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アラフィフ松本伊代、揺るがぬ“16歳ブランド”
バラエティ番組には現役アイドル顔負けのキュートなコスプレ衣装で登場し、芸能イベントでは持ち前の“天然キャラ”で笑いを取る一方、今でもれっきとした“アイドル歌手”として、音楽番組やフェスで変わらぬ歌声を披露している。女優やママタレへの転身など、歳を重ねるごとに路線変更する往年のアイドルたちが多い中、なぜ松本は“永遠の16歳”であり続けることができるのだろうか?
花の82年組! 国民的な“妹キャラ”で一世を風靡
「『ボンカレー』のCMで、“だってぇ、らっきょうが転がるんですものぉ〜”とケラケラ笑うシーンもまだ印象に残っています(笑)。伊代さんは、当時から明るく朗らかなイメージが強かったですね。『TVの国からキラキラ』なんて、今考えるとぶっ飛んだ曲も歌っていましたが、それがサマになる“不思議ちゃん”っぽさもありました。短大生になって『オールナイトフジ』(フジテレビ系)の司会を務めると、“女子大生アイドル”的な扱いもされましたが、番組中に自分の本の感想を求められて“まだ読んでないんですけどぉ”と発言して、ゴーストライターが書いたことをはからずも暴露してしまう、天然っぷりを見せつけていました。まあ、その天然さは現在でもあまり変わってないようですが(笑)」(エンタメ誌編集者)
伊代を“永遠の16歳”で居させ続ける、夫・ヒロミの包容力
そして、2014年頃から再ブレイクするヒロミが、「子どもが伊代を泣かした時、“オレのオンナを泣かすな!”と叱った」、「料理や家事はできないけどカワイイ」、「“今日は夫婦デートの日だから”と外出時に浮かれてオシャレをしている」、などなど、ことあるごとに松本の普段の天然なエピソードを披露すると、いつまでも変わらないその少女ぶりに世間も驚き、松本自身もまたバラエティ番組等に再登場するようになるのである。
そうした、少女、天然キャラも、ヒロミが長い間テレビから離れていた時期に(実際は実業家として活動)、松本が夫を支えていたという“良妻賢母”の部分を視聴者も知っているからこそ光るのであろう。同時に、『やついフェス』などの音楽イベントや日本最大級のファッションイベント『東京ガールズコレクション』にも呼ばれるなど、松本自身もアイドル歌手としてのポテンシャルをキープし続けてきたのである。
それにしても五十路とは思えない、若々しさや可愛らしい容姿には驚きを禁じ得ないが、それもやはり松本伊代がデビュー当時からの純真さ、明るさを失わないでいる“永遠の16歳”だからなのかもしれない。