小野不由美氏のファンタジーシリーズ『十二国記』の7年ぶりとなる新刊『幽冥の岸』(9月17日発売)の書影を公開した。2019年発売の『白銀の墟 玄の月(一〜四)』につづく、全4編収録の短編集となる。また、『十二国記』シリーズの電子書籍化も決まり、17日より順次配信される。 7年ぶりの新作『幽冥の岸』は、「生きる」──その理(ことわり)を知るは唯一。琅燦(ろうさん)は、黄海に暮らす娘。戴国から訪れた男は、妖獣を狩ることを生業とする民の逞しさを知る。琅燦にとっては、男が語る国や政(まつりごと)が標となる──運命の邂逅(であい)を描く「異邦の客」。神獣たる麒麟は血の穢れを受けてはならぬもの。義をもってのこととて、人を殺めた泰麒(たいき)に生きる道は赦されぬのか。表題作「幽冥の岸」ほか、命と対峙し、生きる意味を問う4編を収録している。 『十二国記』は、小野不由美による大河ファンタジー小説で累計1400万部を突破。1991年に刊行された『魔性の子』から始まり、以降30年以上にわたり、熱烈な支持を受けながら書き継がれている。2002年にはNHKにてアニメ化され、2019年には18年ぶりとなる新作長編『白銀の墟 玄の月』が刊行された際には、社会現象ともいえる盛り上がりとなり、オリコン「2020 年上半期本ランキング」1位を獲得した。
2026/09/08