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(更新: ORICON NEWS

夏まゆみ『ナイナイらとの出会いで指導者として覚醒』

モーニング娘やAKB48の振り付けを担当し、“怖い夏先生”としてもお馴染みの夏まゆみが初のビジネス書『エースと呼ばれる人は何をしているのか』を出版。ORICON STYLEではインタビューを敢行!! アイドルたちの貴重な舞台裏や、芸能界で大成するためのアイドルとしての資質につて独自の視点で語ってくれた。

「夏先生、レズ疑惑!」っていうデマが流れて(笑)。

――そのような経験があったからこそ、モーニング娘やAKB48の指導に活きたんでしょうね。“怖い夏先生”というパブリックイメージは、ダンスを教える際にはプラスに働く方が強いんじゃないですか? 先生と生徒という関係性を明確にしやすいというか。
ん……でも、逆に「あの先生じゃイヤ!!」っていう子たちもいましたよ。でも、マネージャーさんとかが「絶対、夏先生がいい」って説得してくれて何とか振付したタレントさんもいたり(笑)。

――あまりに怖そうだから、タレント側がNG(笑)。
あと、厳しく指導するには男にならなくちゃ!っていう思いが強すぎて、モーニング娘。を指導していたとき、周りのスタッフから「夏先生、レズ疑惑!」っていうデマが流れて(笑)。

――アハハハハ! 乙女な夏先生としては辛いですよね(笑)。モー娘。以降は、さらに大所帯のグループを指導していくので、今作にも記されている“言葉力”が更に重要なファクターになりますよね?
如何に様々な言葉を駆使するかでダンスに対する向き合い方が変わってくるんですね。「この言い方でダメならこう言った方がいいかな?」とか。特に大所帯の場合は人によって伝わる言葉の種類が違ってくるので、ひとつの表現でも5種類くらいの言葉を用意してましたね。

私はダンスを通して“生きる姿勢”を教える

――それは言葉力も鍛えられますよねぇ。夏先生を見ていると、振付師という枠を飛び越えて教育者に近いと言いますか。
そうですね(笑)。自分がやっているのは、ダンスを教えることではなく、人を育てることだと思っています。ダンスを通して“生きる姿勢”を教えるというか…。

――それも夏先生がダンスという絶対的なツールをお持ちだからなんでしょうね。
あぁ、そうでしょうね……実は、モー娘。の「LOVEマシーン」以降は、振り付けにも注目が集まって嬉しい反面、“振付師”と呼ばれることに何か違和感を覚えました。

――生徒には嫌われるし、レズ疑惑は出るし…。
そうそう(笑)。でもね、ダンス指導者や振付師という肩書ではなく、教育者として道しるべになると考えたら、こんなに面白いことはないなって! もう結成前から関わることが多すぎて、自分の肩書きを“立ち上げ屋”にしようかなって思ったくらいでしたから(笑)。

⇒ 次のページ【出会った中で最高のアイドルは!?】

Infomation

『エースと呼ばれる人は何をしているのか』(サンマーク出版)発売中。

≪目次≫
・なぜ私は前田敦子を合格させたのか?
・眠っている「底力くん」に会いに行きなさい
・一流の人ほど休憩時間の使い方が一級品など。

関連リンク

≪Interview1≫ナイナイらとの出会いで指導者として覚醒
≪Interview2≫モー娘。振付時にレズ疑惑が!?
≪Interview3≫出会った中で最高のアイドルは!?

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