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男性フリーアナで一人勝ち? 大御所に匹敵する羽鳥慎一アナの安心感
意外と情に厚い? 「ゴチ」での号泣エピソード
「『人生が変わる』は局アナ時代からMCを務めていましたが、古巣の日テレさんの仕事がいまだに続いているのは、羽鳥さんの誠実な人柄があるからこそでしょうね。自ら尊敬すると語るナインティナインさんとは、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の「ゴチになります!」で長年共演し、フリーになった今でも同企画の進行役を務めています。かつてレギュラーだった江角(マキコ)さんがクビになった際、羽鳥さんは人目もはばからずに号泣して、矢部(浩之)さんが『司会者失格や!我慢せなあかん』と叱咤したという“名場面”もありました。そうしたエピソードにも羽鳥さんの優しい性格が出ていると思います」(エンタメ誌編集者)
尊敬する徳光アナらに続く大御所フリーアナへと一直線
「羽鳥さんは、決して大げさなことを言わずに、手堅く確実なことだけを話します。他のゲストよりも前に出たり、でしゃばったりもしません。そうした姿勢が、視聴者に信頼されているのだと思います。『モーニングショー』前番組の『モーニングバード』は視聴率的にも苦戦していましたが、たとえば番組内企画の「そもそも総研」ではその時々の事件や問題の背景をフリップなどを使って丁寧に、わかりやすく、真面目に検証していくなど、ある意味“地味”な努力がジワジワと視聴者に支持されはじめました。この企画でも、羽鳥さんは進行はテレビ朝日の解説委員・玉川徹さんに任せて、自分はあくまで一視聴者の目線で、玉川さんに質問を浴びせるという役割に徹しています」(前出・編集者)
日本テレビから独立して早5年。普通の男性フリーアナなら、“なじんだ局以外でよく見る”という当初の目新しさも薄れ、仕事も落ち着いてくる時期なのだろうが、ここにきて全盛期に入った感がある羽鳥慎一アナ。それも局アナ時代に培ったアナウンス技術、バラエティ番組で鍛えた現場対応力、そしてそれらの能力を活かしながら、番組全体を見渡して、番組の“面白さ”を最優先させる(=自分が前にでない)という“総合力”が、お茶の間に信頼を持って受け入れられた結果だと言えるだろう。羽鳥アナは今、本人も尊敬すると言う大先輩・徳光和夫アナに続く、大御所男性フリーアナへの道を歩みはじめているようである。