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オダギリジョー「困難は乗り越えるしかない」
困難な作品ゆえに人生の“糧”になった
スペイン語以外の面でも、ハードルの高い作品でした。阪本監督は自分に厳しい人ですし、妥協や甘えを許す人ではありません。でもそのプレッシャーが、高い緊張感と集中を保つ原動力になってくれました。準備から撮影まで、過酷ではありましたが乗り越えられたことは、役者として以上に、一人の人間として自信に繋がったのは間違いないですね」
日本での撮影とは全てが異なる環境。ハードルを越えるために、くじけそうなときの乗り越え方について聞いた。
手を抜く、ごまかす、逃げ出す・・・つらい時の人間の行動や乗り越え方もいろいろあるなか、「困難は乗り越えるしかない」と言い切る強さの源とは。自らの力になっているものはなんだろうか。
「それは…結局のところ“努力”ということになるんじゃないでしょうか? 例えば、スペイン語を憶えていくことも、もちろん、本当に嫌になることの連続なんですよ。でもひとつずつ“今日は一つAの発音をクリアしよう”ってクリアした時の喜びを感じていくしかない。進歩を実感できれば、その次も進んでいける気になりますよね」