俳優の中島裕翔が、2027年4月に上演される新国立劇場2026/2027シーズン演劇『見えざる手』で主演を務めることが決定した。中島は、テロ組織に誘拐されたアメリカ人銀行員ニック・ブライトを演じる。あわせて共演者と公演日程も発表された。 同作は、『ディスグレイスト』でピュリッツァー賞を受賞したアメリカの劇作家のアヤド・アクタルによる資本主義と信仰、暴力と倫理が交錯する密室劇。9月から新たに就任した新国立劇場・演劇芸術監督の上村聡史氏が掲げる「現代的、国際的、批評的」な作品づくりの第2弾として、上村氏自身の演出で上演される。上村氏と中島がタッグを組むのは、『みんな鳥になって』(2025)以来、2度目となる。 物語は、パキスタンでテロ組織に誘拐されたアメリカ人銀行家ニック・ブライトが、自らの身代金を稼ぐために市場取引を持ちかけるという意外な提案から始まる。ニックの金融知識はやがて組織に巨額の富をもたらすが、その過程で理念や信仰が揺らぎ、金に支配され欲望がむき出しになる人間の姿が、張りつめた緊張感のなかで展開される。
2026/10/31