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ORICON NEWS
劇団ひとり『僕は信頼してもらえているのかな?』
ミスから生まれた大きな感動!?
ひとり僕が発したセリフに相手は……。“目を剥く”とはまさにこのことだと思いましたよ。ゾッとしましたね。……しばらくはお会いできないです。
――(笑)!
ひとりおそらく相手の俳優さんは(僕との共演に)NGを出していると思います。昔『キス我慢選手権』のなかで、赤か黄色の爆弾のコードを切るときに、黄色を切らないといけなかったのに間違えて赤を切っちゃったんですよ。ミスとしてはあれ以来ですかね。あのときはどうにかカバーしたんですけれど、今回は……。カバーしきれないくらいの大きなミスをしてしまいました。
――いやいや、あれで感動が増しました。
ひとり(笑)
いつもワクワクして仕方がない
ひとりまだ観ていないです。自分が追い込まれている姿を観るのはつらいというのもありますね。キス我慢はそれを楽しむものではあるのだけれど、当の本人としては実はなかなかつらくて。3日くらい休みがあるときとか、いくら酒を飲んでもいいときとか、気持ちに余裕がないとなかなか観られないですね。
――ひとりさんは『陰日向に咲く』や『八日目の蝉』など名作映画に多々出演されていますけれど、それらの作品と『キス我慢選手権』では、役者として(?)向き合う際の気持ちが違いそうですよね。
ひとりゼンゼン違います。『キス我慢選手権』は『キス我慢選手権』でしかないんです。映画なんですけれど映画の仕事とも違うし、芸人としての仕事、役者としての仕事とも違う、特別な仕事ですね。この感覚はほかでは決して味わえない。だから芸人としての心構えとも役者としての心構えとも違います。とにかく真っ白な状態にして、自分でこうしてやろうとか考えずに放り込まれて、そのなかで柔軟性を持って対応していこうと思っているんです。ただ、気持ちだけは作らなくちゃいけなくて、撮影の合間でも集中力を途切れさせないように音楽を聴いたりしています。ややこしいんですけれど、それは映画やドラマの撮影の待ち時間ともゼンゼン違うんです。ただ、いつもワクワクして仕方がない。
――『キス我慢選手権 THE MOVIE』は、シリーズ化されていくんでしょうか?
ひとりそうなるとおもしろいなとは思いますね。僕は『キス我慢選手権』が好きなので主演でやっていきたいと思っていますけれど、客観的に考えるとほかの方が主演のを観たい気持ちもあるんですよ。とくにお芝居を生業としている人にやってもらいたいな。『キス我慢選手権』を一番楽しめるのは、観ている人、作っている人ではなく、主演だと僕は思っているので。ぜひほかの方のを観てみたい。第一希望は、西田敏行さん。絶対におもしろいし絶対に泣けると思うなぁ。
(文:三沢千晶/撮り下ろし写真:逢坂 聡)
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ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ
制服姿の劇団ひとりが、ある場所へと連れていかれアイマスクを外すと、そこは階段の踊り場。ボロボロの制服を身に纏った女子高生・亜衣(上原亜衣)に導かれるままさらに進むと、そこは血まみれの人たちが倒れている屋上だった。戸惑うひとりに順平(安井順平)が「省吾、逃げろ!」と声をかけるが、仮面をつけた男に操られた亜衣の超能力にコントロールされ、体が動かない。
そして省吾は殺されて命を落とす。物語冒頭でいきなり主人公が死ぬという「キス我慢」史上、もっとも謎に包まれたオープニングに、ウォッチングルームのMC 陣も惑いを隠せない――。
出演:川島省吾
おぎやはぎ バナナマン/福士誠治 中尾明慶 柄本時生 安井順平
上原亜衣 小島みなみ 白石茉莉奈 松丸友紀 三四郎 東京03 深水元基
マキタスポーツ 入江雅人 戸次重幸 近藤芳正 伊藤英明
2015年10月17日(金)公開 【公式サイト】
(C)2014「キス我慢選手権 THE MOVIE2」製作委員会
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