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【オリフェスレポ】男らしく骨太なライブで魅せるSPYAIR、「ロックは自由に楽しんでくれ!」

 オリコンいち押しの新人アーティストが集結する恒例のライブイベント『oricon Sound Blowin′』の15周年を記念した『ORICON FES.(オリフェス)』が、11月1日(水)・2日(木)の2日間パシフィコ横浜で開催された。過去累計201組が出演した『oricon Sound Blowin′』の特別版となる今回も、スペシャルなアーティストが登場。大いに盛り上がったオリフェス2日目 SPYAIRのライブをレポート!

重低音が響く力強いロックサウンド!

 エモーショナルな演奏でバンドの骨太な存在感を見せつけたSPYAIR。ボーカルのIKEがスタンドマイクを高々と掲げて始まりを告げると、「THIS IS HOW WE ROCK」でいよいよライブがスタート!
 唸りを上げる重厚感のあるサウンドは、まるで強靭なスクラムのようだ。それぞれの楽器の音がガッツリと組み合わさって向かってくるようなダイナミズムにあふれている。オーディエンスが拳を力強く振り上げてそれに応戦すると、「オリフェス最高!」と言葉を投げ返すヴォーカルのIKE。ますます場内が熱気を帯びていく中、志田未来出演の東海テレビ・フジテレビ系全国ネット オトナの土ドラドラマ『ウツボカズラの夢』の主題歌として書き下ろしたシングル「MIDNIGHT」では、どこかブルージーで哀感のある“静”と、勢いで疾走する“動”が織り成すドラマティックな世界観に圧倒される。さらに、エネルギッシュなだけではない壮大でメロディアスなアプローチも。「自由にロックを楽しんでくれ!」という言葉と共に、その振り幅によってバンドのアナザーサイドをしっかりと印象づける。

人気曲「サムライハート」でタオルを回して観客が一体に!!

 そして「激しいやつをやるけど、ついて来れますか?」という呼びかけを合図に、ついにクライマックスへ。ハードなロックチューン「RAGE OF DUST」は、IKEが放つデスボイスと、アグレッシブに切り込んでいくステージパフォーマンスがインパクト大! 続く「サムライハート(Some Like It Hot!!)」では、ノリノリでタオルを回す観客で見渡す限り埋め尽くされ、「Hey!!Hey!!」の大合唱が湧き起こる。会場のテンションは上がりっぱなしで、「オリフェス、楽しかったよ!」というメンバーの表情もとても晴れやかだった。

(セットリスト)
1. THIS IS HOW WE ROCK
2. 現状ディストラクション
3. イマジネーション
4. MIDNIGHT
5. サクラミツツキ
6. スクランブル
7. RAGE OF DUST
8. サムライハート(Some Like It Hot!!)

(文:水白京/写真:鈴木かずなり)

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