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【コミケ97】戦利品抱える猛者の強い味方、中身隠せる『恥ずかしくない袋』や3分で完売したコミケ用バッグが話題
隠れヲタも「これなら恥ずかしくない」アニメキャラや卑猥デザインすっぽり袋が好評
また、アニメショップらしんばんからは『恥ずかしくない袋』が登場。その名の通り、“恥ずかしくない袋”と書かれた大きな青い袋で、高さ70×幅50センチとあらゆる戦利品をカモフラージュできる仕様となっている。電車内等で注目されがちなアニメキャラや卑猥なデザインも隠すことができることから配布前からSNS上で話題となり、「めっちゃ欲しい」「センスよすぎる」「これなら恥ずかしくない」「逆に恥ずかしい」など様々なコメントが寄せられている。
らしんばん担当者は、『恥ずかしくない袋』を作った理由について、「せっかく楽しい大好きなコミケなのに、帰宅を考えると少し不安・恥ずかしいかもといった参加者の気持ちを少しでも軽くできたら…、そして貰った配布物やお買い物した商品がすっぽり入る袋を作りたいと考え、誰に見せてもまったく恥ずかしくない袋が完成しました」とのこと。併せて、『恥ずかしくない本』なる“ブックカバー”も無料配布、『恥ずかしくない枕』なる“抱き枕カバーのカバー”の販売も実施している。
「コミケの世界がどれほど熱いか伝えたい」担当者の思いが届いた夢の商品誕生
これを受け、同社は本格的に『コミケ用ミーティングバッグ』の開発に着手。社内ではこれまでのターゲットと異なる新商品開発に上層部からは反対の声もあったというが、「製品化を楽しみにしている」とのコメントがフォロワーから相次いでいた。その思いに応えようと、担当者は実際にコミケなどに足を運び、コミケの世界がどれほど熱量が高く、規模の大きいコミュニティなのか訴え続け、ようやく“夢のコミケ用バッグ”が完成したという。
「収納ポケットが欲しい」、「肩ひも強化してほしい」、「斜め掛けしたい」、「キャリーケースに固定できるようにしてほしい」、「可動式仕切り板で分割収納」、「マグネット式のフタ」のほか、「耐荷重を上げてほしい」の声には、10キロから倍の20キロにアップ。試作段階で採用していた透明ポケットは、「会場はまさに戦場、人混みでどうしてもビニール部分に傷がついてしまう」との声を受け、メッシュポケットに変更した。
本当は同商品が欲しかったものの、売り切れていたために同メーカー旧型を購入したという20代男性も、「旧型も折りたためるし、自立するので、家でもボックス代わりに使えるのがうれしいですね」と大満足の様子だった。
カウネット広報の久保田さんと入谷さんは、「『ボドゲ収納した!』『模型を入れた!』『カメラバッグとして便利!』などバッグの中身を写真付きでつぶやいてくれるお客様の投稿は、今後の開発のヒントになっています」と日々SNSチェックを欠かさない。次なるヒット商品にも、あなたの声が反映されるかもしれない。