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劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』レギュラー声優座談会

王道を行きつつ、突き抜けた作品に

――今年1月のテレビアニメの1時間スペシャル“幼馴染”だった工藤新一と毛利蘭が晴れて“恋人”という関係になった後、最初の劇場版ということでは何か変化はありましたか?
山崎ネタバレになるから何も言えません!(笑)

山口1回観て、ストーリーがわかってからもう1回観る時に、蘭の表情に注目してもらえると、いろいろ気づくことがあると思います。僕もカップルになって最初の劇場版だったから、タイトルバックのナレーション「オレは高校生探偵、工藤新一」のところが変わるのかな、と思って期待していたんです。「幼なじみで同級生の…」に何か加わるんじゃないかって。
――「ガールフレンド」くらい言わんのかい、とツッコんだ人たくさんいたと思います。さて、すでに観た人もこれから観る人にもメッセージをいだけますか?

山口心から楽しめる作品になったと思う。登場人物の誰の視点で観ていくかでも感想が変わってきそうな深みのあるストーリーなので、いろんな角度から観て、いろんな楽しみ方ができるのが劇場版コナンの魅力。皆さんが楽しんでいただければ、うれしいです。

小山みんなそれぞれに正義があって、それぞれ求めていることも異なり、自分がこうなりたいと思っている幸せも違う。泥棒や、人が亡くなる事件も起きるけれど、登場人物それぞれに、短所や長所もあって、強さや優しさもある、っていうのを見ていただけたらうれしいな。おじさんはお酒があればいいんですけどね(笑)。

山崎泥酔から起きてあの立ち回りはすごいですよね。

小山さすがでしょう、小五郎の肝臓!

山崎前作はすごくハードボイルドで、かっこいい、大人の世界観があったと思うのですが、今年は今年で泥棒さんが出てきて、それぞれのキャラクターの強みと弱点、人間らしいところも出ていてエンターテインメント。コナンくんもアーサーという立場でできることできないことがあって、それを乗り越えて立ち向かっていくところが面白いんじゃないかな。

高山守りたいものがあるから強くなれるし、あきらめない。足りない部分は補いあって、力を合わせて挑む。王道を行きつつ突き抜けた今作。ラブもアクションも推理も、バランスよく楽しめるように描かれています。シンガポールのリアルな風景とキッドの醸し出すファンタジー。誰の位置で観るかによって、違うストーリーを感じられると思います。これから観るという方にもぜひ、それぞれのキャラクター目線に立って楽しんでいただきたいと思います。

(撮影/小倉直樹)

劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』

  • (C)2019青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

  • (C)2019青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

4月12日(金)より大ヒット上映中
スタッフ
原作:青山剛昌 「名探偵コナン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:永岡智佳 脚本:大倉崇裕 音楽:大野克夫
声の出演
高山みなみ(江戸川コナン) 山崎和佳奈(毛利蘭) 小山力也(毛利小五郎) 山口勝平(怪盗キッド)

(C)2019青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

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