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【マネージャーインタビュー】川田アナマネージャー明かす、関西から全国進出成功の理由と“セントフォース”の掟
“セントフォースはNG多すぎ”は誤解?「恋愛も水着も事務所NGではない」
杉本悠太そこの違いがどんどん曖昧になってきていますよね。ただ川田の場合で言うと、彼女はちゃんとニュース原稿が読めて、情報を正確に伝える能力があります。そこは明確に違いがあって、軸はあくまでも「アナウンサー」です。フリーアナウンサーでありながらバラエティにも出させて頂いて、彼女の魅力をどんどん伝えていく。そのスタンスはこれからも変わらないと思います。
――フリー転向からバラエティ露出が多かったのは川田さん本人のご意向ですか?
杉本悠太そうですね。まずは本人が何をやりたいのかを最優先しています。報道かバラエティか、しっかりコミュニケーション取りながら、その人の才能やスキルによって色んな分野で活躍してもらっています。
杉本悠太あれは耳が痛かったですね(笑)。でも、特に“事務所NG”があるわけではなくて、全員に厳しいわけでもないんですよ。恋愛も禁止ではなくて、人それぞれです。守ってあげなきゃという想いもあり、ああしてこうしてが多いのかもしれないですね。
杉本悠太そうですね。新井恵理那や岡副はこれまで水着にも挑戦していますしね。ただ、何事においても「清潔感」というのは大事にしています。あとは、「視聴者を不快にしないこと」。アナウンサーやキャスターはニュースを読んだり情報を伝えたりするのが仕事なので、髪型やメイクについてアドバイスしたりすることはあります。ころころ髪型を変えすぎたり、メイクを濃くしたりすると、そちらに目がいってしまって情報が入ってこないので。
――確かに、「セント・フォース=清楚」というイメージがあります。今後、マネージャーとしてやっていきたいことはありますか?
杉本悠太まずは川田の出産が無事に迎えられること。今後は、今までとはまた違うステージにいくと思うので、新たな魅力を伝えられるようにしっかりサポートしていきたいと思っています。この4年、川田の担当になってたくさんの事を経験することができて、彼女には本当に感謝しています。色んな事を教えてもらって、すごく勉強になりました。僕らの仕事はその子の魅力を伝え、その子と全力で向き合うこと。でもそれは当たり前のことで、それ以上の何かを伝えられるマネージャーになりたいですね。伝えるというより「還元」。事務所のためにも、所属している人のためにも、僕が経験したことをどんどん「還元」していきたいと思っています。
タレントやアナウンサーが所属先を変える際、内内に次の所属先を決めてから退社手続きを進める例は往々にしてあるが、川田はきちんと読売テレビに退社の了承を得て、初めてセント・フォースに連絡をしたという。現在の夫となる男性とお付き合いを始めた際にも、マネージャーにちゃんと報告をしてくれたとのことだ。そういった誠実さが周囲の信用に繋がり、それがテレビ越しにも伝わり、今日の活躍に至っているのだろう。
(取材・文=山本圭介)