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ORICON NEWS
“後世に影響を与え続けるバンド”クイーン、MISIAやJUJUの作曲を手がけたプロが語る凄さとは?
映画『ボヘミアン・ラプソディ』サウンドトラックも好調 クイーンの人気曲は?
ところで、木村拓哉主演『プライド』(フジテレビ系)の主題歌に採用された『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』や、キリン『NUDA』のCMソングにも使われた『ドント・ストップ・ミー・ナウ』など、若年層も耳馴染みのある曲が多いが、これまでどの曲がセールス的にヒットしたのか。その結果は『キラー・クイーン』がトップ、そして今回の映画のタイトルにもなった『ボヘミアン・ラプソディ』と続いた。
ウィー・ウィル・ロック・ユー
- TVで流れるのをいつも聴くから(男性/10代)
- 気づかないうちに刷り込まれている(男性/30代)
- ウォーターボーイズで流れていて知った(女性/10代)
ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
- ビールのCMで流れていて、爽快感のあるいい曲だなと思った(男性/30代)
- 木村拓哉さん主演のドラマ『プライド』の主題歌だったから(女性/20代)
- 気付いたらよく耳にする馴染みのある曲となっていた(女性/40代)
伝説のチャンピオン
- サッカーの試合を観ていて表彰式の時に流れていたのが印象的(男性/30代)
- 学生時代にはやった曲でクラスが盛り上がった(女性/50代)
ボヘミアン・ラプソディ
- アカペラとロックの融合が斬新に思えました(女性/40代)
- 初めて買った洋楽のレコードです(男性/50代)
キラー・クイーン
- ブライアンメイのギターソロがとてつもなく美しい(男性/50代)
- 初めてクイーンを認識した曲。今までの洋楽とは全く違った分厚い音に驚いた(女性/50代)
槇原敬之のツアーバンドのサポートメンバーとして数多くのライブ現場でも活躍する音楽プロデューサーから見たクイーンとは
また、横山氏はクイーンというバンドの魅力をこう語る。
横山裕章当時のロックバンドの曲はある程度構成やアレンジが決まっているから展開が予測できるんですが、クイーンはピアノやギターを中心に絶妙なタイミングで転調したり、さりげなく変拍子を入れてきたり、綿密なコーラスも入ってたりするので、ドラマチックな展開で聞いていてワクワクするし、もう一度聞きたくなります。それにバンドメンバーみんなが作曲できるため、曲のバリエーションも豊か。いわゆるボーカルの人が作詞作曲をして、ワンマン体制でやっていくのではなく、みんなが平等なモチベーションのもと成功した数少ないバンドの一つですよね。
横山裕章自分の仕事上、コーラスアレンジが必要となるんですが、そんなときにクイーンの曲を参考にする時もありますね。それこそ小さい頃から聞いている『ドント・ストップ・ミー・ナウ』なんかは、音域の配置が非常に凝っていますよね。「こういう風にするとゴスペルっぽいんだ!」とか。2サビ後のコーラスの掛け合いなんかは今聞いてもワクワクします。クイーンが活躍していた70年代後半から80年代前半のサウンドはレコーディングの技術も変わってきたし、使う楽器のトレンドも変わってきて色々柔軟に新しいことにチャレンジしてますよね。そういうところも凄いなと思います。もし今クイーンが存在していたら、様々な音楽の要素を入れた唯一無二の楽曲を作るんじゃないかなと勝手に妄想しています(笑)。
名曲『ボヘミアン・ラプソディ』という曲はEDMの先駆け!?
横山裕章僕が好きなのは『地獄へ道連れ(Another One Bites the Dust)』、『ボヘミアン・ラプソディ』『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』ですかね。『地獄へ道連れ』は今聞いても新鮮なサウンドプロダクション。ベースのリフから入って、打ち込みっぽいドラムのループが入ってギターリフが入って……今で言うダフト・パンクの『ゲット・ラッキー』にも通じるようなサウンドに仕上がっていて、音を聴いているだけでもかっこいい。クラブで流れてても踊れる要素がたくさんあるアレンジになっています。
幼い頃からクイーンの音楽に触れてきた横山氏も、今回の映画『ボヘミアン・ラプソディ』のクオリティには太鼓判を押す。
横山裕章予想をはるかに超えた迫力があって面白かったです。ただのライブ映画でもなければ、ただのドキュメンタリー映画でもない。恋愛や家族愛など色々な要素が詰まっていてエンターテイメント性が非常に高かった。バンドの音にも臨場感があって、目の前で演奏されているみたいで、曲が流れるごとに鳥肌が立っていました。フレディを演じたラミ・マレックも、表情はもちろん、ライブでのマイクパフォーマンスとか、お尻の独特の動きのニュアンスとか、再現度がものすごく高い。クイーンを知らない人でも間違いなくフレディの事が好きになるし楽しめると思います。
Information
数々の名曲を世に送り出し、圧倒的なライブパフォーマンスで世界中のファンを魅了したクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの軌跡を追ったストーリー。『X-MEN』シリーズなどのブライアン・シンガーが監督を務め、フレディに扮したドラマシリーズ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』のラミ・マレックが熱演を見せる。
11月8日(木)前夜特別上映(IMAX・ドルビーアトモス)
2018年11月9日(金)全国ロードショー
配給:20世紀フォックス映画
(c) 2018 Twentieth Century Fox
【調査概要】
調査時期:2018年9月21日(金)〜10月16日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ(外部サイト)】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
調査時期:2018年9月21日(金)〜10月16日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ(外部サイト)】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
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2018/11/08