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同期・羽鳥とは対極、それでも“日テレの良心”であり続ける藤井貴彦アナの魅力
「好きな男性アナ」でも圏外……だが、スタッフや同僚からの信頼は厚い
一方の藤井アナは、残念ながらランクインすることもなく、むしろ羽鳥アナとは“対極”の位置にいるとも言えるが、当初は高身長の羽鳥と合わせて“日テレタワー”と呼ばれていたという。現在は夕方の3時間ニュース番組を担当する看板アナであるが、かつては局アナの“必須科目”とも言うべきバラエティ番組にも出演し、『投稿!特ホウ王国』のレポーターや『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』なども担当。ちなみに『ズームイン!!サタデー』のマスコットキャラ“サタボー”は、藤井アナをモデルにしているという。これもちょっとした“藤井トリビア”だろう。
“そらジロー以下”の存在感が最大の武器
「でも、存在感が薄いというのは、局アナとしては最大の褒め言葉かもしれないですよ。古館(伊知郎)さんがちょっと私見を述べるだけでネットなどで叩かれる今、報道番組のメインキャスターに求められているのは、事実を正確に報道する能力なんです。それに生放送番組のメインで大切なのは、周囲を活かしながら番組を確実に進行させる能力。逆に言えば、存在感が薄いということは、番組を完全に掌握している結果でもあるんです」(報道番組制作スタッフ)
不遇感漂うも、確立した“日テレの良心”というポジション
さらには日テレのサイトの公式プロフィールで、「心があたたかくなる言葉は?」との問いに、「藤井さん、ヘリコプターの生映像で1分くらいしゃべってください」と答えるなど、どこまでも局アナとしての本分をまっとうしようとする藤井アナ。派手な人気フリーアナもいいが、藤井アナはこれからも夕方の顔として、安心感・安定感のある生放送を届けてくれるだろう。今までは、どことなく“不遇感”が漂っていたきらいもなきにしもあらずだが、自分の道を曲げずに腕を磨き続ける藤井アナのアナウンス道に陰りはない。