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(更新: ORICON NEWS

流行りモノ調査隊 「最新オフィストレンド 職場デザインが企業価値と作業効率を上げる!?」

“働きやすさ”が話題になることも多い今、オフィスのトレンドを調査。数々のオフィス、ショップなどいろいろなデザイン・施工を手掛けてきた「ユニオンテック」に突撃取材をしてきました。イメージアップ・ブランディング、作業効率化、従業員満足度向上…多岐にわたるポイントを、空間デザインでケアできるという、今どきオフィスのトレンドとは…?
<ユニオンテック>
2000年創業、オフィスやショップのデザイン・施工を行う空間トータルプロデュース企業。これまで数多くの企業のオフィス、ショップ空間を手掛けており、2016年に「職人×先進性」をテーマにした空間創造の新事業ブランド「UT SPACE」を立ち上げる。「10年後の建設業界の未来をツクル」をテーマに、職人への支援事業「TEAM SASTINA」も展開している。

案内いただいたのはユニオンテック執行役員でありチーフデザイナーの坂井亮さんと、コミュニケーションデザイナーの阿部有起馬さん。数々の会社のオフィスデザインを手掛けてきた同社が11月に社屋を移転。これを機に自社の技術を総動員して、社員の理想の職場を形にしたという。そんな最新のオフィスを見せてもらった。
  • コミュニケーションデザイナーの阿部有起馬さん

    コミュニケーションデザイナーの阿部有起馬さん

  • ユニオンテック執行役員・チーフデザイナーの坂井亮さん

    ユニオンテック執行役員・チーフデザイナーの坂井亮さん

オフィストレンド1 「企業の想いを見える化」

「会社の入り口はお客さまの往来がある、“企業の顔”ともいうべき大事な場所です。企業が定める理念や行動指針は、これまでは社員のため、内向きのものと考える人が多かったと思います。今は、企業がもつ想いを形として表に出すという動きがありますね。弊社もエントランスのデザイン、施工をさせていただいていますが、会社としての取り組みをアピールする場として活用するケースが増えています」(坂井さん)
ユニオンテックの場合は、行動指針である「熱意」「不屈」「感謝」「真摯」「挑戦」の“五心”と「Chance(機会)」、「Challenge(挑戦)」「Change(変革)」の“3C”を合わせた8にちなみ、八角形の柱を設けてデザイン的に配置している。お客様にも社員にも見える形で配置することに意味があるとのことだ。
★こだわりポイントPICK UP!
  • 裏から照らし光が正面に透過するように大理石をロゴの形で極限まで薄く削っている。

    裏から照らし光が正面に透過するように大理石をロゴの形で極限まで薄く削っている。

  • 普段見えない建築資材を使ったオブジェは「固い気持ち」「結束」と透明ケースの中で見せる事で透明性と、縁の下の力持ちの職人に光を照らしていく事を表現。

    普段見えない建築資材を使ったオブジェは「固い気持ち」「結束」と透明ケースの中で見せる事で透明性と、縁の下の力持ちの職人に光を照らしていく事を表現。

  • 多数の職人とのつながりがある同社。建築業界を知ってもらいたいと、建築業の職数と事業者数をグラフのオブジェに。

    多数の職人とのつながりがある同社。建設業界を知ってもらいたいと、建設業の職数と事業者数をグラフのオブジェに。

オフィストレンド2 「コミュニケーションが活発になる空間作り」

「どんな業種の職場であれ、社員のコミュニケーションは重要です。会話は内容により重要度が違うと考え、それぞれの会話レベルに活用できる場所を多数用意しています。ちょっといい?っていう気軽な話はオープンディスカッションスペースで行い、打ち合わせは10部屋ある小ミーティングルーム、重要事項を検討するならプレゼンルームを使います」(坂井さん)
10部屋ある小MTGルームはガラス貼りで、フロアのどこからも誰が使っているのか分かるようになっている。また、ショールーム要素も備えていて、すべての部屋でインテリアが異なる。クライアントとの打ち合わせの際に、話の流れで「この椅子を導入したい」と依頼されるケースもあるそう。
こだわりポイントPICK UP!
  • 来客が気兼ねせず使えるよう、ロビーはソファを廃止。特別に制作したパイプベンチは、横並びになる事で心理的にも会話が弾むのだそう。

    来客が気兼ねせず使えるよう、ロビーはソファを廃止。特別に制作したパイプベンチは、横並びになる事で心理的にも会話が弾むのだそう。

  • 10部屋あるミーティングルームはすべてインテリアが異なる。来客の話のネタにもなっている。

    10部屋あるミーティングルームはすべてインテリアが異なる。来客の話のネタにもなっている。

  • 音響機器を備えたプレゼンルーム。有名な職人による砂壁と、天井には和紙をあしらう。

    音響機器を備えたプレゼンルーム。有名な職人による砂壁と、天井には和紙をあしらう。

オフィストレンド3 「リラックス&集中できる作業効率のいい空間」

「フロアのどこからも全社員が確認できるよう、ワンフロアでオープンな空間にこだわりました。あとは社員が集中できる環境作りですね。最近は『執務室の中にカフェを作ってほしい』という受注も増えていますし、集中ルームのような作業部屋を作った事例もあります」(坂井さん)
連携するチームの間に振り向いてすぐ打ち合わせができる“島”を設けている。こういった実作業に関わるデザインだけでなく、作業効率化のためにはリラックスと集中のバランスが大切と坂井さんは語る。
こだわりポイントPICK UP!
  • 防音設備を備えた集中ルーム。リラックスしすぎないように、あえてハイチェアを採用。

    防音設備を備えた集中ルーム。リラックスしすぎないように、あえてハイチェアを採用。

  • ワンフロアだからこそ、隠れられるスペースを設置することによって、集中とリラックスを保つ。企業ロゴにも使われているひし形をデザインモチーフにしている。

    ワンフロアだからこそ、隠れられるスペースを設置することによって、集中とリラックスを保つ。企業ロゴにも使われているひし形をデザインモチーフにしている。

オフィストレンド4「働き方までデザインする時代へ」

ユニオンテックは設計・施工会社では珍しく「コミュニケーションデザイン事業部」という部署を設けている。担当の阿部さんの仕事はクライアントの想いや要望をしっかりヒアリングして、デザイナーと一緒に設計に落とし込むことだ。

「企業側が自社の現場でワーカーの人たちがどんな風に働いているのか知らないケースが多いと感じます。オフィスの施工では、表面的にかっこよく、おしゃれにしてもそれがワーカーのためになっていないと意味がありません。企業の要望を理解し、ワーカーの想いを吸い上げ“じゃあ、こうしましょう”と提案しなければならない。そうなると、すでに決まっている間取りやビルのテナントではやれることに制限がでてきます。物件の間取りによる施工の制約をなくすためにも、今後、オフィスデザイン業界は物件選びからお手伝いをするような時代になっていくと思います」(阿部さん)


どんどん会社がオシャレ化しているように見えるが、効率性や機能性を追求した結果生まれたものだとわかった。オフィスのデザイン化はこれからも加速していきそうだ。
ユニオンテック 「UT SPACE OFFICE」

(Sponsored by ユニオンテック)

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