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BEYOND2020『アニメCM が海外でも話題、琉球銀行のPR展開』

 沖縄の地方銀行、琉球銀行のロボットアニメーションを使用したCM“グレート☆リュウギーン”が、一地方銀行のCMにも関わらず、「無駄にクオリティが高すぎる」とSNS等で拡散され、ニュースサイトでも取り上げられるなど話題を集めている。アニメーションを手がけたのは、機動戦士ガンダムのキャラクターデザインを務め、アニメ映画の監督としても活躍する大張正己氏。同行では14年にも、3DCGアニメーションで制作した2人組女性ユニット(「琉空(るら)」、「琉海(るみ)」)を使ったCMを制作している。

 同行で、PR 戦略を専門に担当する伊禮真氏は「目的は顧客の獲得、特に若年層の興味関心を引くこと」と語る。加えて、「今は、とにかく目立つこと、あらゆる手段を使って、外へ発信していくことが地方に求められています」と企画意図を説明する。

 YouTube等へCMを配信する際には、フランス語や英語の字幕も付けることで、海外でも“日本は銀行でもこんなクールなCMを作るのか”と盛り上がりを見せた。こうした琉球銀行の試みは、売上向上という本来の目的からすれば過剰とも言えるかもしれない。伊禮氏は「マネタイズの前に、まずはこちらへ目を向けていただくことが最重要」と強調する。地方創生は政府の重要施策の1つでもある。海外からも注目を集める琉球銀行の積極策は、今後も増加するであろう地方からの発信と、エンタテイメント業界との連携の可能性も示唆している。

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