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渡辺麻友&柏木由紀、AKB48で「大泣きした」理由とは!? あの先輩との“関係”も明かす

デビュー前日にボロ泣き!? アイドルになることの重みを実感

――ではこの10年にわたる活動についてもお伺いします。デビュー前、柏木さんはいつからAKB48に興味を持たれたんですか?
柏木由紀 雑誌で募集しているのを見て、1期生の時に書類を送ったんです。でも、当時は鹿児島在住だし親にも反対されていたから、東京にオーディションを受けに行くことができなかった。だから、自分が受けられなかったオーディションにどんな子たちが受かったのかと、AKB48のことを見るようになったんです。そもそも私、アイドルがすごく好きだったから、すぐにAKB48のファンになって、応援していました。でも、どこかで“自分もステージに立ちたい”という気持ちは変わらずあって。2期生オーディションでも親を説得できなかったけど、3期生のときは中3だったので“これで最後にしよう”と思って親と話しました。

――推しメンはいたんですか?
柏木由紀 AKB48の最初のころは昔のアイドルっぽい曲が多くて、逆に新しいなと思っていました。メンバーを見たときに最初にかわいいと思ったのは、前田(敦子)さん。その後の活躍を見て「やっぱり!」って(笑)。前田さんとは同じ年だったので、「こんなに頑張ってる子がいるんだな」と思って見ていました。
渡辺麻友 私は誰というよりも、AKB48というグループ自体が好きでした。衣装や曲、全体の感じが好きで。かわいいと思う子はいたけど、推しメンはいなかった。

――劇場デビュー前日のことって覚えていますか?
渡辺麻友 大変でした。レッスンもハードで、ビシバシと。
柏木由紀 確かに。初日に向けて1ヶ月くらい、朝10時から夜10時までみっちり毎日リハをしていたんですが、その時期は夏まゆみ先生のアシスタントの方が教えてくださっていたんです。振りもわりと間違えることもなくなってというときに、7日になって夏先生が、ステージに立つ心構えとかを話してくれたんですが、みんな全然わかってなかったから、ボロ泣き(苦笑い)。

――何を言われたんですか?
柏木由紀 劇場のステージは低いんですけど、「このたった数十センチが、“アイドルになれた人となれなかった人の差”ということを実感しなさい」と。
渡辺麻友 あと、「渡辺、この曲の歌詞の意味はわかるか」って聞かれて。当時13歳だった私は、歌と踊りでいっぱいいっぱいでそこまで考えられてなくて、何も答えられず……。夏先生は、心構えや歌詞の意味、ステージに立つ者としての基本的なことを教えてくださったんです。みんなで泣いてしまいました。
柏木由紀 先生に教えられてそれぞれの考え方が変わったので、言葉は交わしてないけど、みんなが「やるぞ!」という気持ちでつながった感じがありました。だから、初日はメチャメチャ楽しかった。
渡辺麻友 涙を乗り越え、良いステージになったと思います。

――渡辺さんはもともとAKB48のファンで、2期生のオーディション落選を経て、3期生で合格。初日を迎えられたときは、喜びもひとしおだったのでは?
渡辺麻友 いま思い返してみても、人生で一番うれしくて幸せな瞬間でした。AKB48の劇場のステージに立ちたくて、オーディションを受けて、落ちて。でもリベンジして受かったので、本当にうれしかったんです。初日は緊張もあったんですけど、それよりも喜びのほうが大きくて、ただひたすらに楽しかったことを覚えています。

先輩との関係、「小嶋さんとの距離はなかなか縮められなかった…」

――先輩たちとの関係はいかがでした? 柏木さんは2月の『こじまつり』でも小嶋陽菜さんとの距離感でいじられていましたし、小嶋さんと峯岸みなみさんが出演していた5日放送ラジオ『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でも、7年前の初回放送の担当は小嶋さん、高橋みなみさんと柏木さんの3人だった話をしていて。小嶋さんは、「絶対、ゆきりん地獄だったよね」と(笑)。
柏木由紀 確かに(笑)。『オールナイトニッポン』では(大島)優子ちゃんと(篠田)麻里子さまと3人のときもありました。緊張して、緊張疲れしちゃうというか。小嶋さんとの距離はなかなか縮められなかった…です。

