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ブレイク中の“ユニセックス系オネエ”GENKINGって何者?

 サラサラの金髪ロングヘア、ビジュアル系バンドのボーカルでもやっていそうな超イケメンだが、トークはオネエ。マツコ・デラックスやミッツ・マングローブをはじめ、“オネエタレント”がテレビ界に大量進出しているなか、新型オネエ(自称ニューキャマー)のGENKING(ゲンキング)の勢いが止まらない。今や、月に30本以上のテレビ番組に出演している彼だが、なぜそこまで人気があるのか。その理由を探ってみた。

美に対する追求心で、自らがお手本となることが、最大の強み

 GENKINGがテレビに初登場したのは、今年3月1日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)。タレントの鈴木奈々の“気になる人”として登場したのだが、そのイケメンフェイスと、繰り出されるオネエ口調とのものすごいギャップ、違和感が視聴者たちの興味を引いた。テレビ初登場にしてオネエを告白したインパクトもあって、「GENKINGっていったい何者だ?」と騒然となったのだ。そもそも彼は、昨年まで「8年間、専業主婦をやっていた(旦那は男性)」(本人談)らしいが、その家事の合間に更新していたInstagramで、「あの美男子は誰だ?」と話題になり、フォロワー数が13万人を超えたところで、現在のサクセスストーリーが始まる。もともとはヘアメイク&スタイリストであり、自らのファッションブランド「BADASS」を立ち上げているマルチクリエイター(自称)だっただけに、芸能人との交友関係も広く、Instagram上では榮倉奈々、今井華といった女優、モデルたちとの写真を公開し、金子賢とは“男女? の仲”を噂されるほどだった。

 そんな彼の一番のセールスポイントが、美に対する並々ならぬ追求心だ。実はあの金髪ロングヘアはエクステなのだが、週に2回は美容院に通い、エステは身体の各部位ごとに店を替え、多いときは1日に7軒はしごするという。さらには、2週間に一度は「鼻毛の脱毛」にも通っているとも。こうした努力の甲斐があってか、女性もうらやむ“美髪”“美肌”をキープし、「最近、GENKINGさんみたいな髪型にしたいという女性が増えた」(美容師談)というほど、女性からの支持を得ているのだ。女性にとって、最大の関心事でもある美容のお手本的な立場にいることは、彼にとって最大の強みだと言えるだろう。

引き出しが多く、主婦層にウケる要素も

 彼は、今後もタレントとして、さらなる飛躍をしていくのだろうか。“ユニセックスタレント”を自称し、男性としても圧倒的なイケメンぶりを発揮するだけに、ある程度、他の数多くのオネエタレントとの差別化にも成功しているといえるだろう。ただ今は、ファーストインパクトの強烈さ、“ナゾのイケメン”“あいつは何者だ?”といった視聴者の好奇心、興味から、テレビに出演する機会が増えているというのも事実。いわゆる“一発屋”オネエに終わる可能性も皆無ではない。しかし彼には、“料理上手”だったり“安い服をリメイクする”などの引き出しが多く、主婦層にもウケる要素を持っているので、今後もワイドショーや情報番組でも需要がありそうだ。さらに、「朝起きたときの気分で、今日は男っぽくいくか、女っぽくいくかを決める」(本人談)というだけあって、オネエ(女性)寄りの姿だけではなく、ときには、かっこいい、男っぽい姿をも発信することができれば、“男性のファッションリーダー”的ポジションまで確立できる可能性を秘めていそうだ。これからも、息の長い“オネエ”タレントとして、さらなる活躍を期待したい。

(文:五目舎)

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