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黒島結菜インタビュー『うらやましかった 恋する純粋さ』

ドラマ、映画、CMと昨年から今年にかけて瞬く間にメジャーシーンでの活躍の場を広げている、ネクストブレイク最前線の新鋭女優・黒島結菜☆ この春、高校を卒業し、新たな道を歩みはじめた18歳の素顔に迫るロングインタビュー! 初々しさがあふれる恋愛トークも!!

寂しいのかなって思っていたけど…

──高校生活も学生服もこの3月で卒業ですね。
黒島無事に卒業しました! 寂しくなるのかなって思っていたんですけど、実際はそれほどでもなかったです。制服はまた役でも着る機会があるのかなって思うので(笑)。

──これからの進路は?
黒島大学生活が始まるので、その楽しみの方が大きいです。しっかり大学を卒業したいので、学業と女優業を両立させながらがんばっていきたいと思っています。どういう選択をしたらいいのか悩んだ結果、自分がやってみたいと思うならやってみよう! とこの道を決めました。

──応援しています! そんな新たな門出の日に『ストロボ・エッジ』が公開。演じた真央はとても愛らしくて、自分の気持ちに正直であるからこそ人を傷づけてしまう女の子でしたが、黒島さん自身は真央をどういう女の子だと捉えて演じたのでしょう?
黒島真央は後半から登場するキャラクターで、みんなの恋がうまくいきそうなところをかき乱す役。その人のことが好きだからの行動ではあるんですけど難しくて……。原作も読みましたがどう演じたらいいのかすごく難しくて、現場で廣木(隆一)監督といろいろ話し合いながら役を作っていきました。
──原作は台本の後に読まれたんですか?
黒島はい。私、漫画をあまり読まないので、オファーをいただいてから読みました。

──そうなんですね。初めて漫画の『ストロボ・エッジ』を読んだ感想は?
黒島すごくおもしろかったです。それぞれのキャラクターがみんな純粋でいいなって。私、仁菜子と大樹の関係性が大好きなんです。映画では、その部分はそこまで深く描かれていないのが残念でしたけど、原作の世界観をそのまま表現している気がしました。

──これをきっかけに漫画にハマったりは……?
黒島……それはなくて(苦笑)。どちらかというと漫画より本を読む方です。ゲームもやらないんです。

あそこまで人を好きになったことがない

──どんな高校生だったんですか?
黒島部活でバドミントンを一生懸命やっていました。身体を動かすのが好きなんです。

──そういう活発さは真央役にもつながっていますね。そして、真央もヒロインの仁菜子もそうですが、この映画のテーマは「好きな人に、好きな人がいても好き」。黒島さん自身はそういう状況になったら?
黒島実は、「好きな人に、好きな人がいても好き」っていう気持ちが分からなくて。自分がそういう状況になったら諦めちゃうんです。

──どんなに好きな人でも?
黒島というのは、私、真央や仁菜子のようにあそこまで人を好きになったことがなかったので、だからこそ彼らの恋する純粋さがすごくうらやましいって思いました。
──先ほどの「どう演じていいのか難しかった」というのは、そこから来ているんですね。
黒島そうなんです。私がそこまでの経験をしていないから難しくて。相手のことを好きだから、好きすぎてああいう行動をとってしまう、というのが難しかったです。

──どうやって真央に近づいていったんですか?
黒島でも、好きっていう気持ちは知っているので、とにかく相手のことを好きでいる、ずっと好きでいるようにしていました。

──廣木監督からはどんなアドバイスが?
黒島クランクインのときに、真央は強いか弱いかという話をしたんです。真央にとって仁菜子ちゃんは先輩、その先輩に向かって強いことが言えるので「真央は、強いけど弱いです」と言ったら、じゃあそういう感じでと(笑)。

──答えはないわけですね。
黒島そうなんです(苦笑)。しかも初日は何度も何度もテイクを重ねるんですけど、その演技が良いのか悪いのか何も言われない。もう、わけが分からなくなって……。でも監督は毎回カメラが回る前に、真央はどういう気持ちなのか、どういう状況なのか(ヒント)を言ってくれるので、それはすごくやりやすかったです。

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