたオーラを獲得

 ときに女優のプライベートな表情が垣間見える、バラエティ番組の番宣出演。ここでも掘北さんは自然体だった。例えば『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス』(フジ系)の番宣で同局の『はねるのトびら』に出演したとき。小栗旬と登場した堀北さんは自分からの発信は控えめ。もっとも強い彼女からの発信は「私、リアクションがすっごい苦手なんですよ」という、芸人からの“フリ”に「ダメ!」と呼応するものだった。

 こういった「役柄以外のキャラを妙に作り込まない」「クール」さが掘北さんのキャラクターイメージだ。バラエティに準ずる動きは可能な限り控え、「番宣」という自身の役柄のみを演じていく…。先述の衣輪氏はこう解説する。「過去に堀北さんにお話を伺ったところ、彼女の少女時代は日直で号令をかけただけでお腹が痛くなるほどの人見知りだったようです。また『花ざかり』の時代的には、彼女が人に合わせてばかりだった頃。“人見知り”と合わさって、クールでミステリアスなイメージが定着していったのでしょう。ちなみに彼女は『梅ちゃん先生』あたりから、『それじゃ人生は楽しくない』『もっとマイペースに生きたい』と発言するように。この頃から“女優然”としたオーラを漂わせるようになりました」

 ところで昨今は、女優にもバラエティへの対応能力が求められる時代になっている。この背景にはAKBグループなどの女性アイドルが得意としてきた親しみやすい雰囲気づくりや、バラエティでの立ち居振る舞いが女優にも響いてきていることが考えられるが、同時に、女優にもバラエティに対するリスペクトが根付き始めているからでもある、とも言われている。

「とくに松岡茉優さんは『バラエティも得意な女優でありたい』と話していたほどで、一時期は全力でバラエティをやりたいがために空回り。だがそれが『可愛い』とのファンの声を多く聞いていました。また実は天海祐希さんもバラエティ上級者。過去に藤原竜也さんにお話を伺ったところ、『バラエティは苦手で消極的でしたが、大先輩の天海さんがしっかりと番組で“バラエティ”をこなされているのを見て反省しました』と話していました」

 このほか木村佳乃、鈴木砂羽、菅野美穂、二階堂ふみ、平愛梨など、バラエティで(役柄とは異なる、自分の本質を出せる場所として)、リアクション、エピソードトークしっかり作って楽しませてくれる女優は多い。

「しかし古い硬派な役者論で言えば、バラエティは自身の価値を落とすものでもあります。役者は“役”を演じる“者”であって、“役柄”の“入れ物”。プライベートを明かす=個人が際立つ行為は、純粋に“役”を楽しんでもらえないことにつながるので、それを良しとしないのです。“入れ物”に“人格”は必要ないという考えですね。堀北さんの場合は自身の性格もあって、強く意図せずこの硬派な役者論に載った。でもだからこそ、のちに女優然とした輝きとオーラを放てたのではないか」(衣輪氏)

国民的女優となるも“最高の状態”で引退する潔さ

 「堀北真希」と言えば、正統派美少女のイメージがある。だが実は、デビューしてからしばらくは、美少女というよりは地味な女子役が多かった。当時は長澤まさみ、宮崎あおい、綾瀬はるかがちょうど“若手女優”と呼ばれ台頭していた時代で、それより年下だった堀北さんはその陰に隠れていた印象がある。『野ブタ。』再放送のSNS感想コメントで「あの堀北真希が、地味な女子高生役? 相当な無理があるよな…」という声もあったが、それは“今”だからこそ感じられる感想だ。

 『野ブタ。』で一躍ブレイクした後は、『花ざかりの君たちへ』『クロサギ』『篤姫』朝ドラ『梅ちゃん先生』など国民的女優へと駆け上がっていく。同世代の女優のなかでも、ワンランク抜けた女優のポジションを獲得していたほか、美少女にしては珍しく女性からのアンチが少ない女優で、男女問わず「可愛い」「美しい」と言われていた。

 そんな人気の真っ只中、2015年に俳優の山本耕史と結婚。ベールに包まれていた私生活や新婚生活について徐々にバラエティでも明かすようになり、以前の“とっつきにくい”イメージを払拭。立ち位置の変化でさらなる魅力を発揮していた。そして引退。まさに最高の状態で、私たちの前から姿を消してしまった──。「この引き際の見事さは山口百恵さんの引退を彷彿とさせる」と衣輪氏。山口さんもそうだが、もう戻ってくることはないと分かっているからこそ、逆に人はその復帰を求める。その待望論が盛り上がっていく。

 “個人”としてではなく、女優としての姿を人々の記憶に刻みつけた堀北さん。もう彼女の“今”をテレビで観ることはできないかもしれない。だが、「堀北真希」という存在はそれゆえ、永遠に私たちを焦がし続ける。

(文/西島亨)
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