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高畑充希に密着『サプライズも大成功!!“シンデレラ”イベント裏の素顔』

ディズニーの物語のなかでも世界で最も親しまれている『シンデレラ』が実写映画化され、4月25日に公開される。日本語吹替版でシンデレラの声優を担当する高畑充希が、王子役の城田優とともに出演したイベントの舞台裏に潜入! シンデレラふうのドレスに身を包んだ高畑の密着レポート☆

バックステージを公開!イベントが終わってほっとひと息

ミッションがたくさんあるので成功するか不安

 イベント開始の10分ほど前、バックステージの控え室から高畑充希が姿を現した。映画でヒロインが着ているのと同様の青いドレス。少しはにかむような笑みを浮かべながら、長い裾を軽くたくし上げて廊下を歩き、待機スペースへ。白タイツの王子に扮した城田優と言葉を交わし合ったあと、スタッフからの進行の確認にうなずく。城田が互いの衣裳を見やりながら「これでミュージカルやりますか?」というと、高畑も笑いながら「やっちゃいましょう!」と答えていた。

 映画でイギリス生まれのリリー・ジェームズが演じた金髪のシンデレラに対し、高畑はスタッフとの雑談で「私は着物顔なので」と話していたが、鮮やかなドレス姿は誰が見ても可愛らしい。

「ドレスを見たときはすごく(テンションが)上がったんですけど、いざ着ると緊張しますね。背筋がピンと伸びる感じ。本編と一緒でここ(胸元から肩にかけてのレース)に蝶がたくさん付いていて可愛いです」

 出番直前にそう語った。イベントでは彼女の登場シーンに加え、この時点では城田に知らせていない“魔法”をサプライズで披露することになっていて、「舞台より緊張します。ミッションがたくさんあるので、成功するか不安です」とも。

ディズニー名シーンさながらのサプライズ

 そして、イベントがスタート。まず王子の城田がステージに登場し、「魔法でシンデレラを登場させます」と宣言。舞台の後方にカボチャの馬車が描かれたパネルがあり、真ん中から左右に開かれると何もなかったが、城田が「ビビデバビデブー」と呪文を唱えて再び開くと、そこにシンデレラ衣裳の高畑が現れた。物語のシンデレラが舞踏会に到着した名シーンさながら。高畑は両手をお腹の前で組み、しずしずと王子の城田の隣りに。

 トークでは、吹替版の声優を務めたことについて「最初はディズニーのシンデレラの存在が大きすぎてピンとこなかったんですけど、声を入れるときになって鳥肌が立ちました。すごく嬉しかったし、いろいろな人に自慢しました」と語った。シンデレラの印象は「耐える女のイメージがあったけど、映画では芯が強くて、今の人が憧れる女性像だなと思いました」とのこと。

 ここでいよいよサプライズを披露することが告げられる。「えっ、何ですか? 聞いていないです」という城田を「聞いてないからサプライズです」(高畑)と受け流すと、ステージには台に乗ったガラスの靴が。高畑はその前に黒い旗をかざして「何に変わるでしょうか?」と言いながらユラユラと揺らす。「3、2、1」と旗を上げると、ガラスの靴がチョコレートの靴になっていた。「すごい! どうやったの?」と驚く城田に、高畑は「ナイショ」と満足気な笑顔を浮かべる。プレゼントとして、チョコレートの靴を城田に手渡した。

 最後に「声を当てながら映画を観たら、想像を越えて遥かに美しいし、登場人物がリアル。感情移入する場面がたくさんありました。女性も男性も小さい子もおじいちゃん、おばあちゃんも、観て良かったと思える映画じゃないかと思います」とアピールして、イベントは終了。

 その後の囲み会見では、吹替について城田と「すごく可愛かったのでビックリ」「王子、って感じ」と称賛し合いながら、「実写で役者さんが画面でお芝居をしているので、自分も中に入ったような感覚でした。感情(の起伏)がすごいから、自分も泣いてしまったり、鳥肌が立ったり。思った以上にグッタリしました」(高畑)とアフレコでの演技について語った。

 バックステージに戻ると、「こんなに緊張したのは久々です」と言いながら、晴れやかな表情を見せる。大成功した魔法は「いかにバレないようにうまくやるか、話しながらやるのが難しかったです。城田さんがビックリしてくれて本当に良かった」とニッコリ。城田から「マジでビックリした。先に打ち合わせをしていたの?」と聞かれると、「城田さんが来る前にしっかりやっていました。『ゆっくり来て』って思いながら」と茶目っ気を見せた。

アフレコ収録にも密着!高畑充希の今の気持ちとは!?

ふたりの歌声が重なりあって広がる魔法―デュエットレコーディング

 引き続き、エンディングテーマ「夢はひそかに」のデュエットバージョンのレコーディングのためにスタジオへ。ふたりで一緒にブースに入り、まずは高畑がひとりで歌う。澄んだ美しい声でバラードを歌い上げて申し分なく聴こえるが、ディレクターは「だいぶ良いです」としながらも、1テイク録るごとに細かく指示を出していく。「“愛を”の後で1回ブレスしましょう」「そのフレーズは1番はスーッと、2番では粘って」「そこで言葉はもう少しはっきりと」などなど。そのたびに高畑は「はい」と答えて、丁寧に歌い続ける。ピッチやテンポなどテクニカルな面と感情の乗せ方を両立させるのが課題のようだ。高畑も「今のはテンポに気を取られました」と言いながら、完成度を高めていった。

 ひと通り歌って、城田に交替。座って聴いていた城田は「心地良くて眠くなっちゃいました(笑)」と冗談を言いながら歌い始めた。ふたりの声が重なり合うと、個々の歌をさらに越えたスケール感が広がるのは、まさに魔法のよう。包み込むような優しさが感じられる仕上がりになりそうだ。

 高畑充希は、ここ最近でも連続ドラマ『問題のあるレストラン』、舞台『いやおうなしに』などに出演。それに加え、この『シンデレラ』のアフレコやレコーディングと引っ張りだこの状態。演技力や歌唱力が評価されてのことだが、これまでは脇を固めるタイプで主役は少ない。だが、『シンデレラ』吹替版では主人公の役で、彼女の声の演技をたっぷり堪能できそう。そういう意味でも楽しみな作品だ。
(文:斉藤貴志)

シンデレラ

 ディズニー・スタジオが総力を結集し、『シンデレラ』の実写版を映画化した夢のプロジェクト。「本当の魔法は、あなたの勇気」──ガラスの靴やカボチャの馬車に代表されるロマンティックなイメージはそのままに、シンデレラの勇気と優しさから生まれる“奇跡の愛”が感動的に描かれていく。絢爛豪華な衣裳と美術、超一流のスタッフ&キャストとのコラボレーションが可能にした、ディズニー・ラブストーリーの原点にして頂点。

出演:リリー・ジェームズ ケイト・ブランシェット ヘレナ・ボナム=カーター リチャード・マッデン
日本語吹替版声優:高畑充希 城田優 
4月25日(土)全国公開
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