• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

岡田圭右が娘・結実との“共演NG”を貫く姿勢 二世タレントと親子関係のあり方とは?

 俳優・高畑裕太の強姦致傷容疑での逮捕・不起訴処分・釈放や、坂口杏里のセクシー女優転身報道など、負のニュースが多い“二世タレント”たち。そんななか、“二世タレントの父”として株を上げ続けている男がいる。お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右だ。娘の岡田結実(ゆい)は、すっかりタレントとしての人気も定着しているが、父・岡田は娘との共演NGのみならず、自らMCを務める番組でも娘に関するコメントはいっさいなく、岡田“らしからぬ”毅然とした態度を貫き通している。仮に共演しても視聴者からのバッシングの可能性は限りなく低いにもかかわらず、なぜ岡田はここまで頑なに娘との共演をNGにするのか? さらに芸能界における二世タレントと親子関係のあり方とは?

共演はもちろん“愛娘トーク”も厳禁! ここまで徹底した“断絶”は非常に稀

  • ますだおかだ・岡田圭右の娘・結実もバラエティで活躍 (C)ORICON NewS inc.

    ますだおかだ・岡田圭右の娘・結実もバラエティで活躍 (C)ORICON NewS inc.

 娘・岡田結実はもともと二世であることを隠しながら、子役モデルとして活動していた。しかし、岡田圭右の娘であることをオープンにし、父親の持ちネタ「閉店ガラガラ」や「ワォ!」を全力でやりきる姿が視聴者からの好感を得ると、大ブレイク。最近も「(父のギャグをやりすぎて)お父さんから“金くれ”って言われる」と発言してみせたり、10月からは日曜午前の人気トークバラエティ番組『誰だって波乱爆笑』(日本テレビ系)の新MCに抜擢されるなど、まさに絶好調。結実が“親の七光”だけでブレイクしたわけでないことは、視聴者の誰もが納得するところだろうし、むしろ父娘共演の“ダブル閉店ガラガラ”を待望している状況にあるのだが、いまだに父・岡田は共演をNGにし続けており、自らがMCを務める『PON!』(日本テレビ系)ですら、娘に関しては口を閉ざしている。このような二世タレントの親子関係は特別なのだろうか?

 「超大御所・明石家さんまさんと娘のIMALUさんも“共演NG”ですが、お互いのことはメディアで話題にしています。先日放送された『しくじり先生〜俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)でも、IMALUさんは幼くして別れた父・さんまさんとのエピソードや、二世であることにうぬぼれた自分を赤裸々に告白して、大きな話題を呼びました。さんまさんにしても、IMALUさんが誕生して以来、たびたび“ウチの娘が…”と発言しています。親と子の活動現場や仕事のジャンルが違う場合は(Dragon Ashの降谷建志&俳優・古谷一行、OKAMOTO’Sのハマ・オカモト&芸人・浜田雅功など)、“デビュー当初は隠していたが後に告白、でも父親をリスペクト”的な流れもありますが、お笑い界で考えれば、岡田さんの姿勢は異例ですね。ふたりともそれぞれスキルもあるし、共演があっても全然おかしくありません。もちろん視聴者からの反発もないはずですが…」(バラエティ番組制作会社スタッフ)

徹底した“手を差し伸べない”スタンスは、二世タレントとしての将来への展望を開く?

 実際、現在の芸能界の二世タレント状況を眺めると、高橋英樹・真麻父娘のように割り切ってベタな活動をするか、適度な距離感を保ちながら共に活動していくかの二択のようだが、この“適度”の線引きが難しいのは、今回の一連の高畑母子の報道を見ても明らか。過去にも三田佳子やみのもんたのように、“いい大人の息子が起こした不祥事を親が謝罪”して様々な物議をかもしたあげく、親のほうが大きなダメージを受けて一線から一時退く、というパターンも多かったのである。

 「二世タレントさんたちの不安定さと言いますか、危うい状況を考えると、『岡田家の家訓で親子共演はNG。子どもに関してはいっさい発言しない』という岡田さんのスタンスは、非常に賢明だとも言えます。子どもが二世であることに甘えてしまうということもありますが、それ以上に視聴者は敏感で、少しでも親や周囲が二世タレントを甘やかしているとわかると興ざめしてしまい、“やっぱり二世は…”とさらにバイアスをかけて見てしまう。本来の実力の評価すら損なってしまう可能性があるんです。そんな厳しい視聴者の目から見ても、結実さんは“しっかりした娘”と見られているし、ひとりの自立したタレントとしてまっとうな評価を受けている。そもそも親が甘やかしてないので、娘も増長しないし、当然好感度も高い。結実さんに徹底して“手を差し伸べない”という岡田さんの態度こそ、本当の“親心”と言えるかもしれませんね」(バラエティ番組制作会社スタッフ)

 高畑淳子は、自らが出演する大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)で高畑裕太との“母子共演”を希望しており、しかも実現直前だったと一部では報道されているが、結局それも夢に終わったようだ。メディアでは明るいキャラクターで知られている岡田圭右だが、「家では厳格な父」と結実が言うように、芸能人としてではなく、ひとりの人間として娘を育ててきているのだろう。父親が芸能人だからといって、タレントとして独立した存在として岡田結実を視聴者は観ているため、好感度が高いまま、変に二世タレントとしてカテゴライズされない。むしろ“親子共演”を徹底して避けてきた岡田圭右のようなスタンスが、二世タレントとしての将来への展望を開くのかもしれない。

あなたにおすすめの記事

 を検索