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2017年 上半期ブレイク芸人ランキング
「35億!」の決め台詞が大人気! CM、女優業と多方面にも進出
注目されるきっかけとなったのは、今年1月1日放送の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の正月特番「ぐるナイおもしろ荘2017」。若手芸人の登竜門である同企画で見事優勝し、一気に知名度を上げた。2015年デビューで突然のブレイクを遂げた彼女だけに、2月放送の『R-1ぐらんぷり2017』(フジテレビ系)では、ネタのセリフを飛ばして涙するハプニングも。だがそれも、高飛車な芸風とは異なる彼女の“素の表情”が垣間見れたとして好感度を上げた。
また4月期のドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)では、女優・桐谷美玲、水川あさみらと理系女子3人組の1人というメインどころに大抜てき。さらに、ブランド品の宅配買取サービス『ブランディア』の新CMで、モデルで女優の菜々緒と共演するなど活躍の幅を更に増やした。
ユーザーの声では「『35億』を聞かない日がないくらいなので。また、あの音楽が頭から離れないので」(東京都/40代・男性)、「子どもたちが大好きで毎日『35億』と言っています」(福井県/30代・女性)と子どもから大人まで、「35億」の決めゼリフが圧倒的なインパクトを残した様子。ネタに合わせて流れる米歌手・オースティン・マホーンの「ダーティ・ワーク」も話題となり、両者のコラボ曲「Dirty Work Blouson Chiemi Remix」も配信されるほどの人気に。また、「ドラマにも抜擢され演技力もなかなかのものだし芸人としても露出が多かった」(愛媛県/50代/女性)と、その演技力を評価する声もあった。
大御所落語家や視聴者からクレームを受けても、誇りを持って“裸芸”貫く
元々アキラは俳優志望で、20歳代の頃は俳優・椎名桔平の付き人兼運転手をしていた。だが失敗ばかりで、置き手紙を残して逃亡。アキラは先ごろ放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演し、その事実を告白。すると、椎名から番組を通して手紙が届き、「世に出るまで20年よくがんばったね。本当におめでとう」と彼のブレイクを祝福した。同番組に彼は服を着て出演していたのだが、同じ裸芸のとにかく明るい安村などと同様に、どのタイミングで服を着て、番組などに出演するのかも今後の注目ポイントとなりそうだ。
アンケートでは「危険と隣り合わせな感じが良い」(埼玉県/40代・男性)、「テレビでは色々と言われていますが、私は見ていてヒヤヒヤして、しかも面白いので見てしまうから」(神奈川県/30代・女性)など、彼のギリギリな芸風を高評価。「頑張っている感じがいい}(東京都/10代・女性)など、まさに“裸一貫”で必死に芸に取り組む姿勢が人気のようだ。
圧倒的なハイテンションで話題沸騰、斎藤工との“奇跡のコラボ”が分岐点
主な支持コメントとしては「去年の『ガキ使』の影響。最近は落ち着いたと思うが、上半期はこの人だと思う」(神奈川県/20代/男性)、「斉藤工の影響が大きいと思う」(神奈川県/40代・女性)と、やはり“斎藤工特需”を挙げる声が多いものの、「うちの子(1歳児)ですらイェーイと言わせてしまうレベルなので」(静岡県/40代・男性)と、子どもたちからの人気ぶりは彼の大きな武器となるだろう。
TOP10中6人がピン芸人! コンビよりもブレイクしやすい!?
7位はタモリの付き人だった【岩井ジョニ男】。コンビのイワイガワとしても活動する岩井だが、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)にピンで活躍。モニター横見学で歌手・松山千春のモノマネを披露して笑いをさらい、『さんまのまんま30周年スペシャル』(フジテレビ系)ではその松山との共演も果たした。さらに今年2月に、新宿角座で行われた「ノーセンスユニークボケ王決定戦」で2連覇を達成するなど、舞台でも活躍。「メディアへの露出が高いから」(埼玉県/30代・男性)、「TVを見ない私でも聞いたことがあるから」(兵庫県/30代・男性)などの支持の声があった。
8位の【カミナリ】は、茨城弁の掛け合いで、ボケの竹内まなぶの発言に、ツッコミの石田たくみが大声で頭を激しく叩く“どつき漫才”で人気。昨年、『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で初の決勝進出を果たし、7位となった。7月からは初の冠番組『カミナリのチャリ旅!』(とちぎテレビ)がスタート。「メッチャすき」(茨城県/10代・男性)など、特に若年層からの支持が高く、10代ランキングでは5位を獲得。「バラエティ番組でよく見るようになったから」(沖縄県/20代・女性)など女性からの評価の声も多かった。
TOP10の中に岩井を含めれば、ピン芸人が6人も入賞する結果となった今回のランキング。中でもベスト3はブルゾンちえみ、アキラ100%、サンシャイン池崎と圧倒的な個性を放つピン芸人の3人が独占。バラエティー界で生き残っていくためにはフリートークの面白さも必要条件となっているのは周知の事実。彼らがお茶の間にシフトしていくのか、それともスタンダップコメディアンとしての芸の道を極めていくのか、下半期の動向にも引き続き注目したい。
【調査概要】
調査時期:2017年6月14日(水)〜6月20日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
調査時期:2017年6月14日(水)〜6月20日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代〜50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
2017年 上半期ブレイク芸人ランキング TOP10
ブルゾンちえみ
- ドラマ初出演も果たし、テレビに引っ張りだこ(東京/10代・女性)
- 芸能人や一般人とネタやメイクなど真似していた(静岡/10代・女性)
- バラエティやCM、ドラマと幅広く活躍していた(愛知/20代・男性)
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サンシャイン池崎
- 去年末のガキ使で一気にハマった(笑)(愛知/10代・女性)
- テレビでまねしている人が多かった(埼玉/30代・男性)
- 子供(1歳児)ですらイェーイと言わせてしまう(静岡/40代・男性)
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