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『セカチュー』から15年、長澤まさみの変化楽しみながらの“爽やかキープ力”

進化の背景には、“清純イメージの壁”と生まれながらの“サービス精神”

 制作の現場においてはすでに“大女優”級の評価を受けている長澤だが、その裏側では長澤なりの“苦悩”もあったようだ。初主演映画の古厩監督は、2013年のトークイベントでデビュー当時の彼女に対し、「ひどかったんです。静岡に帰りたいとか、女優とか嫌だとか、ブツブツ言ってた。それが窮屈そうに見えてね」と振り返った。長澤自身も、10代は自信がなく、清純派という固定されたイメージが「邪魔だった」、「大きな壁」だったと打ち明けている。

 しかし、30代に入ってからのインタビューでは、「自分自身のイメージなんて関係ない。周りを変えようと考えるよりは、自分が変わるという考えの方が楽しいから」と話し、これまで自分を縛りつけてきた“清純派”という“邪魔な壁”をすっかり乗り越えた様子を見せている。また同時に、「“新しいことをやりたい”というより、みんなが楽しくなるものを作れる人になりたいと思っています」とも語っており、長澤の根底には生まれ持った“サービス精神”があるようにうかがえる。

 実際、長澤は小さいころから人を笑わせることが大好きで、家族の中ではいちばんのムードメーカーだったと言う。たしかにコメディ作品だけではなく、最近のバラエティを見ても、明石家さんまとのお決まりのやり取りや共演者への鋭いツッコミにお笑いのセンスを感じさせる。長澤と言えば、タレントの福田彩乃によるモノマネが思い浮かぶが、長澤本人は「そうやってよく真似されるんで、昔はそれが嫌だったんですよ。神経質なんで、自分が。でも、それ見てみんな笑うんで、なんか嬉しくなっちゃって」と語っている。
 何度も女優をやめたいとも考えたそうだが、やはり長澤にとって最大のモチベーションは、本人も明かしているように「楽しんでもらいたい」、「喜んでもらいたい」というサービス精神にあるようだ。
 映画『キングダム』では、“死王”と称される楊端和の役作りに、剣に振り回されないようにベッドに当たらない寸止めの素振りを毎日100回行なったと言う。「新しいチャレンジをするためには“毎日の積み重ね”が大事」と度々口にする長澤らしいエピソードだ。
 10代から20代にかけての正統派一直線の若手女優から、20代後半にテレビドラマから舞台、海外へと挑戦の幅を広げてきた長澤まさみ。一時期、ドラマのヒロイン格から二番手に回った感もあったが、その間にアクションからお色気、破天荒キャラにまで役の幅を広げていたのだ。そして30代になった今、再び主役の“ど真ん中”に戻ってきた。今後も、長澤まさみが天性の爽やかさを保ったままどんな“七変化”を見せてくれるのか、楽しみである。
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