――『こじまつり』でハグしたじゃないですか。
柏木由紀 小嶋さんは優しいんですよ。お互い、相手から来たらウェルカムなんだけど、自分から行くタイプではない。あのときは小嶋さんが粋なはからいで呼んでくださったので。

――1期生との距離が近づかなったのは、憧れのせい?
渡辺麻友 私たちはそうだよね。私は劇場の客席から観ていたただのファンなので、AKB48に入って初めて先輩に会ったときに「わ、本物だ!」みたいな。その感覚が残ってたから、距離がなかなか縮められなかった。それに3期生って、先輩と関わる機会があまりなくて。シングルの選抜メンバーとして関わったときは、一方的に緊張してる私たちを気にかけてくださった。
柏木由紀 それには応えられなかったけど(笑)。
渡辺麻友 話しかけてくださったけど「大丈夫です」「はい」とかしか言えなかった。自分が先輩になってみてわかるんですが、当時の後輩としての自分の姿はダメだったと思います。もちろん気を使うのは大事なんだけど、後輩にはもっとグイグイ来てほしいと思うんですよね。だから当時、もっと先輩に話しかけてみたらよかったと反省しています。

二人にとっての“卒業”するタイミングとは?

――10年間で一番うれしかったことはなんですか?
渡辺麻友 個人的には劇場公演の初日ですが、3期生としては、2009年の『リクエストアワー』で「初日」という曲が1位になったこと。それまで3期生のチームBはスタッフさんにもさんざん怒られていたけど、やっと3期生のオリジナル公演(2008年3月、『パジャマドライブ』公演)をいただいて、自分たちのための歌詞をいただいて、その曲がファンの方の応援もあって1位になって。やっと私たちが認められた瞬間だったので、本当にうれしくて大泣きしたな。
柏木由紀 それまではいわゆる“おさがり公演”だったので、オリジナル公演では歌詞カードに自分の名前があったり、自分用の衣装ができたり。公演デビューして1年が経っていたので、うれしかった。

――お二人は以前、「一緒に卒業したい」とおっしゃっていましたが、これまで卒業しなかった理由とは?
柏木由紀 “自分がやりたいことがAKB48にいたらできない”と思ったときに卒業しようと思っています。去年ソロでツアーをやって、一人も楽しいと思ったけど、忙しくても両立はできた。そもそもAKB48の活動がすごく好きなので、まだそれを捨ててまで「一人でこれをやりたい」とは思わないから卒業していないのかな、と。
渡辺麻友 私は、本当に辞めたいとなった時には、「今だ」というタイミングがフッと降りてくると思うんです。踏ん切りがつくときが、自然に来る。この10年やってきて、今まではそういうときがなかったんだと思います。

――8日に行われる『3期生10周年公演』はどんなものになりそうですか?
柏木由紀 10年前から応援してくださる方も、10年前の私たちを知らない方も、どちらも楽しんでもらえるセットリストをメンバーで決めました。ファンの皆さんの思いと、私たちの思い出の曲、伝えたい曲をうまく組み合わせて、スペシャルな感じになっています。
渡辺麻友 ほぼゆきりんが考えたといっても過言ではないです(笑)。ゆきりんはすごいプロデュース能力があって、センスがありますね。かなり盛りだくさんですよ。

★ニコニコ生放送で『3期生10周年公演』を生中継★
4月8日(土)18:30ごろ〜
AKB48劇場公演デビュー10周年を記念して開催される、3期生が揃う特別公演を生中継。
【出演メンバー】
多田愛佳・柏木由紀・片山陽加・田名部生来・仲川遥香・仲谷明香・松岡由紀・渡辺麻友
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