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ORICON NEWS
悪女キャラで需要拡大 それでも菜々緒が嫌われないワケ
媚びないストレートな発言も同性から嫌われない要素のひとつ
この“悪女キャラ”に関しては本人も意外と気に入ってるようで、「悪女のキャラクターが自分の中でも定着している実感がすごくある。どんどんレベルを上げていきたい」「(女王様キャラは)もしかしたら私が一番輝ける場所かもしれない」などと各記者会見で発言している。また、プライベートでも悪女と思われているのでは? との質問には、「性格はわりとオトコっぽいので、世間的なイメージはあまり気にしない」と笑顔で答え、「友だちからは『悪女ばっかりでかわいそうだね』って言われるんですけど、逆に街中を歩いていても怖がられて声をかけられないから楽」とまで発言。そうした、女子力をやたら発散することもなく、媚びたほのめかしもないストレートな部分が、菜々緒が同性から嫌われない要素のひとつでもあるようだ。
持ち前の美貌やスタイルが、“悪女っぷり”を引き立てる好材料として機能
もはやモデルタレントとしてのキャラを超越してしまった菜々緒。マイナスイメージもつきやすく、アンチの対象にもなりやすい悪女役を正々堂々と何作も演じてきた結果、すっかり悪女キャラが板についた。ネットなどでも一周回って高評価が増え、そのあけすけな潔い性格も相まって、女性たちに嫌われないどころか尊敬・憧れの対象にすらなっているようだ。今では菜々緒持ち前のその美貌やスタイルでさえ、悪女っぷりを引き立てる好材料として機能するにいたっている。
菜々緒は自身も語っていたように、今後もますます“悪女”ぶりに磨きをかけていくことだろう。演技力などにまだまだ課題はあるものの、悪女としてのただならぬオーラや凄味、勢いで言えば現時点でNo.1の悪女役女優と言っていい。これからの本人の努力しだいでは、沢尻エリカのポジションを“好感度”を上げた形で奪い取る日も近いかもしれない。
(文:五目舎)